シャンチー(中国象棋)の日々~三千年の歴史、5億人の愛好者

シャンチー(象棋)に関するニュースを(一社)全日本シャンチー連合会がお届けします。

がんばれニッポン!シャンチー(中国象棋)ビギナーズも金、銀、銅

2016-08-07 | 国内トーナメント
リオデジャネイロ・オリンピックで日本チームが戦っているさなか、シャンチー(中国象棋)初心者のためのトーナメント、“渡辺名誉顧問杯”第13回シャンチー・ビギナーズトーナメントが8月7日、東京・中野の「なかのZERO」で開催され、森本浩太朗選手が優勝しました。

「ビギナーズトーナメント」は、シャンチーのビギナーの皆さんに、シャンチーの面白さと順位争いのワクワクドキドキ感を味わってもらうことを目的として、毎年夏休みに開催されています。

ジャン(王手)が掛かっているのに気が付かずにほかの手を指してしまったり、炮の動きを勘違いして相手の取れないコマを取ってしまったり(※)、ビギナーズならではのおおらかなゲームが頻出しましたが、そこはB級なのでご愛嬌ということで、楽しい一日を過ごしました。

結果は第4ラウンドまで3勝1和だった森本浩太朗選手が、4戦全勝の熊野和伸選手を最終第5ラウンドで破って、逆転優勝を果たしました。

優勝:森本浩太朗(東京)
2位:熊野和伸(東京)
3位:小川比呂士(神奈川)

※シャンチーのルールでは、ジャンが掛かっているのにそれを解消しない手を指したり、相手の取れないコマを取ってしまった場合は、テクニカルファール(TF)1回が取られ、手を元に戻すことになっています。1ゲームで2度TFを犯すと負けになります。双方とも最後まで気が付かないまま勝敗が決してしまった場合は、その結果は有効となります。

世界シャンチー連合会(WXF)からもたらされた情報によれば、このほど中国を訪問したIMSA(国際マインドスポーツ協会)イリュムジーノフ会長が、2018年ピョンチャン冬季オリンピックにおいて、マインドスポーツを公開競技として実施することにIOCが同意したと語ったとのことです。

2010年広州アジア競技大会では、シャンチーが、チェス、囲碁とともに正式競技として実施されました。これら「三棋」が2018年冬季オリンピックで公開競技として実施されるなら、2022年北京冬季オリンピックでの正式競技としての採用に向けて大きく前進することになるでしょう。






渡辺名誉顧問をはさんで、左から2位・熊野、優勝・森本、
3位・小川の各選手。




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 全国選抜シャンチー(中国象... | トップ | シャンチー(中国象棋)第7... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。