徒然なる写真日記

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大谷石の塀の補修

2020-07-23 11:42:39 | 2020栃木歳時記
大谷石(おおやいし)は軽石凝灰岩で、栃木県宇都宮市北西部の大谷町付近一帯で採掘される石材である。柔らかく加工がしやすいことから、古くから外壁や土蔵などの建材として使用されてきた。珪酸、第二酸化鉄、酸化アルミニウム、酸化マンガン、石灰、酸化マグネシウム、カリウム、ナトリウムなどを含む。日本列島の大半がまだ海中にあった新生代第三紀の前半、火山が噴火して噴出した火山灰や砂礫が海水中に沈殿して、それが凝固してできたものとされている。

長い間、風雨にさらされ塀や土留めで石の表面がポロポロと剥がれ風化が始まってしまった。何年前に工事したのか知らないが、道路に石の破片や粉状のものが落ちている


上にどうだんの植え込みがあるので、石塀自体は2段弱だが、 塀がもっと高く数段積みだったら、古くなったものは地震などで倒壊の危険性がある
石と石の層の間にはコンクリートの接合だけで梁が入っていない。 入っている補強型の物もあるらしいが


大谷石は多孔質構造で間隙が多く、結合力が弱い特徴があり、またミソと呼ばれる斑点上の模様は経年変化で抜けやすく空洞になる性質がある。
(ミソ・・・粘土鉱物、モンモリロナイトといわれています。)


門柱の所の下部もはがれてきた




とりあえず、応急処置として、水溶性のHey浸透フィニッシュ(14kg:18000円)をネットで購入し塗布する。
・古い大谷石の場合
塗布量・・・1.0kg/㎡
標準施工面積・・・14㎡(14kg缶)、4㎡(4kg缶)
縦30cm×横90cmの大谷石に塗料1kgで3.7枚~12枚塗布できる目安になります。
準施工面積・・・46㎡(14kg缶)
大谷石は吸水性が高いため、冬に水を吸った状態で凍ることで膨張し凍害の影響を受けやすくなります。大谷石にHey浸透フィニッシュを塗布することで、汚れが付着しにくくなり、吸水を抑制し保護することが可能になります。大谷石の表層も強化できるため耐摩耗性が向上し、敷石での使用でも効果が期待できます。(メーカー記載から)


全部使って塗布できた。とりあえずぼろぼろ剥がれ落ちるのは防げたが、さてこの後えぐれた部分をモルタルかな何かで補修しようかどうか梅雨が明けてから考えよう


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