
チーズってしょっぱいの結構ありますよね?
やっぱりいろいろな人たちから話を聞くと
『青カビってしょっぱいよね。。』とか『塩分取りすぎちゃう』とか言われます。。
はたして本当に塩分が多いのか。。本当に多かったらこんな話はしません。(笑)
特に青かびチーズに関してはクセがあるという他にしょっぱいと言う方が結構いらっしゃいます。。 なんでだろう。。
まず、これらの食品の塩分を見てください。。
梅干=約20%
はんぺん、かまぼこ=約8%
うどん=約6%
簡単に言うと はんぺん100gの中に塩が8g入っているということです。。
他の食材だって実は思ったよりも塩分が入ってたりしますからね。。
じゃあ、チーズっていったいどれくらいなんだろうか。。。
チーズの中で一番塩分が多いのは、、、 名指しです。 それは、、、、
Danish Blue です。またの名を Dana blueとかViking Blueとかいいます。
あとアマデウスブルー(スペルがわかりません)も まとめてDanish Blueです。
このチーズはもともとRoque fortをまねて造られたそうですが全然違います。このチーズは牛乳製だし。
このチーズは意外と世界中に蔓延(はびこ)っています。ColesやWoolworth系列にも蔓延っています。。 何ででしょうか。。。。 日本に初めて入ってきたブルーチーズもこのDana Blueなんです。。
まず第一にこのチーズはかなり長持ちします。 塩分いっぱいだから熟成がかなりゆっくりなんです。 ですからデンマークから輸出される時はゆら~りーゆら~りと船で運ばれて行きます。 飛行機より船のほうが運賃が安いので他のチーズより安く
店頭に並べられるわけです。
でも、みなさんに言っときますが、このチーズ決してまずいというわけではありません。 このチーズを好んで買ってる方もいっぱいいます。 許せないのは、たいしたレストランじゃないところでチーズプレートを出してるところ!! 誰も知らないと思って
このチーズを出すところが結構あります(特に日本のレストラン)。そのせいでアオカビが嫌いになる人が多いかもしれない。。
以前にもいましたが、出会いというのはとても大事です。最初の印象が悪いとやはり次からなかなか手を出しにくくなりますよね。
特にこのチーズは初めてブルーチーズを食べる方にとってかなり強めだと思います。 私の勝手な推測ですが、だから日本人にとって(特に昔の人)ブルーチーズは
クセがあるというレッテルを貼られてしまってのではないでしょうか。。
ですから、これからブルーチーズを試してみようという方は、ColesやWoolworth系列のスーパーで、
安いからといってDanish Blueに 気をつけてください。。
何回も言いますがコレは好みですので初めての人でも食べれちゃう人がいるかもしれません。 もしスーパーで簡単に見つけられるブルーチーズでしたら、同じくデンマークのチーズになってしまうのですが、Castello blue(キャステロ)がおすすめです。
Blue Brieとかみたいな白カビにブルーがちょっと入ってるようなものも売ってますが
ほとんど青カビの味がしません。。
さて、さんざんDanish Blueの悪口を言ってしまいましたが、気になるこのチーズの塩分の発表です。
たったの6%です。
たったそんなもんです。 だから塩分はあんまり気にしないように。。
もし塩分が原因でチーズを食べなくなるならはんぺんを食べるのやめましょう(笑)
さて、他のチーズ達ですが 塩分を紹介します。。
ロックフォール約4%、カマンベール2%前後、パルメジャーノ3%等ありますが
塩分は高くても3%だと思っててください。。 4%なのもロックフォールくらいなもんですからね。。
じゃあ、ここで問題が出てきます。。。。
どうしてそんなにしょっぱく感じるのか? 気になりません?
要は簡単な事なんです。
ハード系のチーズは(パルメザン、長期熟成系)がしょっぱいのは熟成途中にチーズがアミノ酸を精製するからです。。それが塩気となって出てきます。。アミノ酸ですよ。。必須アミノ酸です。。
白カビ系は脂肪分が高いほどクリーミーになります。クリーミーなぶんだけミルクの甘みも出てきます。ですから塩が引き立ちます。。
その他、少し香りがあるようなチーズでも塩気を感じます。
ブルーチーズはカビの周りにアミノ酸などを集めるので塩気を感じるのです。。
ですから塩分を気にすることなく美味しいチーズを食べましょ!!
というわけで、これからは≪塩分≫と≪塩気≫は区別して表現していきたいと思います。
近いうちにチーズは太るのかどうか?を紹介します。。