基本稽古でも１本取れる技を！

　小学生に限らず、中高学生や一般でも「切り返し」や「基本打ち」を準備運動のように流してしまう稽古が観られます。

「稽古は試合のように！」これは地稽古のときだけでは無いと思います。

特に「切り返し」の最初と最後の面打ち、基本稽古の１本１本の「面打ち」、「小手打ち」、「胴打ち」など

これらの技の一本一本を大事にしてほしいと思います。

基本稽古のときでも、いつも審判が観ていて、今打った面打ちは審判員３人が判定し、旗を揚げてくれるものなのかどうか、自分で判断し、常に１本取れる技を意識して稽古に望んでほしい、と思います。

では、１本取れる技とは何か？

それは、「剣道試合規則　第１２条（有効打突）」に書いてあります。
有効打突の条件は次の４つです。

１．充実した気勢
２．適正な姿勢
３．竹刀の打突部で打突部位を刃筋正しく打突し
４．残心あるもの

常にこの４つの条件を意識して稽古をしてみてください。

稽古内容が、見違えるように変ってくることが判ると思います。