徒然なる写真日記

趣味に関する事や、日々の中での出来事を脈絡もなく貼り付けていく絵日記帳ブログです

予科練平和記念館

2015-06-20 00:55:28 | 自衛隊基地祭他ミリタリー関連
父の要望で 茨城県 阿見町 予科練平和記念館 を見学した

父は陸軍少年飛行兵の操縦過程出身で、宇都宮で確か雄飛会という30名程の同出身者の会に所属していたが、会員の高齢化により自然解散したらしい。
そのつながりで海軍の予科練出身の人に記念館に一緒に行こうと誘われたらしいが車の運転が高齢で遠くはダメと家内に言われたので・・
お供することになった。多少興味があったしいくことに問題はない。
なお宇都宮の清原工業団地は戦時中陸軍の教育飛行隊があり 93式練習機(赤とんぼ)臥飛ぶ飛行場だった。

「海軍飛行予科練習生」
14才半から17才までの少年を全国から試験で選抜し、搭乗員としての基礎訓練をするもので、飛行予科練習生制度が始まってから、終戦までの15年間で約24万人が入隊し、うち約2万4千人が飛行練習生過程を経て戦地へ赴きました。なかには特別攻撃隊として出撃したものも多く、戦死者は8割の1万9千人にのぼりました。
茨城県阿見町は大正時代末期に、東洋一の航空基地といわれた霞ヶ浦海軍航空隊が設置されて以来、昭和14年には海軍飛行予科練習部、いわゆる「予科練」が神奈川県横須賀から移転し、翌年には予科練教育を専門におこなう土浦海軍航空隊が設置されました。
(パンフより記載)

館内撮影禁止 
施設内は、七つボタンにあやかって、7つのブースがあり、それぞれ予科練の成り立ちから、教室の様子、そして特攻までの様々な資料が展示されています。


この日は入館料が無料でした。 どうやら6/10は戦時中、この基地周辺がB29の空襲を受け、多大の被害犠牲者が出たらしいのです。
館内での展示映像や説明でその事を伝えていました。
館の隣には陸上自衛隊の基地が隣接しています
陸上自衛隊土浦駐屯地は、昔「土浦海軍航空隊」という予科練の訓練基地でした。全国19か所あった予科練の訓練基地の中心になっていたところです。
この日は若い隊員さんが沢山見学に来ていました。

ゆっくりと見学したので、4時間くらいかかった。途中お昼を食べに外出したが、入管無料なので問題なし。
心情というコーナーで、日記や家族に当てた手紙が1冊の本になって何冊かおいてあった。その当時の様子が生々しく読みとれて、最後まで読んでしまった。  
特攻 のコーナーでは予科練出身の生存者の方が当時のここの基地の様子を語ってくれた。 14期だか何期か忘れたが、1年入隊が早かったら特攻で散っていたと言っていた。戦争末期は飛行機が少なくなり特攻の形は回天や震竜などの水上特攻に変わって言ったらしい。操縦過程に進んだのにこのような形で出撃するとは。 父も2年で操縦過程を卒業予定だったが、終戦が後1年遅れたらこの世にはいなかったと言う。

館外に人間魚雷 回天 の模型が展示してあった。TVドラマで使用したものらしい



自衛隊の敷地内にある雄翔園
予科練の戦没者約1万9千人の霊璽簿(れいじぼ)をおさめた「予科練の碑(予科練二人像)」を正面に配した庭園



同じく雄翔館
予科練戦没者の遺書・遺品約1500点を収蔵、展示している


山本五十六元帥の像




この後は、笠間の筑波海軍航空隊記念館へ


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