純情映画館

ここは館主、純平と映画好きの友達との手作り映画館。心に残る映画や本を見た時は、気持ちを書いてくださいね。映画は不思議

どちらもスパイ、どちらも凄腕。ラストまで続く緊張感。「ディパーテッド」

2007-02-19 23:07:09 | 面白い面白い映画
犯罪者の一族出身。その生い立ちを断ち切るため、警察官になったビリー。
しかしビリーが命じられたのは、マフィアへの潜入捜査。
一方、エリート街道まっしぐらの若き警察官コリンは、マフィア撲滅を
指揮するものの、その素性はマフィアから放たれた内通者。
さぐり合い、追いつめ、追いつめられる。この二人の戦いは…。

いや~、最後まで展開の読めない、ハラハラものの映画でした。
素性の悪そうな外見で登場するビリーは、レオナルド・ディカプリオの役。
汚れ役なんだけど、自分の生い立ちに悩みつつ、任務に忠実で…。

対する、見かけ誠実そうで信頼の厚いコリンは、マット・ディモンの役。
「グッド・ウィル・ハンティング」のような人物を想像していると、
足元すくわれちゃいます。腹黒くて狡猾だったり(笑)。

このイメージの逆転も見事でした。
リメイクの元となった「インファナル・アフェア」を観ていないので、
そちらをチェックすれば済むことかもしれないけど…。

ラストの畳みかけるような展開で、疑問に残るようなことがチラホラと。
伏線張るのは良いけれど、背景で起きていることを見せてくれないと
気持ち悪いよ~、なんて思ったりも。

でも役者の演技力は確かだし、流れもスピーディーで、観て満足!
アメリカVSどっかの国(←そんなぁ~言えません)などで、
実は水面下でこんな戦いが起きていたら…と想像したりして、ひとり興奮。
すごいよ~、でも、ありえるかも~。なんてなんて。


くるみ

恋をした、朝まで遊んだ、全世界に評価二分・・・「マリー・アントワネット」

2007-02-12 22:34:41 | 一癖ありそうな映画
甘いマカロンパステルカラー花とケーキ、華麗なドレスと・・・お靴(笑い)
「パンがないなら、ケーキを食べればいいじゃない」の名セリフで有名な
18世紀のフランスで贅沢三昧のうえ民衆を苦しめた悪女
「マリー・アントワネット」映画でしか味わえないコテコテ王朝映画を期待して
真紅のふかふかシートに身を沈め開演のベルを待つ
それにしては、なぜか右手にポップコーン(笑い)

出だしから、エ~ッ!この音楽マリー・アントワネットの音楽か~(笑い)
のけぞる純平で在りました。
そうだよね~監督はあの「ソフィア・コッポラ」
場面が変わるたびに、衣装も舞台も可愛い過ぎるくらい可愛いく変わり(笑い)
こんなポップな「マリー・アントワネット」
もうストーリーなんかどうでもいいか~(笑い)華やかにしてポップ
すっかり「ソフィア・アントワネット」の世界にはまり込む(笑い)
それが良いのか悪いのか
なんだか超セレブなファッション写真集「マリー・アントワネット」の華麗なページをめくるめくよう
でも最後までなにか感情移入できなかった純平でした・・・
しかし映像には見るべきものが
仮面舞踏会の朝帰り、あの朝日の光景や最後にベルサイユを去る時の庭園、
美しかったね?見るべき所、そこかしこ(笑い)

もう一回右手にパステルカラーの「マカロン」持って
真紅のふかふかシートに身を沈めたい・・・そんなところが映画って面白い

最後におまけ・・・
「マカロン」食べるなら東京神楽坂フレンチレストラン「ラリアンス」がいい(笑い)
マリー・アントワネットがいるかもしれません・・・
行ってみませんか「マカロン」食べに、そんなところも映画って面白い。

マカロン純平

ヘンな仲間も、つどえば最強!「陽気なギャングが地球を回す」

2007-02-04 00:02:53 | 面白い面白い映画
嘘を見抜く男(大沢たかお)、1秒と狂わない体内時計をもつ女(鈴木京香)、
凄腕のスリの青年(松田翔太)、ロマンを語りたがる男(佐藤浩市)。
この4人がチームを組めば、狙った獲物は逃さない。
そんな陽気なギャングのお話。愛も笑いも渦巻いています。

笑っちゃうのが、この4人のどうしようもない能力。
スリはともかく、正確な体内時計を持つ女…とか、
やたらとロマンを語る男…とか。
持っていてもどーするの~っていう特殊技能。
でも不思議なことに、彼らの役割がきっちりかみ合って、
最強のチームプレー(銀行強盗の)を生み出すんだから、
見事なストーリー構成力。

キャストもはまり役。とくにしっかりしているんだけど、
弱い面も隠し持っていそうな女性(体内時計の女)を、
鈴木京香がい~い雰囲気で演じてました。

ちょっとしたラブ・ロマンスもあって、見ていて愉快な気持ちに
なっちゃいます。かっこいいエンターテインメントです。


くるみ