天皇杯を観戦しに雨がしとしとと降るなか、味スタへ向かう。だが、会社を19時20分頃に出たのと京王線が遅延していたこともあり、味スタ到着は後半15分前後。先発隊でジェフサポの同僚らが陣取る席へ向かう途中で“ワッショイ! ワッショイ!”の「東京ブギウギ」の節を聞く。ほどなく同僚からの「大竹2得点です」のメール。2-0となった試合は、あまりにも千葉にとって脱力感を覚えるものだったに違いない。
東京は平出、大竹、田邉、ソ、前田らがスターターと顔色新た。一方、千葉もネット、村井、中後、福元…と名前は揃うが、現在のスターターではない模様。
後半からは、千葉の集中力の欠如もあってか、ショートパスを多用しながらさまざまなアイディアの繋ぎで攻撃を展開していった。大竹のフェイント、田邉の吸い付くようなドリブル……一時のムーヴィングを彷彿させる、と感じた人もいたのではなかっただろうか。
ただ、それはあくまでも相手の状態あってのこと。この日の千葉はかつて“ジェフの奇跡的な残留”と言われた押し寄せる大波のような威力は持ち合わせていなかった。集中力の欠如によるパスミス、1テンポ遅いプレス、元気なく足が止まる……その中での“ムーヴィング”であったことも忘れてはならない。
とはいえ、先発で出場出来ていない選手達によって2-0と完封勝利を得たことは、彼らの自信にも繋がるし、何より平山、羽生、石川、米本らレギュラー陣を休ませることが出来たのは大きい。これを弾みにして、週末の“多摩川クラシコ”へと力を結集させようではないか。
天皇杯の相手は大宮を破った福岡に決まった。福岡は準々決勝で唯一勝ち残ったJ2チーム。これで東京は3試合連続J2のチームとの試合となったが、福岡は柏、甲府に続いて3チーム目のJ1昇格に一番近いと思われるチーム。油断は禁物だ。元日へ向けて勝ちあがり、楽しいクリスマスにしたいものだ(果たして、会場はどこになるんだろうか……)。
その前に、残留という宿題が残っているが。週末のクラシコで勝ち点3を是非とも勝ち取らねば!
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天皇杯 4回戦
2010/11/17 味スタ
FC東京 2(0-0、2-0)0 千葉
【得点】
(東):大竹(51分)、大竹(59分)
観衆:6,403人
天気:雨、弱風
<メンバー>
20 GK 権田修一
33 DF 椋原健太
02 DF 徳永悠平 → 06 DF 今野泰幸(79分)
03 DF 森重真人
25 DF 平出涼
08 MF 松下年宏
27 MF 田邉草民 → 28 MF 幸野志有人(88分)
19 MF 大竹洋平
30 MF ソヨンドク → 16 MF リカルジーニョ(71分)
24 FW 重松健太郎
32 FW 前田俊介
01 GK 塩田仁史
14 DF 中村北斗
18 MF 石川直宏
13 FW 平山相太
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後半、千葉のコーナーキックのチャンス。

「俺たち~」「ジェフ!」な方々が陣取る千葉ゴール裏。

東京も今日は雨で引き込み気味に応援~。

