GW期間中に、A ・ B チーム合同の強化練習会 『 春塾 』 が行われ、
4日間、1日7時間以上の厳しい練習でしたが皆よく乗り切ってくれました。
脱落する選手も出ずに、充実した練習になったと思います。
これからテニスを一生懸命に取り組めば取り組むほどに問題 ( 課題 ) が起きます。
問題が目の前に起きたとき、どうしてもそこで立ち止まりそうになるものです。
起きた問題の目の前で、悩み苦しんでいる我が子を見れば、
手を差し伸べたくなるのが親というもので、その気持ちは私もよく分かります。
しかし、親が手を差し伸べて、逃げ道を作ってあげることは簡単ですが、
それでは子供が問題に真っ正面から向き合い、乗り越える力は身に付かないのです。
たとえ親から手を差し伸べられ、目の前の問題から解き放たれたとしても、
必ず次の問題が待ち構えているのです。
だから、1度でも逃げ道を与えられた子供は、その度に逃げ道を探すために立ち
止まるから、中々前に進めなくなるのです。
そのうち、親の手を借りても乗り越えられないほど問題は大きくなり、
さらには、自分で乗り越える力を持たない大人になってしまうことが大問題でしょう。
選手の親になった瞬間から、子供が苦しみ、もがいていても、
時には 『 黙って見守る 』 ことが必要です。
それが非常に辛いことだとしても、それこそを問題と捉えて、
選手と一緒に乗り越えて頂きたいのです。
自分ですべてを乗り越えさせるために
最後にアカデミー選手諸君へ
日頃のコーチと親の厳しさは、君たちに乗り越える力を身に付けさせるためなので、
素直に聞き入れ、両親に感謝することだ。
そして、強い意志で続けて行くことだ。
★ 親に頼るな。
★ 親のせいにするな。
★ 親に友達 ( 練習相手 ) まで見つけてもらうな。
★ 親に言っていることと、コーチに言っていることを別にするな。
自分ですべてを乗り越えるんだ