カップを奪い取れ~掲げよ東京~♪
ということで、会社から国立へ直行。今日は、ヤクルトのスタジアムDJ、パトリック・ユウとつば九郎、燕太郎らのマスコットがゲストで来ていた。東京ドロンパも登場。林田健司の「We Are The Swallows」が流れるなか、ダンサーによるダンス。そこにキャラクター陣も参加。電光掲示板にはヤクルト球団記録となる、昨年8月から負けなしの12連勝の館山昌平からのメッセージ。背番号が25なので、同じ番号の徳永を一方的に応援しているとのこと。
ハーフ・タイムには東京ドロンパたちマスコットがグラウンドを一周、ダンス・パフォーマンスも。
(燕太郎、凄いな……)
山形の先発GKにはかつて東京に所属していた遠藤。東京はサブに塩田が復帰。CBはブルーノと平松。長友、今野がいないなかで、どう対処するか。なかなか調子があがらない怪我明けのカボレは、果たしてゴールを奪えるのか。
前半3分、あっという間に山形が先制。長谷川のシュートのこぼれ球を廣瀬がゴール。その後も、石川竜からキムへのフィードなど、確かに山形の形でゲームは進んでいた。ただ、開始当初の失点の時もそうだが、東京のプレイが緩い。緩すぎるの一言。山形の攻めが巧いのではなくて、東京が相手に合わせるサッカーをしてしまった、それだけのことだと思う。決定的なチャンスを外してくれたということもあったが、全体的に山形の攻撃には恐さや凄さは感じられなかった。ただ、東京の動きが遅かったり、ミスをしたりと、相手にそのような攻めが出来うる環境を与えていたような感じだった。
やはり、突き放せる時に突き放しておかないと流れは変わるもので(東京もつい先日の川崎戦でそれを学んだと思うが)、決定機を外した山形から東京が徐々にペースを握るようになる。石川がいい縦への進出を見せると、平山が落としたところを梶山のミドルで同点。後半18分には、平山からカボレへ繋ぐと、DFとの競り合いに勝ち抜き、頭で押し込み逆転。さらに、梶山のスルーパスに反応したカボレが、一度は遠藤に当てるも冷静に蹴り込んで3-1となり勝負あった。
この日は、逆転してからも、さらに点を獲りに行くぞという気迫と意気が感じられた。そう、そういう姿勢が今までには欠けていたのだ。常に勝者へ近づくためには、勝利へ貪欲でなければならないのだ。
とはいえ、これは山形相手だということも忘れてはならない。いや、山形が弱いということではなく、後半は前半で攻守の起点になっていたキムが怪我で交替していた。そこで流れが変わったことのもまた事実。今後、より高いレヴェルのチームと対戦した時に果たしてこれが続けられるか、そこが課題であり意識すべきところなのだ。
1試合多く消化しているとはいえ、勝ち点10で暫定で首位となった。次の清水戦にきっちり勝って、決勝トーナメントへの出場を揺るぎないものにしておきたい。
◇◇◇
2009 ヤマザキナビスコカップ 第5節
FC東京 3(0-1、3-0)1 山形
【得点】
(東): 梶山(後半12分)、カボレ(後半18分)、カボレ(後半26分)
(山): 廣瀬(前半3分)
会場: 国立競技場
観客: 14,259人
≪STARTING LINE-UP≫
GK 20 権田修一
DF 14 中村北斗 (→ 前半29分、椋原)
DF 04 ブルーノクアドロス
DF 15 平松大志
DF 25 徳永悠平
MF 28 米本拓司
MF 10 梶山陽平
MF 18 石川直宏
MF 27 田邉草民 (→ 後半26分、大竹)
FW 09 カボレ (→ 後半31分、赤嶺)
FW 13 平山相太
≪SUBSTITUTION≫
GK 01 塩田仁史
DF 33 椋原健太
MF 17 金沢浄
MF 19 大竹洋平
MF 40 鈴木達也
FW 24 赤嶺真吾
FW 32 近藤祐介
≪MANAGER≫
城福浩
◇◇◇
ちなみに、
途中で中村北斗がタックルを受けた影響で交替。んー、心配だ。
カボレも倒れて交替するが、試合後に普通に歩いて挨拶し、勝利の“シャー”もやっていたので、それほど深刻なものでもないとは思う(そう願いたい)。とりあえず、今週は試合がないから、じっくり休め、と。
石川はキレキレ状態をキープ。
平山はポスト役はよくやっている。あとは自身のゴール。
徳永は前半は完全に死に目だったな……。
それと、自陣での高いパント気味のボールを処理する際には、必ずバウンドさせる前になんとかしろ。バウンドさせると、高い確率でピンチにしている。
平松の低い位置での緩いパスは危なっかしくて仕方ない。まだちょっと上位対戦で使うのは恐いか。佐原、茂庭がよりしっかりしないと、だ。
◇◇◇
NHK-BS1『Jリーグタイム』キャスターのこの方も観に来ていたようですナ。