と思ったけど、なんとなーく気になった。
ミステリーなんだよね、これ。
タイトルはそんな感じじゃないのに。
ミステリー賞総なめって。
どんだけすごいのか?
ミステリーはそんな好きじゃないけど、
ちょっと買ってみたわけです。
「葉桜の季節に君を想うということ」
歌野晶午
文春文庫
おもっしろい!!
途中途中はそんなおもしろくないのよね。
断片的過ぎて、「で、どうなったの?」
て、とこが気になるわけよ。
も、鳥肌っ!
最後すごい!
「え?」って、「なになに?」ってなる。
で、真相?が出ると、「うおーっ」ってなる。
鳥肌!すごすぎる!
この文章はすごい。
先入観か?文章の内容に対して、
先入観が働いてる。どこにもそんなこと書いてないけど、
気にならないし、不自然じゃない。
しかもそれに最後で気付く。
そして人のバイタリティーに気付く。
しかも長いタイトルさえも伏線なんだよね。
きゃーきゃー☆
これぞ文学。
そう思ったのは、この小説は絶対映像化できないから。
最近は小説の映像化が多くて、
とてもとてもつまらない。
文化的価値?が薄い。
何故なら映像化してしまうと、
文章を読むことで養える想像力や人の気持ちが
きちんと養えないし、伝わらないから。
それは違うと思う。
本は本。映像は映像。
本に負けない脚本書く人いないのか?とか思っちゃう。
マンガが原作の映画やドラマばっかだし。
キライじゃないよ?
そうではなくて、なんか薄いよなあと。
ずっとずっと記憶に残るのか?
いつか影響を受けた人がリメイクしたくなるのか。
そもそも影響を与えられるのか。
難しいよねー。
でもこの本は、ほんっとすごい。
2度3度読みたくなるって裏表紙に書いてあって、
ミステリーなのに?って思ったけど、読みたくなるもん。
真相を知った上で読むと、また違うのだろうな。
あ~、満足♪
これはよかったー♪
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