天天本舗 ・駅前通信特上かわら版

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書籍・「社会とともに歩む認知症の本」

2016年01月15日 | 話題の書籍
汐田総合病院(横浜市鶴見区)のリハビリティーション科部長を務める宮澤由美先生が「社会とともに歩む認知症の本」を出版されました。
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社会とともに歩む認知症の本 [ 宮澤由美 ]


内容は、認知症介護の実際から行政施策、海外事情まで分かりやすく解説しています。

認知症800万人時代は、社会全体の変革なしには対応できないことも力説しています。

本書では、軽度認知症と診断された70代の女性が娘2人に支えられながら一人暮らしを続けるケースや、80代の母と二人暮らしの50代の独身の男性中学教師が一人暮らしの80代の叔母の認知症に直面するケースなどを例に当病と介護の実際をストーリに仕立てで描写しています。



料理の味がおかしいといった異変の発見から、物忘れ外来の受診、地域包括センターや行政への相談など、具体的で分かりやすいガイダンスとなっています。

介護者を抱える家族会や認知症カフェの役割の紹介のほか、認知症への最新の対応法なども紹介されています。

行政施策の解説にいたっては、介護報酬の切り下げなど国の医療・介護費の抑制政策に対し「介護破壊を招きかねない様相を帯びている。震撼するほどの危機感を感じる」と厳しく警告をしています。

「年金・医療・介護の改善や、経済・保育・教育のかいぜんなしには根本的改善は困難。大きな連帯の輪が不可欠」と抜本的な制度改革の質養成を強調しています。
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社会とともに歩む認知症の本 [ 宮澤由美 ]

最後までお読みいただきありがとうございました。

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