今回は27日に仕事が入ってしまったため、安近短の山に狙いをつけ、以前から気になっていた金峰山に行くことにしました。
登山口の大弛峠は相当早めに到着しないと路肩駐車になるとのことだったので、夜のうちに到着するように、仕事が終わってからの出発となりました。
関越道~圏央道~中央道へ入り、談合坂SAへは一時間もかからず到着。
ここで夕食をとってから、再び中央道を走って勝沼ICを出ます。
ここから街中を抜けて林道川上牧丘線へ入りますが、走れども走れどもなかなか着かない長い道のりです。
道は比較的良いのですがほとんど展望がなく、ちょっと退屈な道のりです。
時々光る鹿の目にハッとしながら、ようやく大弛峠へ到着です。
駐車場はまだ半分くらいは開いていたので、車を止めて寝床を作り、ビールを飲んで0時には就寝しました。
翌日は5時起床、朝食を済ませて6時、いよいよ出発です。
金峰山へは朝日岳へ一旦登り、鉄山を巻くようにして進みます。
アップダウンがところどころあるのでなかなかリズムよく進めませんが、全体的にはそれほどの急登もないので2,500mを超える山としては楽な方ではないでしょうか。
(この季節の大弛峠からという条件付ですが。)
約2時間ほどで金峰山に到着、早速CBで開局です。
まずは呼び周りから、北岳移動のサイタマKM117局にSVファーストのお声掛け。
40Kmは離れていますが見通し距離なので、感覚的にはほんの数キロしかはなれていないような強さです。
早々に八丈島移動のとうきょうCT73局とはQSOに成功したとのことで、これは出遅れたかな。
暫くするとEスポで7エリアの声が聞こえてきます。
先の震災では多大な被害の出た、宮城県南三陸町移動のミヤギBA101局とのQSOに成功。
他にも、岩手県花巻市移動のイワテAN26局や山形県移動のスギナミAA530局が入感するも、山の上からではパイル競争には勝てずにQSO成らず。
また、新潟県移動のニイガタYS112局も一瞬入感、GWかと思いきやEスポでした。
恐らく太平洋上あたりで発生したEスポのバックスキャッターで、かなり不規則な反射があったものと思われます。
このコンディションにはびっくりするのと同時に、もうチャンネル内はEスポとGWで入感する局とが入り乱れ、まさに”グチャグチャ”な状態でした。
お昼を過ぎて、そろそろ下山予定時刻の14時まで残り1時間ちょっとしかなくなってきたなと思っていると、ついにその時が。
CBの方で、八丈島移動のとうきょうCT73局が誰かを呼んでいる声をキャッチ。
呼び回りではこちらからコールする訳にもいかず、空きチャンネルを探してCQを出して釣り上げを図りますがNG。
刻一刻と時間だけが過ぎていきますが、ようやくCQを出しているのを発見!
CBの方ではだいぶ混信等もありましたが、何とか51/51でQSO成立しました。
しかし、2年前の甲斐駒ケ岳の時よりはだいぶ弱い感じでした。
すかさず特小単信へのQSYをお願いし、指定のL1で待機します。
CBでもちょっと厳しい感じだったので、特小ではちょっと無理じゃないかなと半信半疑でスタンバイします。
しかし、すぐにその不安をかき消すように、M5でその声がしっかりと飛び込んできました。
こちらからもレポートを送信し、特小単信 2WAY 10mW 320Km の記録が成立しました。
その後、1mWでもチャレンジしましたが、こちらではわずかにキャリアは感じられるのですがレポート交換までは至らず、残念ながら1mWでの交信は成立しませんでした。
これで特小300Km越えの夢を叶えることが出来ました。
最近ではイベントであってもなかなか特小にオンエアする局が少なくて寂しいことが多かったのですが、まだまだ特小もたくさんの夢が詰まっています。
是非皆さんも積極的に特小へもオンエアして頂きたいと思います。
<参考資料>
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DCRに押され盛り上がりに欠けていた特小ですが、これで再び再燃の兆しありで嬉しい限りです。
すみません・・・、まだ書きかけでした。
木曽駒 → 氷ノ山ではCBでよく聞こえてたのに特小ではNGとか、
今回のように逆のパターンの場合も結構ありますね。
周波数の特性とか、相対的な位置関係、気温や湿度などの色々な要素が
関係しているようですが、まだ自分でも不可思議な部分が多いです。
これを期にまた特小が盛り上がってくれると嬉しい限りです。