バルーンアーティスト ☆ジィ☆   『今日も ごきげん日記。』

バルーンアート現場から、製作風景や裏話、プライベートおもしろ話など盛りだくさんでお届けします!

ラスト・ゲーム

2008-10-07 23:52:07 | 癌サバイバー
今日は、王監督のラスト・ゲームの日でした。
50年の野球人生に今日ピリオドを・・・

きっと。50年と一言に言うと長いようで・・・
でも栄光の階段を駆け抜けてきた王貞治選手には、アッという間の人生だったんだろうな。



2006年。私が手術をした3月
ちょうどWBCワールド・ベースボール・カップで、王監督がチームジャパンを優勝へと導いた。
私は病室で勇気と感動を与えてもらった事を、今でもハッキリと覚えている。。

まさかその三ヶ月後に、王監督も同じ病気で手術をするなんて、思いもしない事だった。


それ以来、スポーツニュースや新聞で見掛ける度に、
「大丈夫かな?」と同じガンサバイバーとして気になる。
「頑張ろうねー!」と、ついつい王監督にエールを送っていたりする。


なぜなら、胃の手術って、術後の体調管理が大変ってもんじゃないくらい、大変な事が、よくよく分かるから・・・

今日の記者会見でも、
「体調は、良くはなってきているけど、決してイイ状態ではなかった」的な事を言っていた監督。

めっちゃ、良くわかります!!
まして、プロ野球団の監督サンという激務。
本当に、この二年間は大変な想いをして、監督を続けてきたんだろうなと思うなぁ。。。

きっと、体調が悪くなるたびに、
もしかして、このまま復帰は難しいかも・・・
と思ったことは、一度や二度ではないはず・・・

今回の退陣も、きっときっと苦渋の決断。


胃を切除してしまうと、一回の食事は、小学生の低学年程度しか食べることが出来なくなってしまうので、体重はまったく増えていかないし・・・
(満腹感はあるのに、満足感はまったくない)食べ過ぎると、吐き戻してしまうか下痢・・・悲しい・・・
だから、当然!術後一年間は栄養失調。
こんな、食べ物が溢れている、平成の時代に、栄養失調だなんて。。。ありえないよ。トホホです。

体調が悪いと、一日で2キロは体重が減ってしまうし・・・
健康な時にダイエットを試みていた自分が、恨めしい・・・

体力がまったく無いから、風邪を引きやすくなってしまう・・・
それに風邪を引いたら、まったく治らない。


低血糖になって震えたり、貧血で日常的にめまいが起きていたり、
食べ物を一気に摂取するとダンピング症候群といって、なんとも言えない辛い時間がやって来ちゃう。
歩くスピードまでかなりダウンしちゃうんだよ。


多分、多かれ少なかれ症状はかなり似ていたはず。。
当たり前に出来ていたことが、当たり前にできなくなって
悲しいやら・・・悔しいやら・・・
あきらめないといけなかった事も、きっとたくさんあったはず。。。

そんな状態で、激務をこなしてきた王監督は本当に素晴らしい!


だから今は、ただ、ただ、ゆっくり静養してほしいなぁ!
きっと!すごく無理をしていたはず。。。

「本当に本当にお疲れ様でした!」
「夢と感動を、そして勇気をありがとう!」


それと同時に、
かなり復活してきた私は当たり前にある健康に、心から感謝します!

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