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高次脳機能障害と発達障害の関連

高次脳機能障害と発達障害の関連について

ルポライターの中村仁一氏は、2015年に脳梗塞を発症、その後高次脳機能障害が残り、

著書「脳が壊れた」(新潮社)で発達障害との関連性について述べている。

福祉の枠組みでのサポートさえ受けることが難しいとされている社会的弱者の中には、

元々発達障害がありそこから二次障害で苦しんでいる当事者は多いが、

元々発達障害では無かったにも関わらず、様々な要因で発達障害に類似する症状が現れ苦しんでいる人も多いと述べている。

自らの症状として、注意力の散漫、持続力の低下、感情抑制の困難、過度なストレスなどを挙げており、

その症状を改善していくために病院で受けた療法士によるリハビリが、心身共に大きな支えとなったと言っている。

 また、強いトラウマやストレスで認知のずれが生じている若者や子どもたちへの回復支援として、

彼らの高い作業療法スキルが大いに有効であろうと。

しかし、彼らが対象としている多くの患者は高齢者であり、

寝たきりにならないよう機能回復のために多くのスキルの高い作業療法士が従事している。

高齢者医療の優遇されている今の医療システムに対して、問題提起をしている視点は興味深い。

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