シャンチー（中国象棋）第８回韓信杯国際名人戦始まる

シャンチー（中国象棋）の「第８回淮陰（わいいん）・韓信杯国際名人戦」は、11月12日、オーストラリア・シドニー市で開幕しました。

この国際名人戦は、毎年、世界中から12名の有力選手を招待して開催されているもので、今年は日本から、昨年の世界選手権NC/NV（ノンチャイニーズ＆ノンベトナミーズ）部門優勝の所司和晴選手が第１回大会以来となる招待を受け出場しています。

競技方法は、12名の出場者を抽選でＡ・Ｂ組に分け、ラウンドロビン（総当たり）5回戦の予選を行った後、各組の同順位同士で順位決定戦を行う方式です。

予選Ａ組
頼理兄（ベトナム）、謝靖（中国）、薛涵第（ドイツ）、イワン（インドネシア=NC/NV）、李錦歓（中国マカオ）、ナグラー（ドイツ=NC/NV）

予選Ｂ組
曹岩磊（中国マカオ）、王天一（中国）、鄭惟桐（中国）、程鳴（中国）、黄学謙（中国香港）、所司和晴（日本=NC/NV）

所司選手が入ったＢ組は、2015年中国チャンピオン鄭惟桐、16年同・王天一ら中国選手が３名、しかもNC/NVが所司選手ただ一人というまさに「死の組」となりました。

所司選手は、2009年の第１回大会で中国香港の国際特級大師・趙汝権を破るという大金星を挙げ、世界のシャンチー界をあっと言わせましたが、今回もひと暴れしてほしいところです。皆さんの応援をよろしくお願いします。

12日現地時間19時、第１ラウンドが開始されました。

◆予選第１Ｒ結果
所司和晴０－２王天一

明日13日は、第２－４Ｒが行われます。
各ラウンドの結果及び棋譜は「広東象棋ネット」で見ることができます。
http://www.gdchess.com/XQData/ShowRound.asp?eid=100002666


左・所司、右・王天一（「広東象棋ネット」より）