ほろ酔い旅日記(チュニジア編)

2007年秋、チュニジアの旅
ラマダン期間中の為、今回ばかりは「ほろ酔いの旅」とはいかなかったけど・・・

【Photo日記】スース(その1)

2007-11-17 12:20:49 | 【Photo日記】スース
朝起きたらチュニスの天気が良くなかったので、予定変更でいきなりスースへ移動。

スピードを出して走るルアージュは、予想していたより短時間でスースに着いた。
ルアージュステーションからメディナまでは2kmほど離れているらしいけど、私にとっては徒歩圏内。
ちと距離はあるけど、さあ、歩くぞ~!
と思っていたのに、メディナへの道を尋ねた人は皆、タクシーで行けという。
中には、4Km離れているから歩きじゃ無理だ!なんて人もいる。
そのうち一人のおっさんが、勝手に・・・、いや、ご親切にタクシーを捕まえてくれちゃった。
料金を訊いたら2D位だというので、それならいいか~と、安心して乗り込む。
きちんとメータも戻してくれたし、ボッタクリはなさそうだ。

タクシーが走り出して間もなくすると、城壁が見えてきた。あれ、これってもうメディナ?
だから言ったじゃない、歩ける距離だって。
でもまあ、荷物もあることだし、料金も予想より安くて1Dちょっとだったからいいんだけどね。

タクシーを降り、城壁の中へと足を踏み入れた途端、なんだかこの町を気に入りそうな予感・・・。
それもそのはず、スースは「サヘル地方の真珠」と呼ばれ、
メディナは世界文化遺産にも登録されている町なのです。

雨も上がって晴れ間が見えているし、スースに移動してよかった~!



ホテルにチェックイン後、まずは高いところから町を一望しようと、
8世紀に建てられたメディナ最古の建造物、要塞リバドへ入場。


お~、いかにも町を外敵から守るための要塞って感じ。
2階部分には、いくつもの銃眼の跡。


地上約38mの塔に登ると、広場を挟んだほぼ向かい側にあるグランド・モスクを見下ろせる。
その向こうには、港が見えるぞ。


別の方向には、スースの町が広がっている。
高台に見えるのが、今は考古学博物館となっているカスバ。
高いところから景色を見渡すのは、気持ちがいいな~!

が、スースはビーチリゾートでもあるので、たくさんの観光客で賑わっている為、
狭い塔の上にもけっこう人が多かった。
こういうところで、一人でボーッとできたらいいのにね。

【Photo日記】チュニス(その3)

2007-11-14 00:50:17 | 【Photo日記】チュニス
フランス門からメディナと反対方向に真っ直ぐと延びる、
チュニスのメインストリート、ハビブ・ブルギバ通り。


イスラム教の国だけど、キリスト教の大聖堂もあるんですね。
フランス門から、そう離れていない場所に建っている。

緑色の路面電車、チュニスではこれをなぜか“メトロ”と呼ぶ。



ひときわ高くそびえているのが、11月7日広場にある時計台。
(11月7日が何の日なのかは、わかりません・・・。)

カルタゴやシディ・ブサイドへ行く時に利用する、
TGMチュニス・マリン駅への行き帰りに、この時計台の前を通る。
空港行きの市内バス乗り場も、この先です。



ハビブ・ブルギバ通りは、ちょっとヨーロッパ風。
ラマダン中は、どこもカフェは閉まっていたけど、普段はたくさんのテーブルが並び、
コーヒーを飲みながらお喋りする人たちで賑わうんだそう。



チュニスの夕暮れ。シディ・ブサイドからの帰りでした。


【Photo日記】チュニス(その2)

2007-11-13 23:44:47 | 【Photo日記】チュニス
メディナの中をなんとなく歩いていたら、開けた広場のようなところに出た。
どうやら、メディナのはずれらしい。


広場を挟んだ向い側が首相官邸なんだけど、この白亜の建物はいったい何なのかな?
大きくて立派な建物なのに、なぜかガイドブックには載っていない。気になる~!


歩き疲れたので、なるべく近道してホテルへ戻ろうと、地図を見ながらメディナの中へと戻ったはずが、
なんとなく来た時と、通りの雰囲気が違っている。

 
人の雰囲気もなんとなく違うぞ。
写真撮っても、嫌がったり怒ったりする人がいない。お金くれとも言われない。

と思ったら、メディナの外側に沿った道を歩いてた・・・。
近道どころか、遠回りだ~!
でも、チュニスの人に対する好感度がここで少しアップしたので、まあ良しとしよう。


4時ごろ一旦ホテルへ戻り、ベットに横になったらそのまま眠ってしまい、
目が覚めたときには夜の8時近く。
食べ物は機内食の残りを食べたので、ミネラルウォーターを買いに外へ出る。

 
バブ・シャジラ広場まで行ってみると、きれいな月がぽっかり出ていた。
あと3日で満月、十五夜なんだよね。
でも、白く滲んでうまく写真が撮れなかった・・・。月を撮るのって難しい~!

夜の町は男ばっかりで、女性がいない。
昼間閉まっていた飲食店が開いていたけど、カフェも食堂も、み~んな男、男、男・・・。
なんかこういうところを女一人で歩くのは、どうも心地がいいものではない。


ん、こりゃ何だ?
昼間スークでよく見かけたトゲのあるフルーツ(?)、中はこんな風になってるのかー。
ジッと覗き込んでいたら、物欲しそうに見えたのか、お兄ちゃんがひとつ私にくれました。
が、あんまり味を覚えちゃいない・・・。
あとから知ったけど、これってサボテンだそうです。

水買って、サボテン食べたし、あとはお菓子屋のお兄ちゃん達とちょっと話して、
早々にホテルへ引き揚げました。
だって、ラマダン期間中で、お酒が飲めるお店がないからつまんない!

【Photo日記】チュニス(その1)

2007-11-11 14:21:02 | 【Photo日記】チュニス
チュニスのメディナ(旧市街)といえば、世界文化遺産ですね。

中世の面影を残す狭い迷路のような通りに、お土産屋、各種工芸品、生活雑貨を売るお店が
ところ狭しとぎっしり並んでいるのを出発前にテレビで見て、期待も大きく膨らんでおりました♪


メディナへの入り口、“バブ・ブハル(フランス門)”。
嘗ては、この門から城壁が延びメディナを囲んでいたというけど、
今ではこの門が残っているだけ・・・。



門をくぐれば、コロニアルスタイルの建物が並ぶ“ビクトワール広場”。

ここから正面の狭い通りに入って行くと・・・。
通りの両側に、お土産屋がびっしり、しかも延々と続いている。
観光客も通りに溢れかえるほど多い。



ヨーロッパからの観光客が多いとは知っていたけど、予想以上の多さにビックリ!
そりゃそうか、チュニジアといえば、アフリカとえいどもヨーロッパからすぐだもんね。
お土産屋の兄ちゃんたちは、各国からの観光客に合わせて、フランス語、英語、
ドイツ語、スペイン語、イタリア語、ポルトガル語などを使い分けて話しかけている。
私に対しても、皆「こんにちは!」と日本語で挨拶してくる。

最初はそれに感心していたけど、すぐにその商魂の逞しさにウンザリ・・・。
前に『チュニジアの印象&私との相性』でも書いたように、
着いたばかりでまだお土産を買う気のない私は、そのしつこさに気分がゲンナリしてしまった。

こんなところを歩いちゃいられん!と、お土産屋のない通りへと逃れる。



すると今度は、スーク(市場)が延々と続いていた。


 
服屋さん、照明屋さん、布屋さん、靴屋さん、生活雑貨屋さん、肉屋さん、スパイス屋さん・・・。

私が大好きな、いい味出してるおっさん達も多い。(注:写真を撮るのにという意味です)
が、はい、これも先の『チュニジアの印象&私との相性』で書いた通りです・・・。

 
おっ、ラマダン期間中なのに食べ物があるぞ!と嬉しくなったけど、よく見たら甘いお菓子。
見るからにジットリしてて、買う勇気はない・・・。

禿げたおっさんが、女性用の下着を売っていたりもする。

迷路のようなメディナを思いの向くまま歩いていると、自分が今どこにいるのか分からなくなる。

 
そんな時に目印になるのが、グランド・モスクとハムダ・パシャ・モスクのミナレット。
(とはいえ、メディナのどこからでも見えるわけではない。)

慣れないうちは、迷ったら「グランド・モスクはどっち?」と人に尋ね、グランド・モスクへ戻るようにしていた。
そこからなら、メディナの外への戻り方もわかるからね。


メディナの中を歩くのは、けっこう疲れる。
そして・・・、期待していた分、ガッカリもした・・・。
鬱陶しいお土産屋と、思うように人の写真が撮れなかったことがその理由。
楽しく写真が撮れるか撮れないかって、私にとってはかなり重要なのよね。

メディナの外の人達はそんなんじゃなかったりもするから、メディナの人達は観光客擦れしてるのかも・・・。



メディナの中で、こんな風にポーズを撮ってくれるオヤジは少なかった。

【Photo日記】パリ(シャルル・ド・ゴール空港)

2007-11-10 14:34:32 | 【Photo日記】パリ
夜の21:55に成田を出発した飛行機は、
早朝4:00にパリのシャルル・ド・ゴール空港に到着。

到着ゲートと乗り継ぎゲートが同じだったので、往きの乗り継ぎは楽チン♪


さすがにこの時間じゃ、人気が少なくガラ~ンとしてます。


 
 パリらしいお洒落な看板が、人がいなくてもクルクル回ってた。


乗り継ぎは楽でも、ここでの待ち時間は約4時間半。


夜明けを待ちながら、仮眠を取る人々。


私もこのイスに寝そべりながら、ほとんど予習していなかったチュニスについて
今更ながらガイドブックを広げて、到着してからの計画を練る。




そうしているうちに、だんだんと夜が明け始め、
いつの間にか、人がずいぶんと増えていて、
メッカの方向に向って、お祈りしている人がいたりする。

おー、なんかいかにもチュニジア行きの飛行機を待っているって感じだぞ!



ようやく、朝陽が昇り始める。



朝陽を浴びて、出発を待つ人々。


パリを8:30に発った飛行機は、2時間半のフライトの後、無事チュニスに到着。
こうして、私のチュニジアの旅が始まりました。


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往きは乗り継ぎゲートが同じだったので、パリでの入国手続きはなし。

帰りは別のゲートから成田へ乗り継ぎの為、入国スタンプを押してもらい、
さあ「トランスファー」はどっちだ?っと案内の文字を探したけれど見つからない・・・。
空港のスタッフも見当たらない・・・。
あれっ、こっちに来ちゃいけなかったのかな?と入国管理のところまで戻り
係員に訊ねると、やはりこっちでいいとのこと。でも、その先にあるのは出口・・・。

え~っ、ホントにこっちでいいの~~~?
時間がないので、焦ってバゲージの受け取りのところにいたツアーガイドさんぽい人に訊ねると、
出口を出てからすぐにある階段を上れとのこと。
えっ、乗り継ぎなのに完全に出口を出てしまうなんて、こんなの初めて!
そんなら、ちゃんとわかりやすく案内表示してくれなきゃ困るじゃない!
しかも、深夜の為か空港の案内係の人が誰もいやしない。
乗り継ぎ時間が短いっていうのに、乗り遅れたらどうするのよ~!!

旅のフォトアルバム(チュニジアの猫 その4)

2007-11-07 22:26:06 | 旅のフォトアルバム(チュニジアの猫)

<シディ・ブサイドの猫>


シディ・ブサイドも猫が多い町でした。






 
野良猫の溜まり場(?)


 
以心伝心!?手前の猫と向こうの猫の、目線や表情がおんなじ!


 
ここも、あそこも猫だらけ・・・。



あら、もしかして、わたしって人気者?!



と思ったら、お目当ては後ろの景色の方だったのね・・・。


旅のフォトアルバム(チュニジアの猫 その2)

2007-11-04 11:34:25 | 旅のフォトアルバム(チュニジアの猫)

<ハマメットの猫>


ハマメットは、特に猫の多い町でした。




遊んでいた子猫の後を追っていくと
メディナの奥へと迷い込んでしまった・・・。

 
 


暫く一人で彷徨ってからメディナを出ると、
さっき追いかけた子猫が親子で仲良くお昼寝中。


同じくさっき見たもう一匹の子猫は、兄弟だったのね。
鼻を怪我していると思っていたけど、実はお母さん猫の鼻とそっくりでした。
怪我してたんじゃなかったのね。


旅のフォトアルバム(チュニジアの猫 その1)

2007-11-04 10:40:53 | 旅のフォトアルバム(チュニジアの猫)

チュニジアはとにかく猫の多い国です。

飼い猫なのか野良猫なのか、区別がつかないところもあるけど、
町のいたる所で寝そべっていたり、歩いていたりするのを見かけました。



<ハマメットの猫>


<トズールの猫>


<スースの猫>


<ジェルバの猫>


<ハマメットの猫>