マンデーミーティングのネタ

日本を忘れかけた(?)香港駐在員たちの雑談・・・

超高層建築物

2008-12-22 | 社会・時事
Ø 概要
超高層建築物は、高層建築物の中でも特に高い建築物で、一般には超高層ビル、又は、摩天楼(「天に接するほどの高楼」の意)と呼ばれています。英語では、スカイスクレイパー<Skyscraper>(「空を削るもの」の意)、タワー<Tower>(「塔」の意)、スパイア<Spire>(「尖塔」の意)などの呼び名があります。世界で最も高い超高層ビルの推移は、50年以上に渡りアメリカが世界一の座を独占してきましたが、近年のアジア諸国の経済力の発展に伴い、その座を譲り渡しています。

Ø 定義
どのような高さや階数の建築物を超高層ビルと呼ぶかについては、統一された明確な定義はありません。例として広辞苑では、15階以上、または、100m以上の高さの建築物を超高層建築と呼ぶことが多いとしています。階高を4mと仮定すると15階は60mにあたるから、15階以上と100m以上とでは、その高さに倍近くの開きがあることになります。また、他の書籍の例を挙げると

広辞苑(岩波書店) ⇒ 15階以上または100m以上
マイペディア(平凡社) ⇒ 100m以上
建築学用語辞典(日本建築学会) ⇒ 15階程度以上
建築大事典(彰国社) ⇒ 15階程度以上または100m以上
建築基準法施行規則 ⇒ 60m超

日本で超高層ビルという語が初めて用いられたのは霞ヶ関ビルディング(36階 / 147m)に対してであり、それ以前に既にホテルニューオータニ(17階 / 73m)が存在していたことから、当時、高層ビルと超高層ビルの境界は73mと147mの間にあると認識されていたといえる。

Ø 意義
超高層ビルは規模にもよりますが、多くの場合、巨大な需要能力を有するので、再開発事業などを起案する際などに区画整理後の敷地へ建設される建物にこの建築様式が採用されることが多いです。超高層ビルの建てられる条件としては、不動産価格が高い土地に事業者が投資しようとする場合、その回収方法として多層の建築を設けて収益を得ようとする事から結果的に超高層建ビルになる場合や、限られた土地に許容を超えた収容を想定する場合、土地や都市、国などのランドマークとして建設する場合などが挙げられます。また超高層ビルは周囲からも抜き出た高さとなる事も多く、社会的に影響も大きい事から高い意匠性を求められると同時に、ビル建築主やビルを使用するテナントのブランドイメージをも決定する場合もあります。更に、その意匠が周辺地域から認められない時には、多くは計画段階時に是正を求められるか、最終的には訴訟にまで発展する場合もあります

超高層ビルは結果的に、現在ではその国や都市、企業の経済力や技術力を示す指標ともなっていますが、昨今の特に先進国では消費社会から環境社会への転換が図られようとしており、その中で莫大なエネルギーを消費する超高層ビルは効率性が疑問視されている面もあります。また居住者への精神的或いは肉体的な影響なども懸念されており、特に高層住宅の場合、居住者の立場によっては周囲や地区の住環境も悪化すると言った研究報告もあるなど、課題も抱えています。


◇世界一高い超高層建築物の変遷 ※塔アンテナなどは除く



◇日本一高い超高層建築物の変遷 ※塔アンテナなどは除く




Ø 復活!雑学問題
① 現在(完成済)、世界一高い高層建築物は?
② 今後(建設中)、世界一高い高層建築物は?
③ 世界一高い、ツインタワーは?
④ 世界超高層化都市ランキング1位はどこの都市?

① 添付
② 添付
③ マレーシアの首都・クアラルンプールにあるペトロナス・タワーで、高さが452mある。世界1高いビル   でもある。2番目に高いTWINタワーは、ニューヨークのワールド・トレード・センターで、高さが413m
④ 添付


(は)


最新の画像もっと見る