金生遺跡を世界遺産 世界標準時の天文台にしよう会

平原弥生遺跡の日の出は立春

魏志倭人伝では魏の文化は伝わっていないので、倭人は
「倭人は春耕秋収を数えて年数としている。」、
もし立春がチャイナの文化であればこのような書き方はされないはずでしょう。

               平原方形周溝墓からの夏至

立春観測による春耕、秋収は列島の文化で、半年一年暦、作るのが難しいチャイナの太陰太陽暦は作れず採用していなかったと云うことでしょう。
箸墓が作られるまで夏至の祭祀は無かったものと考える。
箸墓は夏至の日の出を向いているので、ここからは何らかチャイナの祭祀が入ったものと考える。纏向遺跡は箸墓が作られるまでの遺跡と言うことになるのだろうか。

                箸墓古墳の夏至

写真はお借りしました

引用ーーーーーー

平原弥生遺跡
平原遺跡から見た日向峠
福岡県前原市に平原弥生遺跡がある。昭和40年に発掘され、その墓から39枚もの銅鏡がみつかり話題となった。この墓は方形周溝墓で、被葬者は副葬品から女性と考えられている。
この位置から立春の日に日向峠から昇る太陽を見ることができる。纒向石塚同様に立春の日が一年で最も重要な日になっているのである。
おそらく纒向石塚とほぼ同じ230年ごろ築造されたものと考えられる。この女性の役割も卑弥呼と同じ役割をしていたのではあるまいか。
毎日決まった位置で日の出の方角を観測し、ある特定の位置から出たときを基準にして暦を作り、その暦を基に農作業に従事するというものである。
ーーーーーー

 箸墓の中心線は正確に穴師山山頂を向いている。穴師山山頂の北側に平坦部があり、ここが「夏至の大平」と呼ぶそうである。箸墓の後円部先端から穴師山を拝むと、夏至の日に太陽が上がるのがこの夏至の大平の位置からである。

 箸墓は、ほかの古墳が丘陵を改造して築造しているのに対して平坦地から築造されたといわれている。平面から作り上げるには相当な労力が必要であり、どうしてもその位置でなければならない理由があったと考えるのが自然である。

ーーーーーー

前方後円墳の形の意味

 前方後円墳の起源を探るために,現在確認されている最も初期の前方後円墳を探してみると,纒向石塚である。その後,いくつか小さい 前方後円墳が造られた後に,巨大な箸墓が造られているのである。纒向石塚を調べてみると次のようなことが分かる。

①前方部が三輪山の方を正確に向いている。
②立春・立冬の日に三輪山山頂から太陽が昇る。
③冬至の日に大神神社の方から太陽が昇る。

④春分・秋分の日に巻向山頂から太陽が昇る。

⑤夏至の日に竜王山山頂から太陽が昇る。

⑥前方部の開き角度(50度)は,立春の日の出のときに、この地点にくる三輪山の影の角度と一致している。


纒向石塚から見た日の出の位置
これらから判断してみると,前方後円墳の前方部は,三輪山を意味していて,立春の日に三輪山山頂から太陽が昇ってくる姿が見えることから, その姿を石塚に重ねると,後円部は太陽,すなわち饒速日尊を表していることになる。つまり,前方後円墳は三 輪山から昇ってくる太陽の姿を現していることになるのである。そして,大物主神は農耕神であり,石塚の周溝から農具が多量に 出土していることから,石塚で大物主の祭礼をしていたことが推定される。古墳に埋葬されている三角縁神獣鏡が大物主の神を型どったも のであると同時に,前方後円墳も大物主の神を意識しているのである。

この石塚が築造されたのはいつのことであろうか、石塚の周壕から出土したヒノキ材の年輪年代法による年代が195年、また、後円部から出土し た土器は纒向一式で二式や三式はまったく出てこない。土器片は墳丘を築造する際に盛り上げた土の中から千点以上が出土。桜井市教委はこの 土器片を調べた結果、「三世紀第一・四半期(201-225年)の終わりごろ」のものと推定。盛り土に、この時期の土器片が混じっていたことから、 築造時期を「三世紀第一・四半期の終わりごろの直後か同時期」とした。

また同時期に築造されたと推定されているホケノ山古墳の焼けた木棺の炭化部分のサンプルを「C(炭素)14・年代測定法」という方法で分析。 測定の結果、約七割の信頼性がある値として、木棺材の伐採年代は紀元160ー235年となった。

これらより纒向石塚の築造年代は220年頃と推定される。吉備国三輪山の宮山墳丘墓の祭礼により、円形墳を一方向から祭礼する前方後円形の 祭礼施設が良いという流れになっていたが、大和でも本格的に祭礼のシンボル的な巨大墳丘墓を作る必要が出てきた。


ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「旅行」カテゴリーもっと見る