金生遺跡を世界遺産 世界標準時の天文台にしよう会

ビッグヒストリー 新石器時代

初稿 2023.05.07

新石器時代の始まりは縄文時代から始まった
その生業開発の歴史経過は土器に書かれていた


縄文時代10000年の歴史は世界文明の始まりを示すもので
過去現在未来の時間軸を、はっきりと人間の意識と思考に上らせたものは太陽暦である。
その太陽暦開発の歴史は縄文時代の土器に書かれていた


世界の古代文明は7000年前頃から世界各地で始まっていた。
古代文明を開始させたものは本格的農耕の開始と云われていて、それは縄文時代早期までに造られていた太陽暦の知識が元にあったのではないか。

西アジアでの家内消費的な粗製土器は、垂直焔式窯が成立した後も、ピット窯ないしは野焼きで製作され続けていたことも判明した。ということで、これまで西アジアの土器製法が、窯で初めから造られていたとされていて、不思議とされていたが、縄文土器と同じ野焼き製法がベースに有ったことが分かり、これもまた太陽暦と同時に、土器製造の方法が伝来したことでシュメール文明の開始に縄文文化が寄与したことを示すものでは無いだろうか。

 

 

                    2023.06.13 年表を差し替えました。

          

   2023.06.02 年表を追加しました。
図はお借りしました

引用しますーーーーーーーーーーーーーー

常木 晃  筑波大学, 歴史・人類学系, 助教授 (70192648)
研究期間 (年度) 1996 ? 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記 
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1997年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1996年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード 土器焼成窯 / 西アジア / 新石器時代 / ハラフ文化 / pottery kilns
研究概要 
本研究を構成する3つの柱は、(1)考古学的資料の収集、(2)民族考古学的成果の活用、(3)文献資料の渉猟である。この3つの視点に基づき、西アジアにおける垂直焔式土器焼成窯の発生、系譜をまとめ、その社会経済的役割について考察し、添付した報告書にまとめた。その概要をまとめると、

(1)西アジアの土器焼成窯は、紀元前6千年期初頭の単室構造ピット窯で始まり、同半ば頃に複室構造の垂直焔式窯が成立したこと、その転換には商品性の高い彩紋土器などの製作の必要性が背景にあったこと。その契機となった時期はハラフ期に求められること。また家内消費的な粗製土器は、垂直焔式窯が成立した後も、ピット窯ないしは野焼きで製作され続けていたことも判明した。


(2)申請者が平成6年度に約半年間にわたって収集したシリアでの民族考古学的調査データの中から土器製作にかかわる部分を抽出し、現代の垂直焔式土器焼成窯の各部位の計測値や構造,及び窯ごとの土器生産量などを整理したデータを用いて、先史時代の土器焼成窯の生産量の推定を行った。その結果、先史時代の特に垂直焔式窯の生産力は考えていた以上に強力で、少なくとも一度に数百個単位で焼成されていたことが判明した。

(3)12、13世紀中世イスラム社会で編まれたヤク-トハムエのMajam al-Bldanから、当時のシリア北西部で行われていた土器生産の様子を解析した。その結果、石灰岩風化土を利用した「赤い土器」の生産がアルマナーズ地方を中心に行われており、考古資料や民族資料と合致することが判明した。
本研究を通じて、西アジアでは本格的土器の生産が開始された直後に土器の商品生産が開始されていることが明確となった。これは人間社会の発展を考察するときに一視点となる職業専業化のはじまりの問題に一つの回答を与えるものである。

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ビッグヒストリー、それは、ビッグバンからインターネットまでの歴史を、今までの年号暗記や西洋、東洋などの地域分けではなく、「科学(=One Science)」を通して学ぶ世界史です。

 今までの世界史の授業は、時間や地域を軸に分け、何が起こったかを暗記するスタイルが中心でした。ですがビッグヒストリーは、物理学、生物学、数学、天文学、農業、医学、経済学、政治学、気象学、人類学などの「科学(=One Science)」の力を結集し、138億年の歴史を読み解く授業です。
 1989年にオーストラリアのマッコーリ大学、デヴィッド・クリスチャン教授がこの授業を始めました。
2008年、マイクロソフトの創業者ビル・ゲイツ氏はこの授業に感銘を受け、1千万ドル(約12億円)を提供し、同教授と「ビッグヒストリー・プロジェクト」を立ち上げました。 過去から未来へ──知識の断片を繋げ、あらゆる学問を一体化して学ぶ世界史の授業へようこそ!
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古代文明の発展時期を調べてください

世界史では文明の誕生をいつとするかは諸説ありますが、一般に紀元前3000年頃に興ったエジプト文明・メソポタミア文明とする説が多いです3。また、紀元前3000年から紀元前2000年にかけて、メソポタミア、エジプト、インダス、中国の4つの文明が生まれました?。

ソース: Bing との会話 2023/5/7
(1) 古代とはいつからいつまで?日本史・世界史の区分を解説. https://kokugoryokuup.com/kodai/.
(2) なぜ文明は大河の近くで誕生したか|水をめぐる争いのはなし. https://www.aqua-sphere.net/literacy/c/c02.html.
(3) 文明 - Wikipedia. https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%87%E6%98%8E.
(4) 日本の歴史 - Wikipedia. https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E6%AD%B4%E5%8F%B2.

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世界四大文明
他の文明との比較が大切なので、他の文明がどの時代に登場したかというと、
エジプトでは紀元前3000年頃に初期王朝が誕生し、支配者は変わりつつも、前回のブログにありましたプレマイトス朝のクレオパトラまで国家として存続しました。

インダス流域にモヘンジョ・ダロという壮大な都市が築かれたのが紀元前2450年前後、エーゲ海のクレタ島に都市文明が誕生したのが、紀元前3000年頃、これらの都市国家には交流があり、お互い影響し合っていたということは、考古学的にも確認されています。

それでは中国の王朝はいつかというと、殷王朝の成立は紀元前1500年になります。
つまり、他の文明よりダントツに新しい文明になります。

それ以前に高度な彩色陶器を作った文明が存在したことは確認されていますが、中国は清王朝滅亡後、戦争、共産党国家の成立により、欧米勢を閉め出した事もあり、考古学のメスがまだ深くまで入っておりません。考古学の分野は西欧の学者達の影響が大きく、他の文明も彼らの力により再発見されていることを考えると、実は、まだまだ知られていない事の多い文明なのです。

中国史は、司馬遷の史記をよりどころにして設定しており、それによると、殷の時代の前に夏とよばれる王朝があり、その夏の創立者がその前の王朝を滅ぼしたといわれているので、黄河文明の成立は紀元前2000年頃と考えられています。

メソポタミアのシュメール文明が紀元前3200年、黄河文明は紀元前2000年頃となると、その間に1200年もの永い時間があります。
中国とメソポタミアとの間の影響はわかっていないそうですが、殷王朝前の彩色陶器をみると、大いに影響はあったのではないかと推測されているのです。

シュメール文明
シュメール人とは、人類で始めて文字を用いた民族ですが、実は非常に謎に満ちた民族なのです。

シュメールの国家は典型的な都市国家で、王は神の代理人として神の奴隷と考えられた民衆を支配していました。
神殿・宮殿・官庁などのすべてはレンガ造りであり、法律は粘土板に刻まれた楔形文字によって記されていました。

ちなみに、エジプトでは王は神の代理人ではなく、神そのものと考えられていたので、王を神の代理人として捉えたメソポタミアは、ある意味非常に東洋的な考え方です。

実はこのシュメール人の存在は、1872年、大英博物館の修復士、ジョージ・スミスによる世界史的な大発見まで知られることのない民族でした。
わずは36年の生涯で幕を閉じるスミスは、大英博物館にもちこまれた無数の粘土板の破片をジクソーパズルのように組合せ、そこに書かれていた文字を解読していったのです。この気の遠くなるような作業を経て、彼が見つけたのは後に《ギルガメシュ叙事詩》と呼ばれる、英雄の生涯と、その時代を描いた長大な叙事詩です。
その叙事詩には、《それまで考えられなかった、ありえへん!世紀の大発見》があったのです。
《ノアの方舟》の物語がこのギルガメシュ叙事詩に書かれていたのです!
この発見は、当時多くの人達に戸惑いを与えます。それまで旧約聖書の中の有名な話だったこの物語が、原始的な異教世界の粘土板に書かれていたのですから。

この粘土板の物語は、どう見積もっても旧約聖書より、1000年は古いのです。
そして又、困ったことが続々と発見されました。
旧約聖書のその他の記述や、ギリシャ神話と同じものが続々と発見されたのです。つまり、それまで人々が信じていた世界が、1000年前のシュメールの粘土板に書かれていたのです。

メソポタミア南部に登場したシュメール人は、極めて謎の多い民族です。
この地域では、紀元前8000年頃には原始農耕が始まっていましたが、シュメール人はそこから発生した民族ではなく、いきなり何処からかやってきた人達なのだそうです。そして、その後何処に行ったのか不明なのだそうです。

彼らの楔形文字は、周辺の土着の民族とは明らかに違う言語であり、民族系統は未だに不詳です。
興味深い事に、このシュメール語、実は日本語と同じ膠着語に分類されていることから、日本人シュメール人起源説なんていうのが、大正時代からあります。
都市伝説と思いきや、しっかりと学会があったりして、成程と…と妙に納得させられるものもあるのです。
この突然現れたシュメール人が、大河流域の広大な土地に杭を打ち込み測量を始め、運河をひき、大規模な造成工事を行い、数万人規模のレンガ造りの街を作りました。

また、パンやビール チーズなどを食し、スズと銅を微妙な配分比率で混ぜ合わせて青銅をつくるという合金技術すらも知っていました。
医学では白内障での水晶体の混濁部分を除去すれば直るということやその手術方法も知っており、労働者、失業者を保護する法律などがあり、裁判ではすでに陪審員制度がとられていたのです。
天文学も進んでおり、六十進法は勿論のこと、天文観測や日食・月食の計算まで行っていました。

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 近年の研究では縄文時代に大豆や小豆が栽培されていたことが明らかになっており、単なる農耕技術の有無が縄文と弥生を隔てているわけではない。先史時代にかぎらず、技術とは価値中立的なものではなく、つねに特定の価値観や世界観と結びついたものだ。縄文から弥生への移行においても、いかなる価値観が人々の生活を変えたのか考えることが重要だろう。

「所有」が始まり、社会が変わる
 新たな世界観の導入は、人々の生活をどのように変えたのだろうか。モデレーターを務める『WIRED』日本版編集長の松島倫明が自然と人間の関係の変化を問うと、松本氏は次のように語った。

 「縄文社会に限らず、狩猟採集社会で生きている人々はさまざまな動物と人間は対等な存在だと考えています。加えて所有の概念も希薄で、すべてのものは共有されるべきだという感覚が強いと言われているんです。資源に限りのある狩猟採集社会においては、共同体を持続させるためにも所有せず共有するほうがいいですから」

 そんな縄文社会の価値観は、今年度のNEC未来創造会議のキーワードである「コモンズ」の概念ともつながっているだろう。あらゆる資源を共有財とみなす視点は、現代社会から失われたものと言えるかもしれない。松本氏によれば「所有」の概念が強まったことが社会を変えていったのだという。

 「農耕社会へ移行すると、農作物や土地が誰のものか決めるようになり、その権利を継承する感覚も芽生えてくる。次第に格差が生まれ、社会の階層化も進み、首長のような存在も現れます。狩猟採集社会から農耕社会への変化は、いろいろなものを共有するコモンズ中心の社会から個人の差異をよしとする社会への転換と言えるかもしれません。その変化はジェンダーとも結びついています。狩猟採集社会では生命を生み出す女性が重要な存在だったのに対し、農耕社会では力をもつ男性の方が社会に貢献する存在だとみなされ、所有の権利も男性を中心として継承されていくこととなりました」

 松本氏の発言を受け、松島は「農耕社会の価値観が現代社会を規定しているのかもしれません。歴史学者のユヴァル・ノア・ハラリも農耕社会への移行を『過ち』だと語っていて、農耕革命が現代へ続く問題を残してしまったといえます」と語る。NEC未来創造会議が考える「ニューコモンズ」とは、狩猟採集から農耕へ伴って失われてしまった感覚を取り戻すこととつながっているのかもしれない。

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縄文文化の影響は未来永劫に続く
 イスラエルの世界的な歴史学者のユバル・ノア・ハラリ博士は、現代文明に侵された現代人は狩猟民族から学ぶべきだと警告を発した。「狩猟民族は五感を磨いていないと滅亡する危機感をもっていたが、現代人は人間にとってもっとも重要な五感を失いつつある」。

 約1万4,000年続いた縄文文化は世界最古の縄文土器を生み出した。狩猟、漁労・採集をしながら定住生活を成し遂げた稀有なる文化でもある。

 放送大学の飯田汎教授はこの程、激動の世界に対処する『思考の転換 5つの鍵』という書籍を著し、筆者も贈呈され拝読した。飯田教授は千年持続社会をつくる日本文明ダイナミズムの根幹として、「縄文地下水脈」という表現を使用している。これは哲学者の故・梅原猛氏が指摘した、縄文文明は日本人の源流で、かつ基層であるという意味と同じコンテクストだと思う。

 筆者が、縄文人の狩猟民族としての生存力、パワーを現代に蘇らせるという意味で「縄文道」を提唱するのは、冒頭のユバル・ノア・ハラリ博士が指摘した「五感の回復」とも通じる。


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