2009年Jリーグ開幕戦、FC東京×新潟を味スタまで観戦に行ってきた。昨日の雨模様が嘘のように、強い陽射しが差し込むスタンドで、13時から試合開始となった。
塩田、石川、中村北斗らが離脱中、つい3日前に家族の看病で帰国していたカボレが来日するなど、必ずしもベストな状態ではないが、混戦ではあったが昨季6位となったチーム。期待を抱かない訳がない。
試合前には、昨季まで選手として在籍していた川口信男の挨拶。奥さんと子供と一緒に記念撮影。かわいい子供2人のピース・サインがスクリーンに映し出されると笑顔の会場。東京ゴール裏からは“ノブノブノブ…ノブゴール”コール、新潟ゴール裏からも“ノブオ”コールをもらう（信男は新潟県三条市出身！）。プレーを見られなくなるのは残念だが、今後は普及部コーチとして頑張ってくれ！
さらに試合前イヴェントとして、新マスコット・キャラクターの東京ドロンパが登場。1体目（？）は新潟ゴール裏バックスタンド側の入り口より銀テープに包まれながらローラーブレイド・ヴァージョンの東京ドロンパが走る。バックスタンド、東京ゴール裏、メインスタンドと走るが、メインスタンド前頃には明らかにバテ気味でスピードダウン。そして、新潟ゴール前は通らず、メインスタンド側の入り口より退場していったため、新潟側からはブーイングを受ける。（笑） やおら、東京ゴール側メインスタンド寄りの入り口から今度は白のトレーニングジャージを着た男性4人の東京ドロンパ・ダンサーズを従えて、ヒップホップ・ヴァージョンの東京ドロンパが登場（東京ディ●ニーラ●ド方式ですか…爆）。東京ゴール裏とキッズ席があるバックスタンドの2回にわたってダンスを披露。スローモーションで腰より上だけをローリングさせる（横式Choo Choo TRAINムーヴィングとでもいうか…苦笑）ダンスをすると、観客から“オーッ!!”と歓声が沸きあがる（何のオーッなんだ…笑）。一言もしゃべらなかったが、それなりに楽しい開幕前イヴェントだったと思う。ただ、この時はこのローラーブレイド・ヴァージョンの東京ドロンパのように、FC東京が後半失速してしまうとは考えたくもなかったが……。
前半はお互い探りあいもあってか、なかなか安定しないどっちつかずの状態。前半15分ほどになると、徐々に東京がペースを掴み始める。この時は相手の攻撃もしっかりとケアしていて、初先発の平松やGK権田にも不安はなかった。とはいえ、縦へ放り込むパスが多く、また近藤と赤嶺のポジションも若干かぶり気味だったこともあって、効果的なフィニッシュを出来ずにいたところ、ロスタイムのCKからドフリーだったジウトンがゴールを決め失点。点が獲れるところで獲れないと……という典型的なケースで失点し前半を終える。
後半は、ゴール前右から中央へスライド気味に切り込んだ近藤が左隅に低い弾道で同点ゴールを挙げたが、その喜びもつかの間、またもやCKからペドロ・ジュニオールにゴールを決められ失点。勝負に出て前がかりになりはじめたところ、DFの連係ミスが続き、そこをあっさり突かれて立て続けに失点。新潟に守備を固められ、交替カードによっていいように時間を使われて、ジ・エンド。2009年の開幕戦は不安を抱かせる結果となってしまった。
ペドロ・ジュニオール、ジウトン、大島と前線に3人を置いた4-3-3のシステムを活かした新潟とは対照的に、多くの不安要素を露呈してしまった東京。ことに後半は、GK権田とDF陣、平松あたりとの連係ミスが噴出。マークが徹底せずCKで2失点、しかもドフリーと、早急な改善を施さないと優勝戦線はおろか、残留争いへなだれ込むような感じさえ受けた。ゴール前までボールを運ぶもののシュート・タイミングを逃して攻撃を切られる、得点直後に攻守の意思統一が出来ずに失点と、これまでの東京のパターンといってもいいようなクセを今季初戦でも露呈しまった。このクセが治らない限り、優勝戦線などというのは遠いところになってしまう。それと同時に、過去から学習出来ずに成長出来ていないことにもなる。得点直後の失点やCKでの失点などは、集中力や精神的な面も大きい。気持ち次第だというのは容易いが、その気持ちというのは、短期間で修正出来るものではないことは明らかで、リーグ序盤ではあるが、結果として途中で失速したとしても、死に物狂いで目の前の相手を叩くということに集中していかねばならないのかもしれない。
まだ初戦が終わっただけととるか、もう初戦が終わってしまったととるか。“まだ”は“もう”で“もう”は“まだ”という言葉もある。少なくとも気持ちの上では“もう”と感じて、次にトライしてもらいたいもの。次節はアウェイで浦和。これをラッキーととるかアンラッキーととるか。ガムシャラに挑むにはもってこいの舞台ととれば、今シーズンの光も見えてこよう。
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Jリーグ 2009 J1 第1節
FC東京 1（0-1、1-3）4 新潟
【得点】
（東）：近藤（後半6分）
（潟）：ジウトン（前半44分）、ペドロ・ジュニオール（後半8分）、大島（後半23分）、ペドロ・ジュニオール（後半27分）
会場：味スタ
観客：27568人
≪STARTING LINE-UP≫
GK 20 権田修一
DF 05 長友佑都
DF 15 平松大志
DF 02 茂庭照幸
DF 25 徳永悠平
MF 06 今野泰幸
MF 17 金沢浄 (→ 後半17分、 鈴木達也）
MF 10 梶山陽平
MF 22 羽生直剛 （→ 後半19分、ブルーノ・クアドロス）
FW 24 赤嶺真吾
FW 32 近藤祐介 （→ 後半19分、カボレ）
≪SUBSTITUTION≫
GK 21 阿部伸行
DF 08 藤山竜仁
MF 04 ブルーノ・クアドロス
MF 19 大竹洋平
MF 40 鈴木達也
FW 09 カボレ
FW 13 平山相太
≪MANAGER≫
城福浩
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とりあえず、今日はふがいなかったので、グッズ購入は取りやめということで。
あと、東京ドロンパ。ローラーブレイドで走る時は、失速するなよ。（苦笑）
