思い通りにいかないから 人生は面白い 曽野綾子

タイトルを見たとき、面白そうだけど内容暗いかも？と思って少し躊躇った。
そのあと、本屋さん内をうろうろ。
でもやっぱり気になって買うことに。


思い通りにいかないから 人生は面白い
曽野綾子


☆印象に残ったフレーズたち☆

・いいことは、ろくでもないことと表裏一体をなしています。言い換えれば、悲惨さの中にも笑いや希望は残されている

・人間なら、常に備えて、あらゆる可能性を想定し、対処法を考えておくことが必要

・「人間は平等である」というのは、「人間は平等であるように目指す」という意味であって、「実際に平等である」ということでも、「人間は平等になれる」という保証でもありません

・理想は、どんな状況になっても、持ち続けるべきなんです。そのほうが面白くて楽しいからです。そして、理想に近づける努力を怠ってはいけない

・規則がないと動けなくなってしまった原因の一つは、本を読まなくなったからでしょう

・読書をすれば、世の中はマニュアル通りに片付くほど単純ではないことがすぐにわかるはずです。だから読書は、含みのあるいい人間をつくる

・正面切って問題にぶつかる勇気と、そんなふうに卑怯に逃げまくる姿勢の両方がないと、人生は自然に生きられない

・人の好意を期待するというのは、不幸のもとです。期待すると裏切られることがある

・自信というものは、つらいことと嫌なことができた時につくもの

・耳学問だけでは、自分の眼力を養うことはできません。文字通り自分の目で見たものや、聞いたことを含め、外側からできるだけたくさんの情報を吸収して、それを読書や体験によって自分の栄養になるかどうかをふるい分ける技術が必要

・不幸にもいろいろありますが、自分の不幸を特別なものだと思わないようにすることは肝心

・不幸というのは誰にでもあって、しかも比べられないもの

・人間は幸福からも不幸からも学ぶことができる

・ないものを数えずに、あるものを数えなさい

・他人は違うから面白いのだし、まったく自分と違う発想をする人がまわりにいるから精神的に豊かになる

・不幸のない人生はないのだから、不運を生かせる才能は非常に大切

・人生がすばらしいのは、予想通りにことが進んだからではなくて、むしろ予想されないことの連続だからこそ、すばらしい



確かに！と思う言葉と、なるほど！と思う言葉があった。
年齢を重ねるにつれ、世の中にはいろんな人がいるなーと改めて感じる。
人も物事も、考え方や見方次第で良いものにも悪いものにも見える。
中身のある大人を目指そう。