岩手のファイナンシャルプランナー岩崎純のブログ

FP岩崎が日頃感じたことを書きたいと思います。

ゴルファー保険の必要性

2016-06-29 10:56:20 | FPの話
ゴルフをする方の多くは、ゴルファー保険に加入していると思います。

ゴルファー保険の内容は、

1、賠償責任=クラブやボールで他人にケガを負わせたり、他人の器物を破損させた場合の補償。
2、自身のケガ=ゴルフ中のアクシデント(ケガ)で死亡したり後遺障害を負ったり、入院、通院をした場合の補償。
3、ゴルフ道具補償=クラブ等の盗難や破損の補償。
4、ホールインワン=ホールインワン、アルバトロスを出したときの費用補償。

以上の4つがセットになっています。保険がおりる際には一定の条件(キャディの証明等が必要)があります。


次のことを想像してみて下さい。
キャディ無しでプレーをしていて、カートを自分が運転していた。目の前にスズメバチが飛んできたため、驚き、振り払おうとして運転操作を誤り、カートが横転し同乗者が死傷した。・・これは実例としてある話です。

この場合、運転者は同乗していた方に損害賠償請求された金額を支払わなければいけません。その時に、上記1、の賠償責任の出番となります。
上記2、3、4、は必要ないと感じても、1、の賠償責任補償は身近に起こり得て、賠償金が高額になります。

海賊とよばれた男

2016-06-29 10:01:53 | その他
石油元売りの出光興産と昭和シェル石油の合併話が進んでいましたが、ここに来て出光興産の創業家の反対で破談になるのではないかと報道されています。

出光興産の創業者、出光佐三氏をモデルにした歴史小説がこの本です。
「海賊とよばれた」とタイトルにある通り、傍から見ると過激で、異端ですが、筋が通っていて、そして情に厚いリーダーです。

戦前戦後の刻々と変化する日本の経済状況の中でも、自分が思った事を貫き通す強さを学べる本です。

特に他の人がやらない嫌な事を、率先してやる姿は我々ビジネスマンにとって非常に勉強になります。

出光興産はイランと親密と言われていますが(昭和シェルはサウジアラビア)、その歴史的な関係もこの本に記載されております。


上場前であれば、創業時から受け継がれてきた想いを貫き、いやな相手と合併する必要はないのでしょう。

しかし、今は上場しているので、経済的に損か得かで物事を判断し、得になるようであれば合併しましょうという話になるのでしょうね。

参議院選挙

2016-06-28 19:01:08 | FPの話
7月10日は参議院選挙です。
今回の選挙から18歳19歳も投票することができます。

テレビのニュースを見る限り、誰に投票したらいいか分からないとか、政治についてよく分からないという声を多く耳にします。

それはそれで、不満が無い事の現れで日本は幸せな国なんだなあ・・と感じるところもあります。


しかし本当にそうなのでしょうか。
1000兆円以上もある世界で最悪の借金を抱え返済は次世代に先送りされ、資産の大半を60歳以上が保有していながらなお貯蓄にまわっていて、本気で少子化への対策もとられておらず、若者がまともに稼げず結婚もできない。

私からすると、若者にお金が回らない仕組みが出来上がっているなあ、と見えます。

年金制度をとって見ても、現役世代が納めた保険料(掛け金)は、自分用に積立している訳でなく、今給付されている人(年配の方)に支払われています。つまり今年払った年金保険料は、今年そのまま年金受給者に支払われているのです。これを賦課(ふか)方式と言います。
決して自分自身のために積立てている訳ではないので、はっきり言って自分が貰えるはずの年金は財源が担保されていないに等しいのです。本来なら若者は年金制度を積立方式に変えて欲しいと声を上げてもよいのです。


ただ、どんなに若者が声を上げても60歳以上の方々に勝てません。人口ピラミッドをみると一目瞭然で、人数が違うのです。日本の人口に占める割合を考えると60歳以上に有利な政策を掲げる方が選挙に勝てるので、少数派の若者への政策は後回しになるのです。

本来ならこれからの日本を背負って立つ10代、20代は1人2票投票することを許すくらいのことをしなければ何も変わらない気がします。


地域間の1票の格差よりも、世代間の1票の格差のようがよっぽど深刻です。

ファッションタトゥーと生命保険

2016-06-26 19:26:11 | FPの話
生命保険に加入するときは健康状態の診査があります。
その際、保険会社から求められる確認事項に「入れ墨があるかどうか」があります。告知事項になくとも担当者がヒアリングして募集人報告書に記載する必要があります。

これは、暴力団対策で暴力団は保険加入させてはならないという規則に基づいてマニュアル化されている事が大きな要因です。

もう一つ理由があり、医学的にリスクがあるために保険会社は引き受けないと言われております。
入れ墨、タトゥー、ファッションタトゥーがあると、C型肝炎に感染している可能性があるのです。実際に、一定の割合で感染が確認されているのですが、勿論必ず感染している訳ではありません。


軽い気持ちでファッションタトゥーを入れようとすると、思わぬところで後悔するかもしれません。

C型肝炎に関しては、最近画期的な薬が開発されたとのことですが、何十万円単位でお金がかかるとの事で実用化されるにはあと数年かかるようです。