夏の終わり

双方の応援団のエール交換から始まった御所野vs矢島の全県大会準決勝。立上がり波に乗った御所野は得点を重ね、5回表の時点で7対0。誰もが御所野のコールド勝ちを疑いませんでしたが、矢島の子供達の試合に対する執念は違いました。5回裏に5点を入れたかと思ったら6回にも追加点を入れ、とうとう同点に。そして今大会初めて経験する無死満塁で攻め合う過酷なスペシャルルールの結果、劇的な矢島のさよなら勝ちに終わりました。

子供達の汗と涙、双方の応援団の称え合い、声を嗄らして叫び続けた応援団長の声、豆を潰して叩き続けた太鼓の音、勝利を信じ自分の子供に檄を飛ばしたお母さん達の涙と落胆、そして反省会で見せた鬼コーチの涙…御所野の熱い熱い夏は終わってしまいましたが、この熱い思いだけは後輩達に受継がれていくことでしょう。思い出すだけで涙が溢れてくる、こんな感動を与えてくれた御所野の子供達に感謝です。ありがとう。