今日、小沢一郎元幹事長が民主党代表選の出馬の意向を表明した。
年二回の首相交代は国際的にみて見苦しいという判断で、消極的に続投を支持されている菅首相。
一方、剛腕と言われながらも、政治とカネの問題で何度もレッドカードを突きつけられている小沢一郎。
会って欲しいと切望する菅首相に、意地でも会わない小沢一郎。
先の代表選に勝ち抜いた直後に、「しばらく小沢さんは静かにしておいて欲しい」と口を滑べらす菅直人。
どっちもどっちだという感じがする。大人気ない。
菅直人には、ビジョンがない。小沢一郎には、人徳がない。
薬害エイズの時の菅厚生相は、ルックスもよく低音の声も魅力的で、颯爽としていた。
清廉潔白だが力のない海部首相を操っていた自民党時代の小沢幹事長は、顔も政治手腕も強面だった。
民主主義、選挙の時代とは言え、
やはり政治は「権力闘争」の面が濃厚にあることを再認識させられる出来事だ。
菅首相続投であれば、ブレインをどうにかしなければ、官僚主導は自民党時代より強くなりそうだ。
もしもの小沢首相が誕生すれば、「ねじれ突破」の為に、またまた大連立でも画策するのだろうか?
小沢一郎、菅直人にとって正念場の、2010年9月14日であります。
でも、2007年からの日本の首相は、
安倍晋三、福田康夫、麻生太郎、鳩山由紀夫、菅直人と、
この4年の間に5人という、異常事態に突入しています。
もしかすると、日本の政界は、世界で一番「時間の加速」が激化しているところかもしれません。