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2017年大河ドラマ(第56作目)は、弱肉強食の戦国乱世に、『真っすぐな虎』という勇ましい名で家督を継いだ一人の女性の物語です。
柴咲コウさん主演の『おんな城主直虎』は、過酷な運命に果敢に立ち向かい、のちに徳川幕府の名門となる井伊家を後世へとつないだ井伊直虎の生涯を描かれます。
困難に直面しても決して諦めない、「本当の強さ」とは何か。激動の時代を生きた女性の姿を通して追い掛けます。
⇒『おんな城主 直虎』公式サイト
さて、物語は。
直虎(幼名 : おとわ)の少女時代から始まります。
井伊家当主の一人娘おとわは、分家の嫡男で幼なじみの亀之丞と婚約するが、主家の今川家が謀反をはかった疑いで亀之丞の父を殺害。命を狙われた亀之丞も姿を消し、おとわの人生は戦国の荒波にのまれ始めるのでした。
いよいよ4月からは、城主となった直虎が戦国の世に飛び込んでいくさまをスリリングに描いた『城主編』がスタートしまた。
娘でも妻でもなく城主という道を選んだ主人公直虎の活躍が描かれていきます。
※第34話「隠し港の龍雲丸」見どころ
政次(高橋一生さん)を失い放心状態の直虎(柴咲コウさん)。
一方、徳川家康(阿部サダヲさん)の軍勢は遠江を攻め進み、今川氏真(尾上松也さん)のこもる掛川城へと迫りつつあった。
【 第34話「隠し港の龍雲丸」あらすじ】
政次(高橋一生さん)を失い放心状態の直虎(柴咲コウさん)は、現実を受け入れることができずにいた。一方、徳川家康(阿部サダヲさん)の軍勢は遠江を攻め進み、今川氏真(尾上松也さん)のこもる掛川城へと迫りつつあった。
これに対し今川勢も必死の粘りを見せ、徳川軍は苦戦を強いられることとなる。戦乱の波は気賀の方久(ムロツヨシさん)や龍雲丸(柳楽優弥さん)たちの目前にも迫っていた。
⇒第34・「隠し港の龍雲丸」
【今までのあらすじ】
第1話 :『井伊谷の少女』
第2話 :『崖っぷちの姫』
第3話 :『おとわ危機一髪』
第4話 :『女子(おなご)にこそあれ次郎法師』
第5話 :『亀之丞帰る』
第6話 :『初恋の別れ道 』
第7話 :『検地がやってきた』
第8話 :『赤ちゃんはまだか 』
第9話 :『桶狭間に死す 』
第10話 :『走れ竜宮小僧 』
第11話 :『さらば愛(いと)しき人よ 』
第12話 :『おんな城主直虎』
第13話 :『城主はつらいよ』
第14話 :『徳政令の行方』
第15話 :『おんな城主対おんな大名』
第17話 :『消された種子島 』
第18話 :『あるいは裏切りという名の鶴 』
第19話 :『罪と罰 』
第20話 :『第三の女』
第21話 :『ぬしの名は』
第22話 :『虎と龍』
第23話 :『盗賊は二度仏を盗む』
第24話 :『さよならだけが人生か?』
第25話 :『材木を抱いて飛べ』
第26話 :『誰がために城はある』
第27話 :『気賀を我が手に』
第28話 :『死の帳面』
第29話 :『女たちの挽歌』
第30話 :『潰されざる者』
第31話 :『虎松の首』
第32話 :『復活の火』
第33話 :『嫌われ政次の一生』
第34話 :『隠し港の龍雲丸』
【関連情報】
高橋一生さんと柴咲コウさん、“言葉を交わさない”熱演の秀逸さ 『おんな城主 直虎』の壮絶な別れ
「白黒をつけむと君をひとり待つ 天つたう日ぞたのしからずや」とは、高橋一生さん演じる小野但馬守政次の辞世の句である。白黒とは、彼と柴咲コウ演じる主人公・直虎との関係性を語る上で欠かせない、碁の白と黒を示す。しかし、これほど白黒判別することが難しい関係性があるだろうか。幼なじみとして、殿として、そして愛する人として、直虎のことを思い続けた彼の人生もまた、周囲から見れば白黒つけがたい、それでいて信念を貫いた真っ直ぐな人生であったといえよう。
大河ドラマ『おんな城主 直虎』は、先週放送の33話「嫌われ政次の一生」で大きな転換期を迎えた。今川家の支配下にあった井伊家は、今まで幾度も今川によって危機に晒されてきた。危機に瀕するたび「明日は今川館が焼け落ちるかもしれぬ」と直虎は藁にも縋るような思いで願い、その願いはいつも叶わず、度重なる悲劇を自力で乗り越えるしかなかった。しかし、今回は皮肉にもその願いが叶った時、直虎にとって最大の悲劇が起こる。これまで直虎を支え続けてきた井伊家の家老・政次が捕らえられる。磔にされ、直虎自身の手によって殺されるという衝撃的な終幕は、何度見直しても涙が止まらず困ってしまっているのだが、この2人の関係性の終幕としてこれほどふさわしいものはなかっただろう。
直虎と政次の関係の魅力は、「言葉を交わさないこと」にある。今川及び周囲を欺くため、彼らは表面的には対立関係にあり、人目を忍んで会うことしかできなかった。そのため、今川が井伊を直轄にするために動き出してから政次が城代に成り代わり、政次の死に至るまでの激動の3話で、2人が直接本音で会話できたのは1度しかない。互いが思っていることを想定し行動する。それが本当に一致しているかを確かめる術はない。最後の瞬間まで、彼らは向かい合ったら本音とは逆のことを言い、それでも完全にわかりあっていることが視聴者にこうも伝わってくる。その複雑な関係性を描ききったことは、森下佳子の脚本並びに高橋一生と柴咲コウの熱演によるものであり、秀逸としか言いようがない。
特に注目すべきは直虎の揺らぎである。政次が直虎に刀を向けながら囁いた「俺を信じろ、信じろおとわ」という言葉以降、31話から33話に至るまで、政次を信じ続けようとする直虎には何度も試練が訪れる。続きを読む⇒>>>
※NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」 緊急特盤 鶴のうた Soundtrack
NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』で、壮絶な最期を遂げた高橋一生演じる小野政次の追悼アルバム『鶴のうた』が23日、発売されました。
同ドラマの音楽を手掛ける菅野よう子さんが、事前に台本を読み、あまりの衝撃に「政次ロス」になってしまい、CDの内容、写真のセレクト、デザイン、仕様含め、自ら企画立案したもので、「本当に政次を愛する人と共に哀悼の意を捧げたい」という気持ちが込められているそうです。
戦国の世、女だてらに家督を継いだ井伊直虎を主人公にした、2017年NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』。高橋一生さんが演じる小野但馬守政次(おのたじまのかみまさつぐ)は、直虎の幼馴染。しかし二人の絆は秘められなければならなかった。政次が生を全うするまでを描く。辞世の句と幼少より親しんだ禅語「百尺竿頭進一歩」を政次自身の朗読と菅野よう子の音楽で綴る、涙の追悼企画です。
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NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」 緊急特盤 鶴のうた
最後までお読みいただきありがとうございました。
2017年大河ドラマ(第56作目)は、弱肉強食の戦国乱世に、『真っすぐな虎』という勇ましい名で家督を継いだ一人の女性の物語です。
柴咲コウさん主演の『おんな城主直虎』は、過酷な運命に果敢に立ち向かい、のちに徳川幕府の名門となる井伊家を後世へとつないだ井伊直虎の生涯を描かれます。
困難に直面しても決して諦めない、「本当の強さ」とは何か。激動の時代を生きた女性の姿を通して追い掛けます。
⇒『おんな城主 直虎』公式サイト
さて、物語は。
直虎(幼名 : おとわ)の少女時代から始まります。
井伊家当主の一人娘おとわは、分家の嫡男で幼なじみの亀之丞と婚約するが、主家の今川家が謀反をはかった疑いで亀之丞の父を殺害。命を狙われた亀之丞も姿を消し、おとわの人生は戦国の荒波にのまれ始めるのでした。
いよいよ4月からは、城主となった直虎が戦国の世に飛び込んでいくさまをスリリングに描いた『城主編』がスタートしまた。
娘でも妻でもなく城主という道を選んだ主人公直虎の活躍が描かれていきます。
※第34話「隠し港の龍雲丸」見どころ
政次(高橋一生さん)を失い放心状態の直虎(柴咲コウさん)。
一方、徳川家康(阿部サダヲさん)の軍勢は遠江を攻め進み、今川氏真(尾上松也さん)のこもる掛川城へと迫りつつあった。
【 第34話「隠し港の龍雲丸」あらすじ】
政次(高橋一生さん)を失い放心状態の直虎(柴咲コウさん)は、現実を受け入れることができずにいた。一方、徳川家康(阿部サダヲさん)の軍勢は遠江を攻め進み、今川氏真(尾上松也さん)のこもる掛川城へと迫りつつあった。
これに対し今川勢も必死の粘りを見せ、徳川軍は苦戦を強いられることとなる。戦乱の波は気賀の方久(ムロツヨシさん)や龍雲丸(柳楽優弥さん)たちの目前にも迫っていた。
⇒第34・「隠し港の龍雲丸」
【今までのあらすじ】
第1話 :『井伊谷の少女』
第2話 :『崖っぷちの姫』
第3話 :『おとわ危機一髪』
第4話 :『女子(おなご)にこそあれ次郎法師』
第5話 :『亀之丞帰る』
第6話 :『初恋の別れ道 』
第7話 :『検地がやってきた』
第8話 :『赤ちゃんはまだか 』
第9話 :『桶狭間に死す 』
第10話 :『走れ竜宮小僧 』
第11話 :『さらば愛(いと)しき人よ 』
第12話 :『おんな城主直虎』
第13話 :『城主はつらいよ』
第14話 :『徳政令の行方』
第15話 :『おんな城主対おんな大名』
第17話 :『消された種子島 』
第18話 :『あるいは裏切りという名の鶴 』
第19話 :『罪と罰 』
第20話 :『第三の女』
第21話 :『ぬしの名は』
第22話 :『虎と龍』
第23話 :『盗賊は二度仏を盗む』
第24話 :『さよならだけが人生か?』
第25話 :『材木を抱いて飛べ』
第26話 :『誰がために城はある』
第27話 :『気賀を我が手に』
第28話 :『死の帳面』
第29話 :『女たちの挽歌』
第30話 :『潰されざる者』
第31話 :『虎松の首』
第32話 :『復活の火』
第33話 :『嫌われ政次の一生』
第34話 :『隠し港の龍雲丸』
【関連情報】
高橋一生さんと柴咲コウさん、“言葉を交わさない”熱演の秀逸さ 『おんな城主 直虎』の壮絶な別れ
「白黒をつけむと君をひとり待つ 天つたう日ぞたのしからずや」とは、高橋一生さん演じる小野但馬守政次の辞世の句である。白黒とは、彼と柴咲コウ演じる主人公・直虎との関係性を語る上で欠かせない、碁の白と黒を示す。しかし、これほど白黒判別することが難しい関係性があるだろうか。幼なじみとして、殿として、そして愛する人として、直虎のことを思い続けた彼の人生もまた、周囲から見れば白黒つけがたい、それでいて信念を貫いた真っ直ぐな人生であったといえよう。
大河ドラマ『おんな城主 直虎』は、先週放送の33話「嫌われ政次の一生」で大きな転換期を迎えた。今川家の支配下にあった井伊家は、今まで幾度も今川によって危機に晒されてきた。危機に瀕するたび「明日は今川館が焼け落ちるかもしれぬ」と直虎は藁にも縋るような思いで願い、その願いはいつも叶わず、度重なる悲劇を自力で乗り越えるしかなかった。しかし、今回は皮肉にもその願いが叶った時、直虎にとって最大の悲劇が起こる。これまで直虎を支え続けてきた井伊家の家老・政次が捕らえられる。磔にされ、直虎自身の手によって殺されるという衝撃的な終幕は、何度見直しても涙が止まらず困ってしまっているのだが、この2人の関係性の終幕としてこれほどふさわしいものはなかっただろう。
直虎と政次の関係の魅力は、「言葉を交わさないこと」にある。今川及び周囲を欺くため、彼らは表面的には対立関係にあり、人目を忍んで会うことしかできなかった。そのため、今川が井伊を直轄にするために動き出してから政次が城代に成り代わり、政次の死に至るまでの激動の3話で、2人が直接本音で会話できたのは1度しかない。互いが思っていることを想定し行動する。それが本当に一致しているかを確かめる術はない。最後の瞬間まで、彼らは向かい合ったら本音とは逆のことを言い、それでも完全にわかりあっていることが視聴者にこうも伝わってくる。その複雑な関係性を描ききったことは、森下佳子の脚本並びに高橋一生と柴咲コウの熱演によるものであり、秀逸としか言いようがない。
特に注目すべきは直虎の揺らぎである。政次が直虎に刀を向けながら囁いた「俺を信じろ、信じろおとわ」という言葉以降、31話から33話に至るまで、政次を信じ続けようとする直虎には何度も試練が訪れる。続きを読む⇒>>>
※NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」 緊急特盤 鶴のうた Soundtrack
NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』で、壮絶な最期を遂げた高橋一生演じる小野政次の追悼アルバム『鶴のうた』が23日、発売されました。
同ドラマの音楽を手掛ける菅野よう子さんが、事前に台本を読み、あまりの衝撃に「政次ロス」になってしまい、CDの内容、写真のセレクト、デザイン、仕様含め、自ら企画立案したもので、「本当に政次を愛する人と共に哀悼の意を捧げたい」という気持ちが込められているそうです。
戦国の世、女だてらに家督を継いだ井伊直虎を主人公にした、2017年NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』。高橋一生さんが演じる小野但馬守政次(おのたじまのかみまさつぐ)は、直虎の幼馴染。しかし二人の絆は秘められなければならなかった。政次が生を全うするまでを描く。辞世の句と幼少より親しんだ禅語「百尺竿頭進一歩」を政次自身の朗読と菅野よう子の音楽で綴る、涙の追悼企画です。
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NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」 緊急特盤 鶴のうた
最後までお読みいただきありがとうございました。