いわゆるマイノリティと言われる人たちの中で、
大多数の中での環境に馴染めず、違和感をずっと抱えたままに本来の力を発揮できない、
あるいはその力に気づいていない人たちもいます。
持ち味、独特な発想力、探求力や集中力、異なる視点からのひらめきなど、
その良さが社会に開かれていくと閉塞的な世の中に良い変化をもたらすこともあります。
発達障害だから社会に適応できないという捉え方をしていると、
本来その人の持つ独自の良さに、本人もまわりも気づかずに、社会に還元させることなく蓋を閉じてしまうことになってしまいます。
自分に必要な支援を受け入れながら自律した生活を送る、これは素晴らしい変化です。
何が自分に必要か、どのような社会で自分の力を発揮できるのか。
高山恵子氏の「発達障害の人が自己実現力をつける本~社会に出る前にできること~」は、
高校生のうちに読み進めておきたい本です。
教室でも活用しています。