びちゃびちゃだよ・・・
授業はゆっくりと、穏やかだった。
雨の音が聞こえて、のんびりとしてて、何か詩的な情緒があった。
ゼミは思った通りにわけわかんないことになってて、
どいつもこいつも大変だと思った。
研究室にたくさん人がいて、みんながあせり始めて、
ごちゃごちゃしてた。でもこういうごちゃごちゃは嫌いじゃない。
諸江さんからの荷物が届かない。
いろいろ調べたら、宅配ボックスに入ってるらしい。よかった。
えいしゅうに見下されてたらしいけど、今日見直させてやった。
すげえって言われた。能ある鷹は爪を隠すってね。
ふかっちと話をした。いい子だな。礼儀があって。
不器用で(笑) おもしろい。
スニーカーと靴下がびちゃびちゃになって、
作業室で乾かした。おかげで裸足。寒いよ。
もう１０月なんだね。
なんとなく、世界がきれいに見える。
空気がきれいな気がする。なんでかわからんけど。
はるとよくしゃべって、遊んで、うっすーと仲直りして。
コーヒー飲んで、チョコ食べて、雨を眺めた。
あと３ヶ月しかないんだね。
うちがここにいるのも。
みんなとここにいるのも。さみしいね。
さみしいけれど。
哀しいことではないと思う。なぜなら、幸せだから。
さみしいと思える人たちと出逢えたことは、幸せだ。
あと少し。
やるべきこともやって、たくさん遊ぼう。
そんで最後に「ああ、いい生活だった」と笑えたらいい。
そうなるといい。
