3連休を使って、紀伊半島へ行ってきました。
目的はもちろん、ナンヨウボウズハゼです。
今回の遠征の主たる目的は、既知のナンヨウボウズハゼ生息河川の継続調査と、新規生息河川の発見です。
昨年、一昨年は天候に恵まれず、3連休に遠征できなかったのですが、今年は台風の影響はあったもの好天に恵まれました。
無事にナンヨウボウズハゼを確認する事ができましたので、画像をアップします。
今回は、探索時間の確保と誤同定をできるだけ避ける目的で、撮影は宿に戻った夜間に実施しました。
ライトを照らしての撮影は不慣れなので・・・ご容赦のほどを。(笑)
まずは、過去2年ナンヨウボウズハゼを確認できた川です。
便宜上、河川Aとしておきますね。
丸々としたナンヨウ女子です。
こちらは男子です。
しっかり色も出ていますね。
この川には、ナンヨウボウズハゼが安定して加入してくるようです。
水温は22℃でした。
→ 紀伊半島遠征 河川Aのナンヨウボウズハゼ (2012/09/15~17)
さて、新規生息河川の発見ですが、結論として2つの川でナンヨウボウズハゼを確認できました。
まずひとつ目の川から、河川Bとしておきましょう。
ちょっとライトが強かったですかね。(笑)
尾鰭が切れていますが、誰と闘争したんでしょうかね。
近くに他の♂は見かけなかったのですが・・・・
ちょっと気になる♀が近くにおりまして、求愛していたようにも見えました。
画像の整理が追い付いていないので、今回は数枚ずつの画像を速報的にアップします。
続編で残りの画像をアップして、この記事からリンクを追加する予定です。(いつだ?・笑)
→ 紀伊半島遠征 河川Bのナンヨウボウズハゼ (2012/09/15~17)
水温は23℃でした。
最後に河川Cです。
これは河川Cで撮影した水中写真です。
もっとも、今回の目的は撮影では無いためデジタル一眼は持ってきていません。
そもそも、採集と撮影は行動のペースも異なるので、両立するのは難しいと思っています。
人さまと同行する場合などは、この点を踏まえておく必要があります。
この画像は、この場所が採集するにはちょっと難しかったので、逃げられた場合の備えに撮ったのでした。
そして案の定見失います。(笑)
なかなか良い個体だったので・・・・残念です。
その代り、この後なかなか綺麗な個体を採集する事ができました。
びっくりするくらい綺麗な個体ですし、サイズも大きい。
同じ個体を背後から撮影した画像です。
河川Cには他にも2個体の♂を見たのですが、闘争しておりました。
→ 紀伊半島遠征 河川Cのナンヨウボウズハゼ (2012/09/15~17)
水温は23℃でした。
これで3年続けて、ナンヨウボウズハゼを確認する事ができました。
彼らは流れ者というより、立派に紀伊半島の住人のように感じます。
今回の遠征では、新しい生息河川の発見という目的を達成できたので、成果としては満足しています。
今回は、コンテリボウズハゼは見つかりませんでしたが・・・・僕はそもそもトレジャーハンターでは無いのでね。(笑)
自分が思うように、好きな魚を追いかけているだけなのです。
もっとも、結果として珍しい魚と遭遇できたなら、それはそれ、やはり嬉しい事ですけどね。
今回採集した河川Bと河川Cの個体は、和歌山県立自然博物館に寄贈してきました。
サザナミ!! - ハゼつれづれ:http://wmnh01.blog113.fc2.com/blog-entry-287.html
僕自身は、1個体気になるのが居たので持ち帰ろうか思っていたのですが・・・
水換え作業中のミスでロストしてしまいました。(苦笑)
状況として、その子は川へ返ったと思われますが、その川での採集個体でしたので問題は無いでしょう。
今度はいつになるか解りませんが・・・また紀伊半島へは行きたいものです。
サイズの大きい画像はいつものようにフォト蔵にアップしてあります。
今回はアルバムもオリジナルに作成してみました。
紀伊半島のナンヨウボウズハゼ (2012/09/15~17) - 写真共有サイト「フォト蔵」:
http://photozou.jp/photo/list/278614/7181290
<2016.01.18 追記>
結果的に、この2012年の秋を最後に紀伊半島には行っていないです。
なんとなく、この記事が3年間の遠征の総括のように感じます。
おそらく4年目の遠征は可能性が低い事を認識していたのだと思います。
すっかり遠い日の事のような気がしますが・・・
僕ごとき者の問い合わせに丁寧に応えてくれた、平嶋さんの存在があっての成果でした。
正式な初記録として論文を出すに至ったのも、平嶋さんの尽力のおかけです。
この先、紀伊半島へ遠征する事があるかは解りません。
この総括的記事に、論文についての記述を追加します。
いくつかの理由から、当ブログでは論文の事を意識的に触れてこなかったのですが・・・
心境の変化とでも申しておきましょう。
新種発見も初記録も、誰かがどこかで見つけた・・・だけの事ではありません。
学術論文が出た時が相当します。
その客観的事実を、ちょっとだけ示しておきたいのです。
紀伊半島初記録のナンヨウボウズハゼStiphodon percnopterygious WATSON et CHEN:
http://jglobal.jst.go.jp/public/20090422/201202205728206738
紀伊半島で採集されたコンテリボウズハゼ:
http://jglobal.jst.go.jp/detail.php?JGLOBAL_ID=201302241750075942
J-GLOBAL 科学技術総合リンクセンター:http://jglobal.jst.go.jp/
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目的はもちろん、ナンヨウボウズハゼです。
今回の遠征の主たる目的は、既知のナンヨウボウズハゼ生息河川の継続調査と、新規生息河川の発見です。
昨年、一昨年は天候に恵まれず、3連休に遠征できなかったのですが、今年は台風の影響はあったもの好天に恵まれました。
無事にナンヨウボウズハゼを確認する事ができましたので、画像をアップします。
今回は、探索時間の確保と誤同定をできるだけ避ける目的で、撮影は宿に戻った夜間に実施しました。
ライトを照らしての撮影は不慣れなので・・・ご容赦のほどを。(笑)
まずは、過去2年ナンヨウボウズハゼを確認できた川です。
便宜上、河川Aとしておきますね。
丸々としたナンヨウ女子です。
こちらは男子です。
しっかり色も出ていますね。
この川には、ナンヨウボウズハゼが安定して加入してくるようです。
水温は22℃でした。
→ 紀伊半島遠征 河川Aのナンヨウボウズハゼ (2012/09/15~17)
さて、新規生息河川の発見ですが、結論として2つの川でナンヨウボウズハゼを確認できました。
まずひとつ目の川から、河川Bとしておきましょう。
ちょっとライトが強かったですかね。(笑)
尾鰭が切れていますが、誰と闘争したんでしょうかね。
近くに他の♂は見かけなかったのですが・・・・
ちょっと気になる♀が近くにおりまして、求愛していたようにも見えました。
画像の整理が追い付いていないので、今回は数枚ずつの画像を速報的にアップします。
続編で残りの画像をアップして、この記事からリンクを追加する予定です。(いつだ?・笑)
→ 紀伊半島遠征 河川Bのナンヨウボウズハゼ (2012/09/15~17)
水温は23℃でした。
最後に河川Cです。
これは河川Cで撮影した水中写真です。
もっとも、今回の目的は撮影では無いためデジタル一眼は持ってきていません。
そもそも、採集と撮影は行動のペースも異なるので、両立するのは難しいと思っています。
人さまと同行する場合などは、この点を踏まえておく必要があります。
この画像は、この場所が採集するにはちょっと難しかったので、逃げられた場合の備えに撮ったのでした。
そして案の定見失います。(笑)
なかなか良い個体だったので・・・・残念です。
その代り、この後なかなか綺麗な個体を採集する事ができました。
びっくりするくらい綺麗な個体ですし、サイズも大きい。
同じ個体を背後から撮影した画像です。
河川Cには他にも2個体の♂を見たのですが、闘争しておりました。
→ 紀伊半島遠征 河川Cのナンヨウボウズハゼ (2012/09/15~17)
水温は23℃でした。
これで3年続けて、ナンヨウボウズハゼを確認する事ができました。
彼らは流れ者というより、立派に紀伊半島の住人のように感じます。
今回の遠征では、新しい生息河川の発見という目的を達成できたので、成果としては満足しています。
今回は、コンテリボウズハゼは見つかりませんでしたが・・・・僕はそもそもトレジャーハンターでは無いのでね。(笑)
自分が思うように、好きな魚を追いかけているだけなのです。
もっとも、結果として珍しい魚と遭遇できたなら、それはそれ、やはり嬉しい事ですけどね。
今回採集した河川Bと河川Cの個体は、和歌山県立自然博物館に寄贈してきました。
サザナミ!! - ハゼつれづれ:http://wmnh01.blog113.fc2.com/blog-entry-287.html
僕自身は、1個体気になるのが居たので持ち帰ろうか思っていたのですが・・・
水換え作業中のミスでロストしてしまいました。(苦笑)
状況として、その子は川へ返ったと思われますが、その川での採集個体でしたので問題は無いでしょう。
今度はいつになるか解りませんが・・・また紀伊半島へは行きたいものです。
サイズの大きい画像はいつものようにフォト蔵にアップしてあります。
今回はアルバムもオリジナルに作成してみました。
紀伊半島のナンヨウボウズハゼ (2012/09/15~17) - 写真共有サイト「フォト蔵」:
http://photozou.jp/photo/list/278614/7181290
<2016.01.18 追記>
結果的に、この2012年の秋を最後に紀伊半島には行っていないです。
なんとなく、この記事が3年間の遠征の総括のように感じます。
おそらく4年目の遠征は可能性が低い事を認識していたのだと思います。
すっかり遠い日の事のような気がしますが・・・
僕ごとき者の問い合わせに丁寧に応えてくれた、平嶋さんの存在があっての成果でした。
正式な初記録として論文を出すに至ったのも、平嶋さんの尽力のおかけです。
この先、紀伊半島へ遠征する事があるかは解りません。
この総括的記事に、論文についての記述を追加します。
いくつかの理由から、当ブログでは論文の事を意識的に触れてこなかったのですが・・・
心境の変化とでも申しておきましょう。
新種発見も初記録も、誰かがどこかで見つけた・・・だけの事ではありません。
学術論文が出た時が相当します。
その客観的事実を、ちょっとだけ示しておきたいのです。
紀伊半島初記録のナンヨウボウズハゼStiphodon percnopterygious WATSON et CHEN:
http://jglobal.jst.go.jp/public/20090422/201202205728206738
紀伊半島で採集されたコンテリボウズハゼ:
http://jglobal.jst.go.jp/detail.php?JGLOBAL_ID=201302241750075942
J-GLOBAL 科学技術総合リンクセンター:http://jglobal.jst.go.jp/
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今年も確認できたのですね。
ナンヨウは本当に美しい魚で惚れ惚れします。
自分も今度探してみようかなぁ~
コメントありがとうございます。
婚姻色が出ていないとけっこうジミーですけどね。(笑)
宝探しが楽しめると思いますよ。
確実にナンヨウを見たいのでしたら、ぜひ沖縄へ行かれる事をお勧めします。
僕が沖縄へ行くようになったきっかけは、まさにナンヨウボウズハゼを見たかったからなんです。