類塾では、お子さまの勉強や成績にとどまらず、子育てにまつわるさまざまな相談を受けますが、その1つに、近年「発達障害」についての相談が増えてきているように思います。
同世代の子どもと比較しては、これができないと将来生きていけないんじゃないかと不安になって病院に行き、「発達障害」と診断されることで逆に「安心する」とおっしゃるお母さまもいるほど。
自分の子どもが他の子よりもできないことがあると、すぐに不安に陥り、足りないものを補おうと医者や病院に安心を求めたり、習い事や○○教室に通わせてしまう。というのは、発達障害の診断、病名の有無に限らず、あるあるかもしれません。
今回は、遊学舎に通うあるお子さまの成長エピソードを紹介します。
Aくんは、言葉の発達が少し遅く、初めの頃は何を話しているか聞き取るのが難しい程で、発達障害検診で「グレー」と診断されていた生徒。
でも、遊学舎で毎日元気に遊ぶ中で、お兄さんやお姉さんの名前を少しずつ覚えてきて、〇〇くん!と仲間の名前を呼べるようになったり、お兄ちゃんやお姉ちゃんの話している言葉を真似してみたりと変化がありました。
そんなある日、Aくんの最近の様子を報告していると、お母さまからもこんな話が…。
「言葉の発達が遅いのが心配になり、児童発達支援の施設に行ってるんですが、その先生から最近すごく変わったと言われたんです!1年以上ほど支援施設に通っても目につく変化もなく、さらに不安になって他の施設にも通うほどでした><。
ところが、遊学舎に来るようになって思いきり仲間と遊んでいるからか、『言葉が聞き取りやすくなった!』と施設の先生も驚いていたんです!遊学舎に通い始めてから変化が見られたとのことだったので、たった10日ほど『外で思いっきり遊んだ』だけでこれだけ変わるのだから、本当に外遊びって大事なんだと実感しました。」
また、それだけではなく、普段は周りと違う行動ばかりしていたのが、最近は妹の面倒や家族のために動いてくれるようになってきたと大きな変化もみられたそうです!
★仲間との外遊びですべて解決していく!
言葉の習得過程である「聞く」→「真似」→「話す」は遊ぶ中でいたるところにあります。
この能力を高めよう!と、人工的なカリキュラムの中で頑張らなくても、異学年の仲間と遊ぶ中で、自然と言葉は身についていきます。
それは言葉に限らず、心や行動面でも!
「優しくてかっこいいお兄ちゃんのようになりたい!」と内発が刺激されるので、相手のためとか意識しなくても、その子もみんな発の行動になっていきます。
本来、子供たちは仲間との遊びの中で挑戦や失敗を繰り返し、感情や社会性、知性等を発達させていきます。
そのため、全ての能力の土台を大きく、太く育むには、「遊び」に一本化していくことで十分!
「うちの子、もしかして発達障害では…?」と不安になったとき、専門家や病院に頼る前に、まずは仲間との外遊びをさせてみませんか??