だらずだらじゃず・本音ジャズ

№1　ハイトーン迫力！「ばったもん」《ビリー・ハーパー(ts)》

#Jon&Billy

#Billy

#Harper

SAX B《ビリー･ハーパー》

2021-01-17 08:39:52

♪～♪ ご訪問ありがとうございます。
　　　ジャズサックス「ビリー・ハーパー」のレコード紹介です。♪～♪

J.ファディス、D.ガレスピーの「ばったもん」！
B.ハーパー、喉が焼けたオヤジの怒鳴声か？！
狙いはR.ハナ、ついでにハーパー＆ファディス？
　一句
　“　煩(うる)ささや　ラッパにサックス　せめぎ合い　”
①『ジョン＆ビリー』(74)
《Jon & Billy/Billy Harper & Jon Faddis》
ビリー・ハーパー(ts)、ジョン・ファディス(tp)、ローランド・ハナ(p,el-p)、

ジョージ・ムラーツ(b)、モトヒコ・ヒノ(ds)。

トランペットのJ.ファディス、この方困ったもんだ。
まるで、ディジー・ガレスピー（tp）の模造品「ばったもん」。
殆どがハイトーン、もうとにかく「うるさい」だけ。

針を上げると耳に「キ～～ン」、残音が・・・。
中低域でフレーズの旨さを効かせ、ハイトーン一発で迫力を出す。
そんな芸当は一切無い。
アドリヴ全てが色気も巧さも無いハイトーン。(このテクが巧いのだが)
荒くれハーパーも黙らせる程のやかましさ。
　　一句
　　　　　“　煩(うる)ささや　ラッパにサックス　せめぎ合い　”

ファディスを参加させた理由がライナーノーツに。
レコード会社はR.ハナ・トリオの録音を申し込んだ。

だが、ハナはファディスの加入を条件にした。
レコード会社は、妥協案でファディス＆B.ハーパーで録音。
このレコード会社は国内トリオ社。
「ファディスでは売れない」と、レコード会社は読んだ？

ハーパーの音の表面は粗く・硬質、トゲトゲの剣山が刺さるほど・・。
こんな音を力づくで吹きまくる。
喉が焼けた・壊したオヤジが渾身の力を込め・怒鳴り突ける音。
としか言いようがないテナー。

♪～♪ 　これは割と「真ともな」音、どうぞお聴き下さい《Jon & Billy》

Jon Faddis & Billy Harper, Jon & Billy - Jon & Billy (Roland Hanna).wmv

From album Jon Faddis and Billy Harper - Jon & Billy, 1974 Jon Faddis (trumpet, flugelhorn); Billy Harper (tenor saxophone); Roland Hanna (piano, electric piano); George Mraz (bass); Motohiko Hino (drums); Cecil Bridgewater (kalimba).