*** june typhoon tokyo ***

FC東京×鹿島@味スタ

Fcvs_20070503aちょっと出遅れて行ってしまったのですが、いてもたってもいられず(茂庭が出るかも?との期待も含めて)、味スタへ行ってきました。

鹿島の攻撃にやられることも多かったですが、ワンチョペ、ルーカスの2トップに石川がフィットしていた感もあり、ゴールの期待も出来る前半でした。

後半、57分にルーカスの綺麗なアシストを受けて、ワンチョペがヘッドでゴール。
これはまぁ、オイシイ(ほぼルーカスが作った)ゴールだったけれど、とにかく得点を獲ることが出来てよかった。
さぁ、これで気を緩ませずに…と思った矢先の59分、自陣でのクリア・ミス(たぶんルーカス)から、中後にゴールを決められる。これが痛かった。
これ以外にも、いつものことだが、ハッキリとしたクリアがFC東京は少ない。
たとえ、直ぐに攻撃へと繋がらなくても、ピンチの時はハッキリとしたクリアを徹底してもらいたい。

このゴールの後、俄然鹿島ペースに。というよりか、東京はいつもの東京(リズムを崩して目的が定まらない展開)になってしまった。
ワンチョペには馬場、石川には鈴木規と2枚同時に交代カードを切ってきたが(70分)、その意図がやっぱり不透明。
その10分後(80分)には、栗澤に替えて梶山を投入。
うーむ。ヒロミは何がしたいんだろうか。
従来と変わり映えのしない交替だが、それが今まで成功してきているのなら“定石”となるのだが、現在の低迷している状況からも判るように、成功しているとはいえない。

梶山を入れたのを見透かすように、82分にマルキーニョスのセンタリングから、途中投入の増田のヘッドで逆転ゴールを奪われる。
その後は途中で投入した選手も機能したとはいえず、後手後手になって終了。
後味のかなり悪い試合となってしまった。

今日感じたことは、

・とにかくワンチョペが決めたのは今後につながる、と思いたい。
・ゴール前では完全に競り負けていたので、茂庭の早い段階での復帰が望まれる。
・判断の早いクリアを。自陣でワンバウンドさせるな。
・今野はよくやっていた。
・石川は前半は良かった。後半は…。
・地味ながら浅利もよく頑張っている。
・でも、やっぱりルーカス頼み。
・ヒロミの采配は、ちょっともう限界にきている。

こんな感じか。

◇◇◇

× FC東京 1(0-0、1-2)2 鹿島 ○

得点:ワンチョペ (57分)


≪スターティングイレヴン≫

GK 22 塩田仁史
DF 25 徳永悠平
DF 06 今野泰幸
DF 08 藤山竜仁
DF 17 金沢浄
MF 07 浅利悟
MF 37 福西崇史
MF 27 栗澤僚一 (→梶山)
FW 18 石川直宏 (→鈴木規)
FW 09 ルーカス
FW 10 ワンチョペ (→馬場)

≪SUB≫

GK 01 土肥洋一
DF 02 茂庭照幸
MF 15 鈴木規郎
MF 14 馬場憂太
MF 23 梶山陽平
FW 20 川口信男
FW 24 赤嶺真吾

◇◇◇

Fcvs_20070503bそれと、毎回思うんだけど、FC東京のゴール裏、応援、なんとかならないのか。
今日は、30436人の来場者で、圧倒的に東京サポが多いにも関わらず、声援の大きさが鹿島に負けてるよ。
ジャンプしている人たちなんて、鹿島の方が多いし。まぁ、アウェイに乗り込んでくる鹿島サポだから、意気込みの強いサポーターたちの密度が高いということはあるけど。
別に、ジャンプすることとかは強制じゃないから、それがないからどうだなんてことは言わない。
ただ、ゴール裏で盛り上がっているのが本当に一部で、後は気持ちを内包して応援している感じなのだ。

思うに、先導している応援団は、同じ応援を5分くらい(時にはそれよりも長く)やっていて、変化がない。
そして、東京が劣勢に立つとシュンとしてしまい、最後の数分間だけ、「攻撃、攻撃~」やら「シュート打て!」やらで終わってしまう。
そんなんじゃぁ、ゴール裏でさえ一体感も生まれないだろうよ。
自分は、今回鹿島側の近くで見ていたのだが、サポーターに飽きさせないように、いろいろなヴァリエーションの掛け声で声援にも変化をつけている。劣勢になれば、逆に声を大にしてチームを活気付けようとする。FC東京のゴール裏のいつもながらのダレた応援を聞きながら、鹿島サポはしっかりと考えているなぁ(いや、東京がダメダメなだけか)と情けなくなってしまった。
東京にも、いろいろな応援歌があるし、応援そのものは東京にしか出せないユニークなものが多くあると思う。
ただ、それを先導する応援団が巧く使えていないのだ。
引き出しが少なすぎる。

東京の応援歌には「俺の」というフレーズが多く使われているが、これは男であろうが女であろうが大人だろうが子供だろうが、「俺の東京」の「俺」は「俺=自身を含むサポーター」だと解釈してきた。響きとして、表現として東京らしいから、その言葉を使っていて、それがサポーターにも愛され、浸透しているものだと。
だが、今のゴール裏の「俺」は、サポーターの一部の輩だけの「俺」に成り下がってしまっている。
つまり、応援した気になっている自己満足から抜け出せてないのだ。
それでは、ゴール裏にいる他のサポーターもついていけないよ。

応援してやっている、のではなく、もっと視野を広げて、どうやったら一体感ある応援が出来るか。
それを真剣に考えてもらいたい。
懸命だとは思うが、率先していくという立場である以上、勢いや自分たちだけの気持ちを声にして張り上げるだけじゃなく、
多くのサポーターがつい身を乗り出して、声をともに出し、一喜一憂を分かち合える、そういう土台作りをしてもらいたい。

鹿島も新潟も、声援をチームの力へと変えるものを持っていた。
東京は、今のチーム状態を示すかのように、一体感が長く続かず、声援でチームの奮起を促してやることが出来ていない。
本当に、猛省してもらいたいものだ。
ひとりよがりの「俺」はもうゴメンだよ。

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