まずは、大阪科学技術館へ向かいます。今回も移動は全て交通機関を
使ったので、日頃はあまり電車に乗らない生徒たちは切符を買ったり
公共機関での振る舞いを考える機会になったのではないかと思います。
大阪科学技術館は、企業や研究機関19社5団体23ブースで構成されており、
各出展機関の最新の科学技術を体験型の展示物で学ぶことができます。
関西電力のエネルギー・チャレンジ・ツアー「エネッチャ」

国立研究開発法人 科学技術振興機構「海の魚と川の魚が一緒に泳ぐ」

国立研究開発法人 海洋研究開発機構「海から地球を探る」

開館とほぼ同時に着いたせいか比較的すいており、自由に見学や体験を
することができました。
そして、すぐ前の靱公園で昼ごはん。このあと、オフィス街の真ん中で、
鳩と戯れ、鬼ごっこを始める田舎者軍団でした。

時間に余裕があったので、少しぐらい鬼ごっこをしていてもよかったの
ですが、せっかく大阪まで来ているので次の目的地のそぐそばにある
NHK大阪放送局のBKプラザに向かいました。
さまざまな展示のほか、ニュースキャスター体験などもあります。

連続テレビ小説「あさが来た」の収録場所でもあったので、セットの
一部が公開されていました。

ここから、徒歩10分ほどで最後の目的地「山本能楽堂」に着きました。
「能」の歴史やどういうものか、また、屋根があるのはなぜか、相撲では
柱をなくすために屋根を吊っているのに対し能にはなぜ柱があるのかなど
詳しく教えていただきました。

そのあとは、舞台裏へ。幕の開け方や開ける際の掛け声についても教えて
もらいました。

次は小道具。下の写真は「道成寺」で使う鐘ですね。

このあと、舞台の床下を見せてもらうと、土の上にあちこちに甕がちら
ばっていました。この甕は、舞台で足を踏みしめたときに音が響きやすい
ようにという工夫だそうです。
その他、さまざまな工夫を教えていただきましたが、昔の人たちが知恵を
絞って試行錯誤しながら出来上がってきたことを知ることができました。
1日のうちに最先端の科学技術と650年の歴史を持つ文化に触れることは
なかなかできない経験だったと思います。来週の各自の授業で今日の遠足
について振り返ることにしましょう。