金生遺跡を世界遺産 世界標準時の天文台にしよう会

ヤブマメ 地中のマメ利用

マメの利用が始まったことを示す豆粒文土器が作られた

   草創期 無文土器の次が豆粒文土器それから隆起線文土器系とされている

 

弓矢が開発されて、弓矢利用が始まる前までは、縄文時代は手に入りやすいマメ食文化では無いだろうか

ヤブツルアズキ
種が小さいので集めても籠では目漏れしてしまう
籠の目に粘土を付けて、目漏れを防いだ、ここから土器の始まりが開始された
小さいマメの種を集められるようになり、これで籠容器よりも、湿気や虫の害、ネズミの害などから守られ、保存性の改善が出来た
煮れば簡単に柔らかくなるようで、食味も良く名前の通り柔らかいマメである。豆粒文土器は、マメ栽培の始まりを示すものでは無いだろうか。マメ農耕の始まりを示すものでは無いだろうか。

一方ヤブマメは、地上の茎に付くマメは、その後の調査からそれほど利用されていたようでも無さそうで、地中に出来る閉鎖花から生育したマメを利用するのが本筋のようだ。


花からのマメと地中の閉鎖花からのマメ


大きさもかなり違い、閉鎖花2 の地中のマメの方がかなり大きい


これを見る限り、地中に生育したマメを利用する方が好都合。根菜も利用していただろうから、その点からも集めやすく、利用しやすかったのでは無いだろうか。

 

  ヤブマメ         ツルマメ
   エンドウの原種      ダイズの原種


図はお借りしました

引用ーーーーーーーーーーーーーー

ヤブマメの3つの豆果を並べてみました。
そして、地下の豆は食べられると聞いたのでゆがいて食べてみました。
モチキビみたいにモチモチして、美味しかったです。
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ヤブマメ
マメ科 ヤブマメ属

Amphicarpaea bracteata subsp. edgeworthii


〔基本情報〕
道ばたや林縁などでみられるつる性の一年草。
つるは右巻きで2mほどまで伸びます。

地下茎をもちます。
茎や葉柄、花序軸に白~黄褐色の毛がはえます。
葉は互生し、羽状の3小葉からなり、頂小葉は長さ3~9cm、幅2~6cmの卵形となり、両面に白色の伏した短毛がはえます。
葉柄は長さ1~5.5cmです。
小さな卵形の托葉があります。

花には開放花と閉鎖花があり、地中にも閉鎖花がつきます。
開放花は葉腋に出る長さ1~6cmの偽総状花序に5~12個つき、白色で、旗弁の先が淡紫色となります。
閉鎖花は開放花とは別につき、全体が萼に包まれます。

地中の閉鎖花には地下茎の先端につくものと、地表近くの葉腋から地中に伸びた枝の先につくものがあります。
果実は豆果で地上の開放花および閉鎖花にできるものは長さ2.5~3cm、幅0.6~0.8cmの狭長楕円形で縁に毛が密にはえ、2~4個の種子(豆)がはいります。
地上果の豆は暗褐色に黒い斑点があります。

地中にできる果実は円形で、淡い褐色の薄い果皮に包まれ、ふつう1個の種子(豆)がはいります。
地中果の豆は地上のものより大きく、淡い色で紅紫色の斑点があります。

〔利用〕
地中にできる豆は食用になります。

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アイヌ語で「地下に結実した果実」という意味のマメ科ヤブマメ属の植物で、日本語名はヤブマメといいます。北海道の西側ではアハ、東側ではエハと呼ばれています。林や藪に自生しており、つるを他の植物に絡めて伸び、白と紫の可愛らしい花を咲かせ、小さなサヤインゲンのような豆をつけます。
しかし、アイヌ文化では、この地上の豆は食用としません。アハは地上にも地中にも花を咲かせる珍しい植物で、食用にするのは地中5~6cmくらいの深さにある、地中に結実する地中果の部分です。豆は、小豆から大豆くらいの大きさの丸い豆(アハ)で茶色い網目模様のある薄紫色です。ソラマメに似た味をしています。 4月の雪解け頃、地中より掘り起こします。秋に採ることもできますが、土の中でひと冬を越したもののほうが、甘みがあっておいしくなります。

歴史的、食文化的位置づけ
ツルを目印に根を掘り起こし、シッタプと呼ばれる踏みすきを使って採取します。薄皮をむいたものを茹でたり、米と炊き込んで食べます。米やひえと炊いたものはチサッスィエプと呼び、儀式の供物(くもつ)となります。乾燥したものは保存食として活用します。

生産を取り巻く状況
都市開発でアスファルト舗装などをしたことにより、だんだんと自生できる環境がすくなくなってきています。アハを味の箱船に推薦した「スローフードコミュニティ アイヌ食を守るアイヌ女性の会」の拠点である札幌では、ほとんど見当たらなくなっています。

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ヤブマメの生き残り作戦
夏から秋にかけて地味な花をつけるヤブマメ。
人が歩きまわるような場所の隅っこに、ちゃんと自分の居場所を確保しています。
この地味な花は人に注目される事は滅多にありません。
ところがどっこい、この草は、とてもしたたかに子孫を残す術を身につけているのです。
まずは普通の花です。
ヤブマメの普通の花

秋も深まった頃のヤブマメのツルの先端です。
土に埋もれていましたが、土をどけると、何やら白い豆の鞘のようなものが現れました。
閉鎖花1

近寄って見ると光が当たらないので、日焼けこそしていませんが明らかにマメの形をしています。
閉鎖花2

実際の実は1cmほどの大きさがあります。
でも普通の豆は1mmに満たないほど小さいので、閉鎖花の豆の大きさがわかります。
その上地中にあるので、発芽はすごく有利になりますね。
閉鎖花3

鞘を割ってみました。
中には結構大きな種が入っています。
食べてみると、落花生を生で食べているような、期待以上の味でした。
食用になるそうですが、おやつにしようとすると、集める労力が大変です。

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