倒産速報

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止まらない!建設・不動産、また大型倒産

2008-08-04 15:22:19 | Weblog
「手形の支払いが集中する“五十日(ごとおび)”が危ない」(金融関係者)といわれていたが、やはりだ。破綻の連鎖が続く建設・不動産業界で、30日、また2社が倒れた。

 不動産開発・販売を展開するハウジング大興(東京・練馬)は、東京地裁へ民事再生法の適用を申請した。負債総額は138億円。この会社は、1967年の設立で、首都圏で一戸建てやマンションの開発・分譲を手掛けている。2007年3月期は売上高145億円を計上していた。しかし、昨年秋からのマンション不況を象徴するかのように、08年3月期は売上高76億円と半分にとどまり、資金繰りが悪化していた。一方、中堅ゼネコンの多田建設(東京・江東)は、東京地裁に会社更生法の適用を申請した。負債総額は179億円。3度目の更生法申請という異常事態だ。

「かつて多田建設は東証1部に上場していましたが、バブル崩壊で経営難に陥り、1997年に会社更生法の適用を申請した。その後2005年にいったん手続きを完了したものの、再建スポンサーに反発した従業員らが、すぐに2度目の更生法を申し立てたという経緯があるのです」(経済ジャーナリスト)

 サブプライム問題や改正建築基準法のあおりで着工が遅れ、建設・不動産会社の業績悪化は急激だ。負債総額100億円以上の大型倒産が、今年に入って毎月のように起きている。7月も、ゼファー、三平建設ときて今回の2社。8月の“五十日”も警戒が必要だ。


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