指導事例について紹介します。
発達障害のある子どもは細かな作業が苦手とか不器用だとか言われることがありますが、
丁寧に見極めて練習すればできるようになることはたくさんあります(事例:靴ひも結び)。
また興味関心のある作業については、不注意さの軽減とともに本人の持つ力が大いに発揮されます(事例:調理課題)。
取り組み事例の紹介:中学生
Point→ 生活スキル・ソーシャルスキル・自立学習・過去問(受験に向けて)など、個別のニーズに基づいて実施します。
Point→ 行動面でのスキル★について評価支援をします。
★こちらで指示をださずとも自主行動で取り組む(予定を理解し行動に移す)
★指示書や手順書の見落としを指定された場合はそれを受け入れ訂正する(受容性)
★わからないときは先生に聞き(要求する・確認する)、最後までやり遂げる(責任感・達成感)
☑ 挨拶後、自分の予定を確認
☑ 指定のデスクに移動後、自立課題に取り組む
1.靴ひも結び(達成課題)
2.指定番号のシール貼り(作業課題の過去試験問題より)
3.封筒宛名貼りと仕訳(同上)
4.観葉植物の水やり(達成課題)
☑ 終了後、次の予定を確認し、先生と学習課題に取り組む
1.語彙学習(受験用過去問含む)
2.読解(同上)
3.作文(同上)
4.地名学習
5.SST心のコミュニケーション
☑ 終了後、次の予定を確認し、休憩エリアへ
☑ タイマーを止め、自立課題「みたらし団子作り」
はじめ:材料と手順の確認
1.分量を量り、ボールに入れだんごをこねる(正確さ・力加減)
2.鍋に湯を沸かす(仕事の同時並行)
3.だんごを作る(均一作業)
4.沸騰したお湯に入れ、浮いたら2分ほどして流水で冷やす(注意力)
5.みたらしあんの分量を量り、鍋に入れる(正確さ)
6.中火でとろみがつくまで混ぜる(適度な加減)
7.カップにだんごを入れてあんをかける(丁寧さ)
※手順書を確認しながら一人で作業します。
お店に出せるくらいですね!味も…!♪