シャンチー(中国象棋)の日々~三千年の歴史、5億人の愛好者

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シャンチー(中国象棋)全国選抜トーナメント研修会行われる

2013-05-05 | ニュース
“日中学院倉石記念杯”第19回全国選抜シャンチー(中国象棋)トーナメント(センバツトーナメント)は、7月14日・15日、東京・目黒区民センターで開催されますが、5月5日、その第1回研修会が都内会場で行われました。

センバツトーナメントは、毎年、特定の布局を指定して行われます。今年のテーマは「五七炮進三兵対屏風馬」。中国国内の試合でも、国際試合でも最も流行している布局の一つで、毎年のように新しい着法が生まれています。

レイティング下位のプレーヤーでも、テーマ布局を十分に研究すれば、上位者相手に互角以上に戦える可能性があり、いやがうえにも研究意欲が高まるのです。

日本唯一のアジア大師・山崎秀夫選手は、常々「布局の研究は“広く”ということと、“深く”ということが大切」と言っています。このセンバツトーナメントは、布局を“深く”研究する機会をプレーヤーに提供するものです。

今年のセンバツトーナメントにはA級12名、B級8名の出場が予定されていますが、この日の研修会には、B級は8名全員がそろいました(A級からは全日本選手権優勝の所司和晴選手ら5名が参加)。「A級プレーヤーに一泡吹かせよう」というB級プレーヤーの並々ならぬ意欲が感じられました。

全日本選手権が終わって1週間もたっていませんが、2000年シドニーオリンピック女子マラソンで優勝した高橋尚子選手は、その翌日からシドニー市内を走っていました。世界レベルで戦うことを目指すアスリートなら当たり前のことです。この日行われた22局のゲームを上位者対下位者の勝敗という点から見ると、9勝9敗4和とまったくの互角。本番のセンバツトーナメントでの大波瀾を予感させるものとなりました。今年の「センバツ」は何が起きるか分からない!




この4月にシャンチートップアスリート育成プログラム研修生となった
中村千鶴(手前左)、赤穂旭(右)両選手もさっそく参加


トップアスリート育成プログラム研修生に指導対局を行う服部亜光選手

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