『発達障害は治る』
そんな本が紹介されると不安を抱えた親は藁をもつかむ思いで飛びつくのではないでしょうか。
~障害が治る?完治するのか⁈
教育現場でこの指導法を取り入れてくれれば治るのではないか。
「発達障害」という言葉の持つイメージは本当に良くないと思います。
~だから状況が理解出来ない
~だから問題行動を起こす
~だから集団生活が出来ない
それでは社会で生きていく上で大きな障害となるから、
だから、治していくことができるのなら治したい。
その立場になると、一見、それが当然、普通にそう願う、そうあってほしいと願います。
そうでない人から見れば、障害なのだから、仕方が無いではないか、親御さん大変やね、となる。
しかし「発達の差異から起こる症状」であって、「障害」では無いのです。
それに病気では無いのですから、完治する必要もない。
『発達障害は治る』では、その子どもの本来持つ原石のような輝きを削り取ってしまうような、
そんな気がします。