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20世紀は遠くになりて

21世紀になってまだ10年ちょっとですが、懐かしいですね。
こんな時代でした。

森昌子の歌唱力

2014-08-12 | 日記
離婚してから、時折テレビで見かけるようになりました。
デビューしたときから、歌唱力には定評あり、
物まね番組では、大御所からもかわいがられていました。

音楽的才能のない自分が言うのもなんですが、
大人になってからのヒット曲、
哀しみ本線日本海や越冬つばめを聴いていて、
なんかそれほどでもないなあと感じてしまいました。

自身の持ち歌以外の歌を聞いたときは、
本人よりもうまいと感じるのですが、
それに比べて、かなりあっさりと歌っています。

20代に、演歌の世界の女を歌わせても、感情は込められませんが、
それを演歌歌手はやりとげます。
アイドルと違って、下積みがあるのが通常で、その期間の経験が
歌に深みを与えるのでしょう。

森昌子は、10代はアイドルとしてヒットしましたが、
20代前半になると、物まね番組で見かけるばかりになりました。
演歌路線を徹底して、大成したのですが、その直後に引退してしまいました。

離婚まで20年以上たち復帰しましたが、持ち歌の歌い方を確立しなかったのでしょう。
20代では、あまり感情を込めても違和感があります。
30歳を過ぎて、人生経験をつみ、歌に深みが出てきます。
歌っていなかった森昌子は、その機会がありませんでした。

石川さゆりの代表曲,天城越えは、年代によって歌い方が変化しています。
若い頃よりも、むしろさらっと歌うようになりました。
哀しみ本線日本海や越冬つばめも、情感のあるいい曲なのですが、
そこまで歌いこまれていません。

一方、Uチューブで見かける、引退直前の森昌子の映像は、
あれこんな美人だったかと思えます。
20代の女性は、結婚前に本当にきれいになりますね




西城秀樹、復活して紅白出演?

2014-08-11 | 日記
NHKの懐メロで、西城秀樹が元気な姿を見せていました。
全快とはいえないようですが、ちゃんと振りを付けて、
きちんと歌えていました。

脳血管障害の特徴として、しゃべることよりも、歌うほうが、
発音しやすいということがあります。
他にもNHKの番組などで見かけましたが、トークになると、
たどたどしくなりますが、懸命に話していました。

全盛のピークの頃の、歌番組やコンサート会場で見せた、
激しい振りを思い出すと、時間による人のはかなさを痛感させられます。
しかし、同世代の彼ががんばっている姿を見ると、うれしいですね。

NHKにも貢献していますし、番組では性格のよさが際立って見えます。
新御三家も、来年は還暦、今年の紅白で揃い踏みもあるかもしれません。
60代よ、まだまだがんばって働けと、政府のテーマにも合致しますしね。
可能性は、けっこうあるんじゃないでしょうか?

ゴジラとウルトラマン

2014-07-26 | 日記
アメリカ版ゴジラのリベンジ版が人気のようで、NHKでかこれまでのゴジラ映画を放映しています。
初期のゴジラ映画は、自分が生まれる前で、見ることは不可能だったのですが、その後の続編も特に見たいとは思いませんでした。
当時の少年漫画雑誌には、映画の特集なども組まれて、ゴジラのシェーが表紙を飾ったこともありました。
今改めて映画を視ても、あまり興味がわきません。

最初のゴジラがどのようなものだったかは、大人になってだいぶ経ってから知ったのですが、視る機会はありませんでした。
じっくりと視てみると、やはり、一番面白いですね。
続編は、興行を狙った作品に過ぎなくなるのは、やむをえないことでしょう。

テレビの怪獣物も同様で、最初のウルトラQは、どの作品も社会批判をテーマにしたもので、小学校低学年の自分には、なんか大人のあの世界を垣間見るような番組でした。
それは、ウルトラマンにも引き継がれていますが、子供にも受け入れやすくなっていました。

自分にとってのウルトラマンシリーズの最高傑作は、セブンになります。
作品の構成力と怪獣のできのよさ、バランスよくまとまっていました。
ただ、その後ウルトラマンシリーズでも興奮はなくなりました。
本当にゴジラシリーズそっくりに堕落していきました。

モスラも、ザピーナッツの歌ばかり知っていたのですが、全編を録画できてよかったです。
アメリカ版ゴジラは、どうでもいいんですが、悪いですけど渡辺謙さん、いらないと思いません?
日本が絡む映画に必ず出てきますが、単なるイコンになっているような気がします。

アイドルの始まり

2013-11-25 | 日記
アイドルを、定義するのは難しいですね。
アイドルであるのに、それを否定してアーチストだと主張する歌姫もいましたし、誰が決めるのでしょうか?

女性アイドルの始めは、アグネスチャンとか、南沙織とか言われます。
なんとなくそうかなあと思うのですが、まり年齢が変わらずに、その数年前に活躍した女性歌手も多数います。
ピンキラの今陽子、黛じゅんなどですが、今思うとちょっと背伸びした歌の世界だったのかな。
僕なりの解釈もあるのですが、それはいつか書くことにして。

3人まとめて、3人娘とか、中3トリオ、男だったら御三家と、並び称することをよくしています。
南沙織は、天地真理、小柳ルミ子と、3人組んでいましたが、美空ひばりを含んだ3人娘とは、明らかに異質ですが、男の場合、御三家と新御三家とちょっと似通っていますね。

西郷輝彦と西城秀樹、橋幸夫と郷ひろみ、舟木一夫と野口五郎、
新御三家全盛時代だったら、ファンから怒られそうですが。
西城秀樹は2度の脳梗塞で復帰は絶望かと思ったのですが、
時折テレビで見かけて、思ったより元気だったので何よりです。
野口五郎も、懐メロ的にたまに見かけますね。
郷ひろみは、今のポジションはよくわからないですね。
(色物に近くなったな、、、)

アグネスチャンは、あまり組まされいませんでしたが、
実は同い年に、太田裕美、麻丘めぐみがいます。
活躍した時期が多少異なり、組み合わせるメリットがなかったのでしょう。
ほぼ同じ年のキャンディーズに、トリオをとられた感じですね。

太田裕美と麻丘めぐみは、40代ぐらいまではがんばっているなあと思いましたが、、
最近はさすがに衰えを隠せなくなりましたね。
アグネスチャンは、最近見ても変わらず、中国美容はすごいなあと感じています。
ジュディオングも、還暦までほぼ変わらぬ容姿でしたしね。

山口百恵

2013-11-23 | 日記
避けて通れないアイドルですが、それだけに書きにくいですね。
森昌子が復帰して、桜田淳子も引退後久しぶりに人前に姿を現し、
CDも出すそうなので。

デビューのきっかけになったスタ誕で、阿久悠が、そのスター性を
見抜けなかった発言をしたことを、書いています。
デビュー当時は、まさに発言どおり、主役ではなく、妹役という、
地味なポジションしかないように思えました。

スター性は、桜田淳子のほうが、圧倒的に感じられました。
かわいらしくて安心して見ていられました。
森昌子は、演歌調で、同世代というより、大人向けのアイドルでした。

失礼ですが平板な顔で、歌も決してうまくなかった百恵が、
脱皮して、あんな国民的アイドルにのし上がるとは、まったく
思いもよりませんでした。

それが、青い果実路線で、後で言うロリコンのお兄さんたちの注目を集め、
ホントこんな歌を歌わせていいものかと、あきれたものでした。
百恵自身も、歌詞にはためらいがあったと書いています。
しかし、圧倒的に陽性の桜田淳子に対抗するためには、日陰の花であった
彼女は気持ちを割り切った。

それで終わらず、宇崎、阿木夫妻の作品で、スターにのし上がります。
物語性を持った一連の作品は、歌うというよりもドラマを演じているように
感じられました。
このころになると、風格さえ漂い始め、ニューミュージックの作者の歌で、
違う境地を切り開き、歌唱力も身に付けました。

このころ、百恵は菩薩であるとささやかれました。
確かに、あの東洋的な細い眼、平板の顔が仏像を思わせてました。
非常に化粧で変化する顔で、それも魅力となっていました。

早すぎる引退といいますが、彼女は山口百恵を演じきったのです。
その演技は、20代始めで終わらなければならなかった。
それは、ファンにとっても幸せなことだったと、今では思えます。

彼女が書いた本がありますが、それは芸能界との決別のために書かれたように思えます。
自らの境遇をあからさまに書き、書くことで、逆にゴシップを防いだ。
彼女をスターに押し上げたものは、その容姿ではなく、
稀に見る頭の良さと覚悟だったと言えるでしょう。