少し前に、ペットの情報サイト「ペトハピ」さんの取材を受けました
我が家のメインブリード、スコティッシュフォールドのブリーディングについての取材で、太鼓判ブリーダーのコーナーです。
記事はこちら♪
とても素敵な記事に仕上げて頂きまして本当に嬉しいです
ペットの情報満載のサイトですので、是非皆さまチェックしてみてくださいね(≧∇≦)
スコティッシュフォールドというのはとても難しいブリードで、よくスコティッシュ特有の病気について聞かれることもありますので、ここで少し真面目なお話をさせて頂きます
スコティッシュフォールドを飼われている方はご存知かと思いますが、耳が折れるのは骨軟骨異形成という耳の軟骨が完全に発達しないために起こるものです。
そのため、それが他の箇所にも現れてしまうことがあり、軟骨が瘤になって現れるものが一般的に「骨瘤(こつりゅう)」と言われています。
今は猫ブームと言われ、スコティッシュフォールドもとても人気がありますが、もしスコティッシュを飼われる、もちろんうちでブリーディングした子をお迎え頂く場合もそうですが、こういった性質があることをオーナー様に知っておいて頂いてほしいのです。
私はこういった事情もあり、スコティッシュのブリーディングについて本当に悩んだ時期もありましたが、多くの純血種が人間によって作られたものであり、その中にはスコティッシュの他にも遺伝的に出やすい病気がある猫種もあります。
スコティッシュのブリーディングについて反対されている方がいるのも知っていますし、分かりますが、スコティッシュがこれだけ愛され、人気があるのはコンパニオンアニマルとして優れているからだと思っています。
ですから、私はできるだけスコティッシュ特有の病気がでないよう最大限の努力をしてブリーディングしていくことに決めました。
もちろん折れ耳同士の交配は論外ですし、三代祖内に同じ子が入ることのない完全アウトブリード、また他のキャッテリーさんからうちのブリーディングラインに入れる子たちは日本のブリーダーさんでしたら必ず直接お話して、その子のお父さんお母さんの情報を伺い、立ち耳の子でしたら小さい頃の耳の状態(小さい頃少し折れていたのに、二ヶ月頃には完全に立ち耳に見えることもあります)を伺います。
海外のブリーダーさんでしたら、数ヶ月間本当に多くのメールをやり取りします。
私はブリーダーを始めてからまだ三年ほどですが、幸い、うちのキャッテリー出身の子で成長期に出やすいと言われる骨の異常が出たというご報告は頂いておりませんが、だからと言って、うちの子でしたら100%骨軟骨異形成症や骨瘤が出ませんということではありません。
うちの子たちは必ずオーナーさんとのやり取りの後、子猫をお引き渡し致しますので万が一そういったことがあった場合は私も精一杯のことは致しますし、それがこういった性質のある種をブリードする上での責任だと思っています。
私が所属しているTICAという団体ではスコティッシュフォールドのスタンダードにおいて現在最もポイントが多い(重視される)のは耳ではなく尻尾です。
それは一番分かりやすく骨の異常が出る箇所だからです。
尻尾が柔らかく、長く、しなやかなことが重要だと言われています。
なので、キャットショーなどで尻尾を褒められるのはとても嬉しいです(*^^*)
テディ「長い尻尾がぼくのじまん!」
また、2014年の5月には立ち耳のスコティッシュがスコティッシュストレートという猫種として認められ、チャンピオンシップでキャットショーに出られるようになりました。
これも本当に嬉しいことです。
「ぼくもチャンピオンシップでキャットショーに出られるんだよ〜
」
私の大好きなスコティッシュフォールド、難しいブリードだからこそこれからもたくさん勉強して、スタンダードに近いだけでなく、将来的に病気で苦しむことのないような子を作れるよう頑張っていきたいと思います。
この真ん丸さが堪らない
これからもタイニータイニーのスコティッシュをどうぞ宜しくお願い致します
PET HOUSE Tiny Tiny