サッカー大好きの両親。

うちの両親は、サッカーファンである。
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父親80歳、母親76歳なのに、サッカーが中継される日は、朝からウキウキしている。

Jリーグの選手のほとんどを知っているようだ。

サッカーが始まる20分前になると見やすいように、テーブルにテレビを近ずけて、観戦用の席を作る。

10分前になると席に座り動かなくなる。

用を頼むとしたら、ハーフタイムの休憩中だけ。ただし、負けていないが条件である。

10年前位から、観戦する前に青のティシャツに二人して着替えるようになった。

観戦中は、おせいじにも品行とは、言えない態度で見ている！

とにかく、やじが酷い、汚い、これでも私の親かと疑りたくなる。

点が入ると上機嫌で、立ち上がって、ハイタッチを良い歳して、やっている。
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点を取られた時のふてくされ方は、酷いものがある。
近くに居ようものなら、八つ当たりを覚悟だ。

私は、後半戦の前から、自分の部屋に終わって暫く経つまで籠ることにしている。
ワールドカップ、オリンピックの様な大きな試合では、とくにそうしている。

理由は、口の悪さが半端でなくなるからだ。ただし、これは、慣れてしまえばどうということはない。

問題は、勝った時だ。点を取るごとにハイタッチをしている二人である。

まさかとは思うが、勝った瞬間にハグなどされたら、目のやり場がない！

そんな、おぞましいものは絶対に見たくはない！


今日、ジャマイカと戦っている。
先程、一点を先取したのを見た。
珍しく、おとなしく見ていた。

これから、どうなることやら、私は、早めに寝たふりをしよう！
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