月の灯り ひとつ
いつもと同じ帰り道に
いったいどれくらい 泣いてないのだろう
口のない細い長い影は 何も言わない
前へばかり 行こうとして
君の歩幅に気付かなかった
ふり返ると全てが見えてしまうから
君を探すことができなかった…
心動かす何かに
出会いたくて一日中
東へ西へと歩いてみたけれど
たどり着く道は いつもそこで途切れてしまう
ないものを 見ようとして
先に答えをつくっていた
立ち止まって見上げた朝日に
凍りついた足元を焼かれた…
君のすべてが分かったわけじゃない
でも君のかわりはどこにもいないから
この先も陽は昇るだろう
まぶしさに目を閉じるだろう
閉じたまぶたに朝日が昇った
口のない影は君だった
いつもと同じ帰り道に
いったいどれくらい 泣いてないのだろう
口のない細い長い影は 何も言わない
前へばかり 行こうとして
君の歩幅に気付かなかった
ふり返ると全てが見えてしまうから
君を探すことができなかった…
心動かす何かに
出会いたくて一日中
東へ西へと歩いてみたけれど
たどり着く道は いつもそこで途切れてしまう
ないものを 見ようとして
先に答えをつくっていた
立ち止まって見上げた朝日に
凍りついた足元を焼かれた…
君のすべてが分かったわけじゃない
でも君のかわりはどこにもいないから
この先も陽は昇るだろう
まぶしさに目を閉じるだろう
閉じたまぶたに朝日が昇った
口のない影は君だった