11月に入り、朝夕だいぶ肌寒くなってきました。
次のステージへと移行する子どもたちは学校見学や職業体験をする中で、
そろそろ準備に現実味を帯びてきます。
移行先が子どもの実力を発揮できる環境であるかどうか。
特性についての配慮が求められる現場であるかどうか。
いくつかの選択肢から最終的に決めるのは本人ですが、
それまでに情報を集めて実際に足を運び、
子どもが不安感を持たないようにするためにはどう準備していけばいいのか、
保護者と情報共有をしていきます。
入念に準備をして進んだ移行先であったとしても、
もしかしたら上手くいかないかもしれない、ということも有り得ます。
その為にも必ず、失敗体験としてではなく次の段階への進歩として捉えるよう、
いくつかの選択肢を立てておくのは大事なことです。
大人はつい子どものためと思い、誘導してしまいがちですが、
本人が考えたうえで進んだ道であれば踏ん張りが効きます。
それでも自分の思うようにいかなかったときに、
「やっぱりアカンかった」とネガティブに受けとめるのか、
「自分でできるだけのことはやった」とポジティブに捉えるのか、
子どもの性格にもよるでしょうが、
「だから~って言ったじゃない!」とまわりが傷口に塩を塗るようなことは絶対言っては駄目ですよね。
上手くいかなかったにしても本人の意思決定を大事にすることが、
その後の困難を乗り越えるための大きな力になりますから。
次の段階へとステップアップするための貴重な体験となるよう、
我々大人は応援して見守っていきましょう。
でもついつい、我が子となると余計なことを言ってしまう、、、んですよね。
今年は台風が少なかったので紅葉も綺麗だそうです