とらいさぽーと

自己肯定感

桜が綺麗です。

最近は寺院など夜桜がライトアップされて華やかですが、

桜の色はやっぱり青空のもとが一番華やいで綺麗に映るように感じます。

 

満開の桜の木の下、楽しそうな親子連れを見ると孤独で押しつぶされそうな気持になる。

大きな転換期となる新学期、新しいクラス、新しい友だち、新しい担任、

我が子ははじめてのクラスに馴染んでいけるのだろうか。

発達に不安を抱える親の心情は、ジェットコースターのような激しい振動の中で苛まれます。

子どもが不安定なのは親の対応が成っていないからと思われるのではないか。

親として積極的にまわりの理解を求めなければいけないのでは。

子どものためにできることがあればそれを優先しなければいけないのでは。

親としての立場で、それぞれの複雑な思いで押しつぶされそうになります。

 

発達障害児者としての診断を受けたとしても、

それはただ将来の生きる術に繋がる手段の一つに過ぎません。

その言葉に囚われる必要は無いのです。

でも、その診断を将来子どものために役立てることが出来るかどうかは、親に係るところが大きいような気がします。

本人が診断をどう受け止めるか。そこは気を付けないといけません。

そうなるとやはり故佐々木正美氏がずっと言っておられたこと、

自己肯定感をどう育んでいくか、そこに立ち返ることになります。

この子の安らぐ環境をどう構築すれば良いのだろうか。

どのような社会環境に託せばよいのだろうか(どのような社会環境なら能力を発揮できるのだろうか)。

どのように支援を求めれば良いのだろうか(どのように支援を求めるスキルを育めばいいのだろうか)。

そこに気を配っていれば、将来きっと、青空の下で満開の桜を味わえる時が来ます。

思うようにいかない時は、またそこに立ち返れば良いのですから。

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