エコ・エコ・エコロジカルで行こう♪♪♪

eco、温暖化防止、水源、琵琶湖

「ミヤコタナゴ」発見から100年 栃木県なかがわ水遊園で10日から特別展 産経新聞

2009-03-18 23:10:49 | Weblog

「ミヤコタナゴ」発見から100年 栃木県なかがわ水遊園で10日から特別展 2009.3.7 03:32

http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/tochigi/090307/tcg0903070332000-n1.htm

 国指定天然記念物の淡水魚「ミヤコタナゴ」が新種として発見されてから今年で100年。県なかがわ水遊園(大田原市佐良土)では10日から開催する春の特別展でミヤコタナゴを取り上げ生態や各地の保護活動などを紹介しながら絶滅の危機にあるミヤコタナゴについて考えてもらう。

 ミヤコタナゴはコイ科に属する日本特有の淡水魚で明治42年に東京・小石川で発見された。都で見つかったことからミヤコタナゴと名づけられた。体はきれいな流線形をしていて、体長は3~5センチ。マツカサ貝などの2枚貝に卵を産みつける習性がある。

 かつては関東地方に広く生息していたが、開発などによる生息環境の変化などで姿を消し現在、自然で生息しているのは本県と千葉県のごく限られた場所。県内では大田原市や矢板市などの4カ所でしか確認されていない。

 特別展は「ミヤコタナゴのすべて~発見から100年で絶滅の危機~」と題して開催する。本県や千葉県などのミヤコタナゴ、世界のタナゴの仲間などを紹介するほか、ミヤコタナゴの生態を知ってもらおうと産卵行動が観察できる水槽なども展示する。

 またシンポジウムを4月5日に開催、4県の水族館や保存会の関係者らが参加残し後世へつなげていくための方策などについて話し合う。

 水遊園では「絶滅の危機にあるミヤコタナゴを通して、自然環境保全などへの理解を深めてほしい」と話している。

 同展は5月6日まで。

 問い合わせは水遊園(電)0287・98・3055。