子どもの貧困は、どこかの地域の話ではない…

2014-05-15 19:09:01 | 日記

今日は、大津市教育委員会の教育委員長、教育委員のみなさまと懇談させていただきました

初めての取り組みで緊張もしましたが、委員さんの積極的な発言にとても元気をいただきました  課題が見えているのだから、まずは真摯に受け止め、前向きに議論を交わしながら、よい方向を見定めていくことが大切だと思いました。 現場の力を信じながら、自らの課題を洗い出してもらい、自分たちで解決するための取り組みを検討してもらう、当たり前のことができるように、現場を応援したいものです

国の制度改悪なんかを許さず、現場の声をしっかり反映させるよう求めていきましょう

そして岸本典子議員と共に、子どもの貧困に関わって、市民活動をされている社会福祉士の幸重忠孝氏とお会いする機会がもてました

SSW(スクールソーシャルワーカー)として、これまでも京都や滋賀で活動されてこられた方ですが、現在も大津市内の小・中学校で活動されているとのこと。

私は子育ての中で、PTA活動や地域の青少年健全育成の活動に関わってきましたが、地域の子どもたちの中に広がる貧困と格差を正面から受け止めることが不足しているのではないか…と感じていました

生活相談などで関わるご家庭の中には、様々な困難な課題が存在します 一番胸が痛いのは、やっぱり子どもを抱えた親子の問題です

個人主義がはびこっている現在、どんな困難な課題も、結局はその家庭の特有の問題として扱われます。だからこそ困難があっても、人には言えない、話せない状況をつくってしまいます。私たちに話してくださる頃には、事態はもう危機的な状況に陥ってしまっていて、なかなか解決の糸口が見つからないことも度々です

幸重氏とはそんな私の経験を話したり、大津でのいじめ自殺事件以降のいじめ対策などにも触れながら、子どもたちの現状など意見交換しました。

貧困は、なかなか見えにくいけれど、着実に広がっていることは、共通認識です 子どもたちの実態を共通認識することの大切さも実感しました。

今後、引き続いて意見や情報交換をしながら、子どもたちの現状を発信していきます

さまざまな立場で、子どもたちの貧困と格差の解消をめざして、一人ひとりの子どもが豊かな成長を保障される大津市へLet`s Go