育脳寺子屋の教材を一部の小学生にを使わせていただいていますが、
いつも良い本を紹介していただいています。先日も『賢い子どもは
「家」が違う!』いう本を教えてもらいました。
生徒たちに「気持ちだけでなく環境も変えろ」ということを日頃から
言っていることもあって、タイトルだけでもとても気になりました。
タイトルは「賢い子ども」という表現ですが、本書では「主体性の
ある子」を育てることを意識した内容になっています。人に言われる
前に動くという「自主性」ではなく、自分で考え判断して動くという
「主体性」を導く工夫が書かれています。
その他には、リビング、ダイニング、寝室、浴室、洗面所、トイレ、
子ども部屋など、各部屋ごとの具体的な配置やスペースの使い方も
紹介されており、中でも、リビングの本棚についての話は我が家でも
さっそく実践しています。
というのは、リビングに本棚を置き、図鑑や辞書類、家族それぞれが
読んでいる途中の本や興味のある本を置いておくというものです。
何かあったときにすぐに調べられることと家族の興味を知ることが
できるということがあります。
後半は「本選び」や「遊び」について紹介されています。いずれも
非常に役にたつ話ですが、どの家庭でも全てを実践するのは難しい
ので、やれることからやっていくとよいのかもしれません。
子育て本といえば「言ってはいけない言葉」とか「こういう親が
子どもをダメにする」みたいに読めば読むほど親が鬱になりそうな
ものも多いのですが、このようにほんの一部でも物理的な配置や
スペースの使い方で解決できることもあります。親の心の負担を
増やさないためにも参考にできることは多いのではないかいと
感じました。