トカゲ&カエル日記

毒性爬虫類彼氏とのほほんお気楽彼女の
     日常あほあほ日記覗いてみる?

禁酒

2006-10-30 18:20:16 | トカゲのあほっぷり
自称「鋼の肉体 ガラスの心 超S級ナルシスト」のトカゲヒロちゃん、オヤジ腹になることを極度に恐れている。(笑)
自宅で筋トレ、休日はプール、最近は会社の後輩とジムに行ったりしてるみたい

それでも思うようにお腹の肉が取れないらしく、とうとう禁酒を誓った!
よく、お酒と太るのは関係ない、おつまみが太るんだって言うよね?
でも、ビール腹って言うくらいだし、皮下脂肪はつかなくても内蔵脂肪はつくんじゃないかな??

ヒロは10年ほど前から、寝る前に焼酎を飲む習慣があるくらいの酒好き。
バーテンをやってた時期もあり、お酒にはめちゃくちゃ詳しいし、新しいお酒を見つけるのも好きみたい。
しかも、
「酒は割ると美味くない!!」
と偉そうに唱え、いつも焼酎はストレートかロック
でも、その眠り酒の習慣を断ってお腹が痩せるならラッキーだし、やっぱり健康にも良くないよね。
私の部屋に泊まりに来るときや、飲み会があるとき以外、普段は飲まないことにしたらしい。
私の部屋で飲むときだって、体にいい黒酢で割るようになった。
焼酎黒酢割り、おぃし~よ~

その分筋トレにさらに力を入れ、代わりに目覚めたのは…牛乳!!
朝は必ず牛乳を飲むらしいんだけど、夜はホットミルクにして飲むらしい。
「ヒロがホットミルク!!焼酎ストレートで飲んでた人が!!似合わねーっ」
腹抱えて笑い飛ばすと、いつものように

「うっしゃーつたっ

トカゲそっくりの目を吊り上げるヒロ。
お風呂上がりに素っ裸で腰に手を当て、さわやかに牛乳を一気飲みする姿は…
下半身にモザイクをかけたくなるわ(笑)





ジブリの常識

2006-10-30 02:35:49 | トカゲのあほっぷり
ジブリ映画のオープニングといえば必ず出てくるのが、となりのトトロ。

私の部屋の電気のヒモには、トトロがぶら下がってます。
立ち上がったヒロの頭と同じ高さなので、よくふざけて頭に突撃させて遊んでる。
トトロを観たことがないヒロちゃん、なんとトトロは大トトロ一匹しかいないと思っていたらしい!
「えー?トトロって一匹じゃないの?」
「違うよっ」
「トトロには大トトロ、中トトロ、小トトロがいるんだよ。
 ナオが好きなのは中トトロ
「へー。俺、一匹と思ってた」

「ジブリの常識!ヒロの非常識!!」

「うっしゃーつたっ

というわけで、非常識なヒロのためにトトロのDVDを観ることに。
なんせ、ナチスドイツをはじめとする歴史、密教や神話を愛するオタクヒロのこと、トトロを観ても子供ぽくてつまんないんじゃないかなって思っていた。
と・こ・ろ・が。
「素晴らしい!古き良き時代のストーリーだ!ジブリの中でこれが一番!」
と、大絶賛
古き良き時代って…なんじゃそりゃ。
「ナオってトトロに似てるよね~。ほげーっとぬすけてるところがそっくり(笑)」
そう言ってぎゃははと笑う。失礼なっ
しまいには
「俺もトトロに会いたいなー
と言い出す始末。

おいおい…。

翌日、車で郊外に出かけたとき、住宅街が広がる丘に、森(というか林?)を見つけた。
まぁ、どこにでもあるような森なんだけど、信号待ちで止まったときに、ヒロが
「ねぇねぇ、あそこなんかトトロいそうじゃない??」
とマジにワクワクした顔で言ってきた。
「…いるわけないじゃん
真顔で冷ややかに答えると
「いないかなぁ。俺もトトロに会いたいなぁ
本気で言っていた。サンタさんを信じる子供じゃあるまいしっ。
でも、なんか可愛い☆

後日、ヒロが会社の同僚に聞いてみたら、意外とトトロは一匹しかいないと思っていた人が男女問わず多数…。なんて悲しいトトロは三匹だよっ。

でも、なんで小トトロには目だけしかないのかなぁ??




アンチぶよぶよ腹

2006-10-30 02:32:05 | トカゲのあほっぷり
普段からお腹の肉を気にしているトカゲヒロ。
別に太ってはないし、むしろ痩せてすらっとしてる方だと思う。
けれど、どうしてもお腹のぶよぶよが気になるらしく、「発掘あるある大事典」にモニターで出てくる中年太りしたオジサンを見ては

「ばっ!あがんなりたくにゃーっ
(熊本弁で「うわっ!あんなんなりたくない!」の意)

と、絶叫し、オヤジ腹になるのを恐れている。

もちろん、腹筋なんかの筋トレは欠かさないし、プールに行ったりもする。
それでも「腹の肉が取れん~取れん~」と嘆いては、ほんの少し余分な?お腹の贅肉をひっつかんでため息をついている。

モデル業をやっている私としては、ヒロのお腹がぶよぶよしているのは多分姿勢だと思うんだけどな。
どんなに痩せている人だって、猫背でだらっとしていたら当然お腹はぶよっとなる。
外国人がちょっと太めでもカッコ良く見えるのは、背筋がピッと伸びているからだと思うんだ。
背筋を伸ばして、常にお腹を引っ込めるように意識する。
仕事によっては私はお腹を出したり、体のラインがぴったりわかる衣装だったりすることもしばしば。
だから意識してずっと引っ込めた状態を続けていると、やがてそれが当たり前になるのよぉ、これが。

え?ずっと引っ込めたままなんて辛いに決まってるって?
いやいや、職業柄、写真を撮られることだって多い。
お腹ぼっこりの写真が残るくらいなら、辛くとも引っ込めた状態をキープした方がまだマシ!!
冗談抜きで、仕事中心の中で「ふんっ」とかいって気合いを入れている(笑)
さらに、常に背筋を伸ばしていると、お腹まわりの色んな筋肉が鍛えられ、さらに細くなるという。
猫背って、やっぱり老けても見えるし、くびれもなくなるしね。

私は腹筋を始めて6年になる。(すごいでしょ?)
おかげさまで腹筋はうっすら割れ、くびれは未だキープ。
服のシルエットでウエストはやっぱり大事よん。

ウエストは、腹筋で鍛え、日常的に背筋伸ばして腹をっ込める!
これに限るね



ヒロちゃん

2006-10-28 21:01:46 | トカゲのあほっぷり
シーズンはハロウィーン。

ヒロはトカゲに似ている。
が、ハロウィンのカボチャにも似ている。(ごめん)

北九州でデパートじゅうに飾ってあったハロウィンの提灯。
4つも連なってあんまり可笑しいので写メで送ってあげた。
今度ヒロカボチャのぬいぐるみ買ってもらおうっと


初ボーナス

2006-10-28 20:54:00 | トカゲのあほっぷり
私の彼、ヒロの家族はO型一家でみんな気が強いし、みんなざっとしてるらしい。普段細かい所は気にしないのだが、一度ぶつかるとひどいひどい。

ヒロのお父さんは戦争を経験しているらしく、幼い頃B-29に追っかけられたことがあるとかないとか。いわゆる昔のお父さんで、「カラスが白と言ったら白」みたいなコテコテの九州男児&亭主関白だったらしい。

そんなヒロは遅めの子供だったらしく、一番上のお兄さんとは10歳、お姉さんとも9歳離れている。だから小さい頃はかなり甘やかされて育ったとかで、バイク以外はだいたい何でも買ってもらってたらしい。
だからお父さんに文句を言えるのは、家族で唯一自分だけたとヒロは言っていた。

一度エアコン工事の日程をいつまでも決めないお父さんと口論になり、ヒロは拳で壁に穴をあけてしまったらしい(怖っ)

そんなヒロが、
「俺がもし次長に上がれたら、次長になってからの初ボーナスはないと思って」
とある日突然言った。
「なんでー?何か買うの?」
と聞くと、「実はね」
「親父とお袋を中国旅行に連れて行ってあげたいんだ」

ヒロの表情を見て、私ははっとした。ヒロのお母さんは中国の満州生まれ。死ぬ前に一度自分が生まれたところに行きたいと言っていたらしい。だったらどうせなら親父と二人で旅行してほしいと、ヒロはもう一つ役職が上がったらそのとき初めてもらったボーナスは全て両親の旅行代にすると決めた。
いつ連れて行ってあげられるかわからないし、ひょっとしたら無理かもしれないし、もしかしたらそのとき私とヒロは結婚してるかもしれない。

でも両親のためにできることはしてあげた方がいいと思う。
私の父は3年前ある日突然病死した。10代は反抗期だった私。二十歳も過ぎて、これから両親に色々してあげられると思ってたのに。それは永遠に叶わなくなってしまった。だからヒロには、たとえ私たちが結婚していても、両親の中国旅行は叶えてあげて欲しい。
もちろん母は元気に過ごしてる。母にはまだまだしてあげられる。けれど、父が亡くなる一年前に両親は離婚した。だから、たとえ父が生きていたとしても、父のため、母のため、はしてあげられるけど、両親のため、は無理だから、逆に両親のために何かをプレゼントしてあげられるのはちょっと羨ましくもあるのだ。

もちろん私だってヒロが出世した方がいいから、一生懸命サポートするつもり

目の手術

2006-10-26 23:47:11 | トカゲのあほっぷり
先日ヒロは目の手術をしたの。
正確には瞼かな。
右の瞼に数ヶ月前からしこりのようなものがあって、角度によってはちょっとボコッとして見えるので、本人も気にしてたんだ。
最初に行った眼科医は有名なでっかい病院で、予約して行っても3時間くらい待たなくてはいけないくらい患者さんが多いところ。
ほんと一日潰すくらいの時間を何ヶ月も費やし、毎回注射していたのに、これといった病名も告げずしこりは取り憑いたかのようにびくともせず。
「結局金と時間を費やしただけだった!
とご立腹のヒロ。

結局病院を変えてみることに。
その変えた病院もまたよく名前を聞くところ。
医師が言うにはなんとかって病名で(ごめん)、目の中の老廃物が排出されるところにバイキンが入って炎症を起こしたとかなんとか・・・・・。
私も彼もコンタクト。それが原因らしい。
そういえばヒロはたまに目を擦っていたような。
私はマスカラ滲んじゃうから擦らないけど!

「薬で治すのと、切開するのとどちらがいいですか?」
と聞かれ、
「えっ、切開できるんですか!?」と詰め寄るヒロ。
「今すぐ切ってください!!」
きっぱりと言い放ったヒロを前に医者は慌てて準備したらしいよ。

瞼に麻酔を打って、ハサミのようなもの?でチョキチョキ…(ぎゃっ)
かなり出血したんだって!!

「ねえねえ、しこりどんなん?見た?
「見るわけないだろっ。見せてくれないよ、普通」
「なぁーんだ。なんか塊がポロッと出てくるのかと思った」
「んなわけないだろっ

しばらくヒロの目頭には血の固まりが…コンタクトもつけられず、メガネで過ごすことに。
う~ん、たまにはヒロのメガネ姿もいいなぁ。
なんて思ったりして

「ナオもコンタクトなんだから気を付けろよ」
「はぁ~い」

みんなも気を付けよう!

連絡のない日

2006-10-25 22:47:43 | にょん日記
昨日から私カエルは北九州に出張カエルのは金曜日
昨日ヒロはずっとメールがなくて、夜いっくら電話しても繋がらない。
こんなこと今までなかったのにな…。
仕事終わったのメールもただいまも食事行ってくるよもなぁーんにもない。ちょっと心配したけど、ここは北九州。
気にしたって怒ったってヒロには届かない。
寂しいな・・・・・・。
しょうがない。寝よ

そしたら夜中2時半頃、湿っぽくてくっさいホテルの部屋で私がやっと深い眠りについた頃、大音量でケータイが鳴った

「…もしもし」
「ナオ、ごめん。ごめん。店長に捕まってたよ」
「あー…そう」
「ごめんね」
「んー…」
「きついよね?もう寝たほうがいいね」「んー…」
「じゃあね」
「なんでケータイ繋がらなかったの?」「あ、地下だったんだよ」
「…そう」

連絡が取れてほっと安心した反面、ウソくさーとか思いながら、またスコンと寝てしまった

翌日聞いたら、会社の歓迎会で、地下の奥の席に捕まったまま離れられなかったとか。
それを信じる信じないは私とヒロの信頼関係
そりゃあ、怪しいって思わないでもないさ
でも、いっつも夜中まで飲みに行ったりして心配かけてる私カエルヒロもこういう気持ちで心配してたのかなぁと、やっぱり湿っぽいベッドの上で缶ビール片手にしみじみ

写真は今日食べに行ったイタリアンのお店でオススメNO.1だった黒チーズフォンデュ
イカスミを入れるから黒チーズらしい。
超濃厚ぐつぐつチーズをパンにからめて…ん~こってりとろ~り、うまっ!!
ちょっと火が沢山通ったほうが香ばしくていいかも。

でもギネスビールはちょっとイマイチ…


風邪

2006-10-22 23:47:01 | にょん日記
風邪をひいた
もう一週間になるの
最初は咽頭痛で、熱が出たようにだるかったんだけど、そのうち鼻にきて耳にきて…
ついには昨日から突然声がかすれてしまった。
もうゴジラの声優ができそうなくらい(笑)
ヒロには
「オカマみたい
と言われるし

ヒロはあまり男性に関しては心配しない。
いや、隠してるだけかな?
でも、他の男性にコクられようが口説かれようが、何も言わない。
「ふーん」で終わり。
信用されてるのかしら♪
それとも強がり?

でも本当はかなりの心配性らしく、実は体調を壊したときだけはかなり怒られる(何故??)
風邪を引いたと言えば
「さっさと寝ろ
「腹出して寝とったんだろ
「風邪治さなかったら今度のデートは中止
「うがいしろっ

などと親か!?というくらい怒られて、ベッドへ放り込まれる
それだけ心配してくれてるのかな?

普段毒ばかり吐くヒロなりの優しさかも

京都旅行最終日

2006-10-22 23:46:44 | トカゲ&カエル旅行記
やっぱり今回の旅行もあっという間だったぁ~。もう最終日だなんて

今日も暑いくらい晴れ
まずは東寺へ。
ここがヒロにとっては一番当たりだったみたい

未だかつて地震で倒壊したことがないという、いわば奈良平安のタワー・五重の塔。近くに寄ると、本当にでかい。

そして、東寺の敷地内にある二つの建物。金堂と重文講堂。一見、ただのどでかい古い建物。けれど…中に入った私たちは息をのんだ。そこにはこれまたでっかい沢山の仏像が、まるで生きてそこにいるかのように存在していた。何百年と時を経て、ところどころ劣化しているものの、その迫力には目を反らせなくなるほど。

ヒロも「すげぇ…」と呟いたきり、そこに佇んでしまっていた。
ヒロにとって一番嬉しかったのは、不動明王に会えたことみたい。今まで見たどのお寺の不動明王より立派だった

お寺にしても、五重ね塔にしても、仏像にしても、大昔の人が作ったのだから、言ってみれば手作り。なのに、こんなに大きなもの、しかも何百年と倒壊しないものを作るなんて…
「だから昔の人は…」
「もういいってば

感動に目を潤ませるヒロに、東寺で販売されていたマニアックな本を買ってあげた。

「ナオ、ありがとうここに一緒に来てくれて
「ヒロが喜んでくれたならそれでいいよ

蓮の葉が水面を覆う池の向こうにそびえ立つ五重の塔を、名残惜しそうに見つめながら私たちは東寺をあとにした

ランチは京都駅の隣京都劇場の中にあった接方来という和食屋で
京都での最後の食事なので、昼間っからビールで乾杯

さて昼からは、これも教科書でおなじみ、金閣寺!!
光を透す綺麗な黄緑色のもみじの庭を抜けると、池の向こうに金ピカのお寺が突然目に入った

グリーンに囲まれ、先日張り替えが済んだという金閣寺はまばゆいばかりでため息すら出た。
そして、池に映ったもう一つの金閣寺…
これはもみじが紅く色づく季節は、また違った美しさがあるんだろうなぁ~
 
「今度は紅葉の時期に来たいね
「そうだね

売店のお姉さんに乗せられて、金箔入り梅昆布茶を買っちゃった

バスで京都駅へ再び戻ってきた私とヒロ。
時間は微妙~

「どうする?高台寺行く?」
「う~ん、飛行機の時間、間に合うかなぁ

私は以前行ったことがあるんだけど、ヒロは高台寺へも行きたがっていた。
高台寺はそんなに大きなお寺じゃないんだけど、豊臣秀吉の妻、ねねの終焉の地と言われている。ヒロにとっては、興味アリアリのお寺。

「でも、行きたいでしょ?」
「うん・・・急いで行ってみるか!!

せっかくの旅行、時間を無駄にしたくない。
私たちは清水寺行きのバスへ乗り込んだ高台寺は清水寺の近く。初日に目の前を通ってはいたのだ。

高台寺はお寺というより、なんだか屋敷のよう。
今もねねの御霊が眠るという霊屋、臥龍廊、開山堂は400年以上の歴史と確かに感じさせるものだった。政略結婚が当たり前だった当時、愛妻家の秀吉と過ごしたねねはきっと幸せだったことだろう・・・か。ガイドマップを読みながら私は頷く。現代人は恋愛結婚なのに、愚痴だー、浮気だー、離婚だー・・・贅沢だよねぇ。

熊本へ着いた私とヒロ
疲れた体にスタミナをつけるため、がっつりと焼肉を食べた

京都は3日じゃあとても足りないなぁ~1週間滞在したって、満足いくくらいお寺巡りできるかなって感じ。

でも、また行こうね





京都旅行二日目

2006-10-22 02:52:53 | トカゲ&カエル旅行記
目覚め良し!朝食ばっちり!元気回復!
ということで、今日もはりきってお寺巡り

ホテルを出るなり、ヒロは
 
「ねぇ、俺の顔、毒、戻った?戻った?」

と尋ねてきた。なんだ、なんだかんだ言って気にしてたんじゃん。

「おう、今日は毒気満点(笑)

やっぱヒロの顔は毒がなくちゃ(笑)

まず向かったのは、今回ヒロの大本命・比叡山、延暦寺
京都駅からはバスで一時間ほど。間違えて比叡山の頂上まで行っちゃって。
せっかくなので比叡山からの眺めを堪能。曇っててあまり遠くまでは見えなかったのが残念だけど、琵琶湖と、遠くに鈴鹿がうっすらと見えた。

清水寺もでっかいけど、延暦寺もでっかい
しかも広い!山中お寺なの!?というくらい東西に色んなお寺が建っている。ヒロによると、その昔延暦寺には何千という兵隊が隠れてたとかで、信長が攻め入ったそうな。そりゃあ、延暦寺の規模はすごいよ、と唸っていた。
とは言っても、「でもここまで広いとは思わなかった。いつか一日かけてじっくり来なきゃ」と、今回時間があまりないことを悔やんでいた

お昼戻ってきてからは、城好きのヒロのため、次は二条城へ
二条城はその昔は天守閣があったらしいのだが、今は本丸御殿しかないので、あまり城っぽくはない。大阪城のようなメジャーなものにキャーキャー言う私としては二条城はどうも地味なんだけど、マニアックなヒロに言わせると、

「わかってないね。こういうのが良いんだよ」
らしい

再び京都駅へ戻ると、おむすびを買って、慌ててJRへ乗り込む。
次は奈良へと渡り、目的地は平等院
見学時間はやっぱりぎりぎり一日3箇所までが限界みたい。

誰でも教科書で一度は見たことがある、平等院の鳳凰堂。
教科書ではあんなに綺麗に水面に映ったとこが写真に撮られてるのに、実際素人が撮ると全然ダメ
鳳凰堂の隣にある博物館、鳳翔館を見学していると、鳳凰堂はかつて中国の文化を取り入れた実に鮮やかな色彩で、壁や天井いたるところに複雑な模様が描かれていたことがCGによる再現でわかった。
コンピューターもない、定規もない、カーボン紙もない、なーんにもない時代にこんな複雑な模様を繰り返し繰り返し描くなんて・・・昔の人ってすごいね、と関心していると、

「だから、昔の人はヒマだったんだよ」

と、ヒロ。そ、そうなんだけどさ

ところで、「ウォーリーを探せ」じゃないけど、「ヒロを探そうin京都」
沖縄はシーサーだったので、
「絶対、京都にも俺がいるよ」とヒロは何故か嬉しそう。

昨日清水寺に行ったとき、お稲荷さんがいたので、「あれかなぁ」と思ってたんだけど、確かにヒロは狐顔だけど、ちょっと違ってたんだよね~。お稲荷さんみたいに上品な顔じゃないっていうか(失礼)

でも、平等院に行ったときに、ついに見つけたー
そ・れ・は、

鬼瓦

そう、鳳凰堂や色んなところのの屋根にある、魔よけの一種かなぁ、鬼の形相をした瓦のこと。鬼瓦っていうか、人面瓦みたい(笑)
あれがヒロそっくりなの

「ヒロ!ヒロ!鬼瓦!ヒロそっくり!

ヒロはがっくりと肩を落として、
「俺、昔から母ちゃんに怒られると、『鬼瓦んごた面しちかっ』って言ってたんだ。母ちゃんの顔、怒ると鬼瓦みたいになるとよ。
なのに、俺が鬼瓦って言われるなんて・・・

「そりゃー仕方ないよ。親子だもん。似るって

私があははと笑い飛ばすと、ヒロはまた

「うっしゃーつたっ

と鬼瓦になっていた(笑)

今日のディナーは、京都駅の近くにある居酒屋で
おいしかったけど、ヒロはやはり昨日祇園で食べた豆腐が忘れられないらしい。
京都駅に戻ってきて、改めて駅ビルを見渡すと・・・・

「京都駅ってさぁ、でっかいよね」
「うん・・・」

実は私たち、初日に大阪からJRで来たのだが、ホテルが京都駅の裏だったので、駅ビルは見てなかった。京都駅の裏はそんなに大きな建物もないし、駅ビルも見えないの。駅裏なので地味~な雰囲気でコインロッカーや駐輪場があるだけ。
ヒロは「京都は住みやすそうだね」
なんて言っていた。
しかし!!
京都は都会!京都駅はでっかい!駅ビルはかっこいい!!
一度京都駅に行ったことがある人ならわかると思う。東京でも大阪でも、あんなかっこいい駅ビルってなかなかないと思う。私、京都2回目なのに、気づかなかった・・・(京都府の皆様、ごめんなさい)
しかも、駅ビルはいると左右に階段状になってるの。その右の階段は岩田屋なんだけど、1Fから最上階までエスカレーターがすべて一続き!1Fから最上階が見えるんだもん。すごいなぁ、かっこいいなぁ、とヒロと二人田舎者丸出しで上ばっかり見ていた。

ホテルに帰ると、地下のバーでヒロと一杯
いよいよ疲れもたまってきたけど、明日で最後。気合入れて回れるところまでお寺巡りしようね、と乾杯