保護者会の帰りの連中
<どぉー思いますぅ??>
●そんなに追い出そうとせんでもそのうち出て行くって...
お別れ会の練習の理加
●きゃわいい
亜湖「なに、なみだぐんでんの、、もう完全にジジイだね」
端生「年のせいにするな。俺はおまえと違って心がきれいなだけだ!」
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遥斗、母
「…予想以上にあれたわ、保護者会...」
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遥斗「難しいんですか?あいつが・池内が普通の高校に通い続けるのは..」
遥斗、父
「あの子は進行性の病気だ、病状の進む速度も速い。今環境のいい場所に移ってそっちになれておくことが、彼女にとってもいいことかも知れない」
「あの子が背負ってる荷物はおまえが考えてるより遙かに重い子供のおまえが簡単にどうこうしてやれる問題じゃないんだ」
●いやいいや、ありますよ、してるじゃない遥斗にしかできないことが
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潮香「授業が遅れて迷惑だって...」
「子供の成績が落ちてるって...」
「亜也には、もっと別の環境があるんじゃないかって...」
端生「…だってさ、親ってものは、自分の子供のことしか考えられないことだろ。いいじゃねえか、他の親になんて言われようと俺たちは俺たちで亜矢のことだけ考えて、あいつのためにできる事してやりゃいんだ」
潮か「そうよねぇ..」
●ここでもか、亜矢のためにできること、、、僕ができるのは、遥斗といつまでも....と祈るだけだ
賢明にノートをとる亜矢、....だが...
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去年の春、あたしの胸の中に東校の入学する期待でいっぱいだった。今のあたしには、いったいどんな春がまっているんだろう...
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生物室
遥斗「よくやれますね」
亜矢「全国模試来週でしょ、こんぐらいしか、がんばるとこないからさ」
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亜矢「あたし卒業できるのかな?」
遥斗「なにいったんだよ」
亜矢「分かってはいるんだ、これ以上症状が進んだら、いつかは、あたしが自分で決断しなきゃいけないんだなって。」
遥斗「先のことばっかり考えてどーすんだよ、バカ。おまえ前に俺にいったろ、今できることがんばるんだって、これからおまえがして何か頑張る度にクラスのアルバムに…写真がどんどん増えてくんだよ」
亜矢「どうしちゃったの麻生くん。。。」
遥斗「あ゛」
亜矢「まるで、いいひとみたい..」
遥斗「うるせぇ」
亜矢「あたし、ホントは怖いんだ、この学校やめたら、その時点で、あたしの人生、何かが終わっちゃうような気がして..」
じっとそれを聞いている、潮香
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<潮香、保健師をやめると..言い出す>
潮香「今までは、町のみんなの保健師だったけど、これからは家族専属になる。。」
亜也日記
<お母さんが保健師の仕事を辞めると言った。いつもそばにいてくれると思うとやっぱりホッとするけど>
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水野医師と麻生教授
亜矢の病気の研究熱心な水野。。
麻生「長年医者をやってるとね、患者のがんばりに勇気をもらうことが多いんですよ。。。励ましたつもりでもいつの間にかこっちの方が励まされてしまうような..。君の感化されたひとりかな、、彼女に...」
水野「そうかもしれません」
麻生「私にできることがあったらいつでも言ってください」
水野「…ありがとうございます。」
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階段の降りるのを手助けする生徒らを見ている女子
<どうおもう??、親たちも騒いでるらしいね、、きっとこれからもこうなんだよ、、池内さんひとりにみんなが付き合わされてさ..>
圭子「…知ってたんだ、だからずっとやさしくしてあげてたんだね」
遥斗「は?」
圭子「池内さん、治らない病気なんでしょ」
遥斗「おまえ何馬鹿なこといってんだよ」
圭子「だって、みんな言ってるよいつか寝たきりになるって」
遥斗圭子を壁に押しつけ
「いい加減にしろよ、二度とそんなこと言うな」
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営業員
「…わずかな力で動かすことができます。介助なしで自由に動ける喜びはみなさん大きいようですよ」
●電動車いす42万か..
<端生、鉄工所にバイト計画>
それを聞いている亜矢
第5回 全国高校記述模試
遅れそうになり、階段から転げ落ちてしまう。。亜矢捻挫。。
まりは怪我してしまう
謝り続ける亜矢、、、早希の表情は暗い..
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亜矢「ホントにいていいのかな、、、あたしもうわかんなくなっちゃった。。」
亜湖「…もしもの話していい?
亜矢「ん?」
亜湖「もしもさ、あたしがいっぱい勉強して、もしも来年東校うけて、もしも万が一受かるようなことがあったらさ、あたしが1年生で亜矢姉が3年でしょ。あたしいっぱい手伝えると思うんだ。学校の行き帰りとか教室移動するときとか..何か困ったときあたしいっぱい役に立てると思うんだ。そしたらお母さんも仕事やめないで平気でしょ。だからさ、もうちょっとだけ待ってよ、もうちょっとだけ頑張ってみてよ。」
亜矢「ありがとう、亜湖」
亜湖「いっとくけどもしもの話だからね。」
亜矢「了解。」
●亜湖よ、おまえはいつの間にいい子になったんだ。。1年まてか...
さて久しぶりに学校の亜矢
亜矢を見るなり生徒全員静まりかえる
病院のため早退
さて、亜矢がいないことをいいことに
圭子「池内さんのことについて話し合いたいんです。」
「…PTAで問題になっていることみんなも知ってると思います。クラスとしても意見をまとめた方がいいと思います。私は池内さんに合わせることによってクラス全体の活動に支障が出ていると思います。池内さんのためにもどうしたらいいか、話し合った方がいいと思います」
忘れモノを取りに戻ってくる亜矢
●池内さんのためにもか、、、ホントにそう思っていたらまだ、納得するんだが
圭子「先生ずっとこのままで行くんですか」
教師「.....」
■ちょっとこのままじゃつらいかも
■同情はするけど、授業が遅れるんだけは、勘弁してほしいよな
■…そう思うときあるけど。でも池内に速く歩けったって、無理な話だし...
■池内さんかわいそうですよ、5分とか10分くらいならまってあげましょうよ
■でもさ、受験とか近くなってくるとさ、
圭子「杉浦さんたちはどうですか?
まり「亜矢は、いろいろ悩んででも必死ですごく頑張ってるんだよ。ほんの少し支えてあげるぐらい迷惑にはならないでしょ。」
生徒「でも…怪我してバスケの試合...」
まり「それはそうだけど」
.
早希「あたしは、毎日校門まで迎えに行ってて、居室移動もほとんど一緒で亜矢が大好きだし友達だからやってるんだけど。でもたまに、結構きついときもあって...あたし勉強とか器用にできるタイプじゃないし、部活もあるし、たまには朝寝坊したい……」
泣き崩れる早希
■限界じゃねえの
■これからずっとって考えるとさ
■助けてあげたくてもむりじゃない
教師「わかった、わかった…この件についてはちゃんと池内のご家族と相談して..」
遥斗「おまえらずるいよ。」
「あいつの前ではいい人のふりして、親切にして、あいつが何度“ごめんね”っていっても「平気、平気」って繰り返して、あいつがいないときにこんな話して、ホントは迷惑でしたー。。なんてずるいよ」
教師「麻生あのな..」
遥斗「いやだったら、元々親切になんかすんなよ。面倒だ、困っってる、疲れるってあいつの前で言えよ。そしたらあいつきっと分かったよ。助けてもらわないで済む方法だって考えたよ」
教師「…おまえの言いたいことはよくわかる、でもな」
遥斗「おまえもだよ!何であいつより先に親に話しすんだよ、毎日直接顔合わせてるあいつに、何で話聞いてやんねえんだよ、外堀埋めて追い込むようなまねすんなよ、、先生が、あいつとちゃんと向き合ってたら、あいつだってきっと自分で..」
「池内...」
帰る池内を遥斗が追い掛ける
遥斗「乗れよ」
背負う遥斗
帰り道泣き出して、、亜矢
だまって、ハンカチを渡す遥斗
亜矢「何か言ってよ、ペンギンの話とか、魚とか、犬とかそういうのもうネタ切れ?」
「この際作り話でいいから、、嘘ついても・もう怒んないから...」
遥斗「なんもできない..あいつらに偉そうなこと言って、オレだってあいつらと同じだよ。。おまえの病気知ってって、おまえがつらいのをずっと近くで見てて...」
「でも結局何もできなかった。頭でっかちで、口先ばっかで、親父の言うとおりだよ、ただのガキで」
亜矢「そんなことないよ」
「いつも励ましてくれたぁ。。。。」
「誰にも言えないような話、聞いてくれた。。」
「沈んでるときに笑わせてくれた、」
「そばにいてくれた。。。。」
「あたしがつらいときは、、、いつも一緒にいてくれた・・・」
「ありがとう、麻生くん」
「バイバイ」
なきくずれるふたり...
“粉雪”の歌詞とともにそれが舞う
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
粉雪ねえ心まで白く染められたならAh
二人の孤独を分け合う事が出来たのかい
粉雪ねえ永遠を前にあまりにもろくAh
ざらつくアスファルトの上しみになってゆくよ
粉雪ねえ時に頼りなく心は揺れるAh
それでも僕は君のこと守り続けたいAh
粉雪ねえ心まで白く染められたならAh
二人の孤独を包んで空に返すから ...
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
理加のお別れ会の帰り
亜矢「おとうさん、お豆腐一筋のお父さんが好き「世界一うまい豆腐作る」って自信もって言えるお父さんが好き。」
端生「何だよいきなり」
亜矢「おかあさん、保健師のお母さんが好き24時間、町のみんなのことを考えて人の喜ぶ顔を生き甲斐にしてる、そんなお母さんが大好き」
潮香「亜矢ぁ.」
亜矢「だからさ、仕事やめないで、お母さん、お父さんも無理しないで」
端生「なにいってんだよ」
亜矢「亜湖もヒロも理加もみんなすき、こんなあたしのことをお姉ちゃんって立ててくれるんだもん。あたしこの家族が大好き。」
「だからみんながいるからあたしどこに行っても平気だと思う」
「あたし養護学校にいくね」
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教師「池内は、この3学期をもって別の学校に転校することになった。」
●養護学校といわないのがミソ
教師「がんばった池内に拍手しよう」
亜矢「知ってる人もいると思いますけど、あたしの病気は治りません。治療法がないみたいです。いつか歩くことも立つことも、話すことも…」
「この1年で、当たり前にできていたことが1つ1つできなくなっていきました。夢の中では友達としゃべりながらあるいたり、バスケをしながら思いっきり走ったりできるのに。。目が覚めるともう自由には動かない体があるんです。毎日が変わってしまいました。転ばないためにどう歩いたらいいのか?どうすればお弁当を速く食べれるのか?どうすれば人の視線を気にしないでいいのか?ひとつひとつ頭の中で考えなきゃ生きていけません。高校に行って大学に行って仕事をしてそんな風に思い描いていた未来が、ゼロになっちゃいました。」
「生きていく道が見つからなくて、小さな希望の光も見えなくて、、病気になったせいであたしの人生は、壊れてしまったって何度も思いましたでも、でも、悲しいけどこれが現実です。どんなに泣いても、病気から逃げられないし、過去に戻りたくても、時間を戻せないし、だったら自分で、今の自分を好きになってあげなくっちゃって、そう思いました。だって、この体になってから初めて気づいたことがたくさんあるから・・・そばにいてくれるだけで家族ってありがたいんだなぁとか、さりげなく支えてくれる友達の手がすごく温かかったりとか。。健康なことがそれだけですごく幸せなこととか、病気になったからって失うばっかりじゃありませんでした」
「この体のあたしが、あたしだって、、障害って言う重荷を背負っているあたしが、今のあたしなんだって、胸を張って生きていこうと思いました。だから、養護学校に行くことは自分で決めました。みんなとは、生きる場所は違うけどこれからは、自分で選んだ道の中に、一歩一歩、光を見つけたいから..」
「そう笑って言えるようになるまでに、あたしには、少なくとも1リットルの涙が必要でした。だからもうあたしは、この学校を離れても何かが終わってしまうなんて絶対に思いません。みんな今まで、親切にしてくれてホントにありがとう。。。」
学校を去る亜矢。皆が追い掛ける
♪ながれ~るき~せつのまんなかで♪
♪ふとひ~のながさをかん~じますぅ~♪
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いいじゃないか転んだって
また起きあがればいんだから....
転んだついでに空を見上げれば
青い空が今日も
限りなく広がってほほえんでいる
あたしは生きてるんだ
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卒業式まであと4日。
みんなが私のために千羽鶴を折ってくれているようだ。
一生懸命追ってくれている姿を
まぶたの裏に焼き付けておこう。
たとえ別れても、決して忘れないために。
でも-----
「亜也ちゃん、行かないで」と言って欲しかった。
<1リットルの涙より>
●自由に動ける喜びか...
●実は、今回のこの名言ブログ、実は書くのがおっくうになっていました。だって、たくさんの台詞言葉がちりばめられているから、、どれを抜き出していいものか迷ってしまって、全部書きたいくらいだ。。
フジテレビ 20051129放送 公式HP
20051203 編集
1204部分修正
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