だらずだらじゃず・本音ジャズ

№2 「チンタラ節」のデヴュー作《デヴィッド・シュニッター(ts)》

①『ゴリアス』の「吹きれる極太音」に驚愕。
②デヴュー作「ンタラ・チンタラ・ダラ~~」にガックシ。
1年間でこんなに変!!・・・ドラムが起爆剤か?
②『インヴィテイション』(76)
《Invitation/David Schnitter(ts)》
デビッド・シュニッター(ts)、ミッキー・タッカー(p)、
ジェイムス・レアリー(b)、エド・マーシャル(ds)。

これは初リーダ作、レコード①『ゴリアス(77)』の前年録音。
①を聴きシュニッターにドップリはまり、あれから2枚手に入れた。
音質は①と変わり無い、デクスター・ゴードン(ts)が爆発し、割れる直前の音。
「男の中の男」が吹きらす極太音。
しかし、1年前のこの②・リーダ作が、こんなに下手クソとは。

①のような狂気が乱舞する、音の洪水が飲み込むフレーズには程遠い。
どこにでもあるフレーズが「ンタラ・チンタラ、ダラア~~」。
せめての救いは爆発・ゴリゴリ音がド下手クソ・フレーズを補っている。
 
①との違いはドラム。
①のエディー・ムーア(ds)は、ッツクように攻めてくるハイハットが凄い。
1拍刻みのハイハットが緊張感を醸成し、シュニッターに発破を掛けた。
この②では々とした4ビートのシンバルワーク。
そのため、辺り一辺倒のモーダルジャズって感じ。
この失敗作で弱さを見出し、翌年に①で攻めてきたのか。
①『ゴリアス』は「やっぱり凄い」、較して改めて感心した。


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