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マンション屋上で、花火大会を見ようと子どもを抱いて天窓上を歩いた際、天窓が破れて階下の住居に墜落し、子どもが受傷した。(1歳女児・中等症) |
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マンション地下1階にある機械室上部の天窓で遊んでいたところ、天窓が破れ約2メートル下に墜落した。(9歳男児・重篤) |
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マンションで、ガラス製の通気口の上で飛び跳ねて遊んでいたところ、ガラスが割れて約2メートル下に墜落した。(11歳男児・中等症) |
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マンションのエントランスのガラス屋根に乗って遊んでいたところ、ガラスが割れ、約4メートル下に墜落した。(4歳男児・中等症) |
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公園の公衆トイレの屋根に登り、屋根上の天窓に乗ったところ、天窓のガラスが割れ、約3メートル下に墜落した。(8歳男児・中等症) |
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一般住宅で、屋上にある天窓の上に乗り、花火大会を見ていたところ、天窓が破れて約5メートル下の3階の床に墜落した。(11歳男児・中等症) |
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天窓・ガラス屋根には乗らないよう指導する。 受傷者は、小学生に多く見られます。これは、その年齢層の子どもに天窓・ガラス屋根の強度について、危険性の認識が十分でないことが考えられます。 天窓・ガラス屋根上に乗ると破損する可能性があることを、十分に指導する必要があります。 |
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天窓・ガラス屋根に乗れない環境をつくる。 天窓・ガラス屋根を有する施設の管理者等は、子どもが天窓・ガラス屋根に至る足場となりそうなものを取り除く、天窓に乗らないように柵を設ける、又は安易に天窓・ガラス屋根のある場所に立ち入ることができないよう措置しておくなど、事故につながる要因を排除することが重要です。 なお、屋上等に至る出入口を施錠する場合は、非常の際に容易に避難できるよう配意してください。施錠方法に関して、詳しくは、最寄りの消防署にご相談ください。 |